ガーデンハックルベリーの育て方

ガーデンハックルベリーは、ナス科の植物で連作しても、
支障の無いものだとされており、カラスも食べないので、
カラス除けの囲いが不要です。余計な手間が掛かりません
特徴としては、ブルーベリーの4倍以上のアントシアニン(ビタミンA)
があるとされています。

有機質(堆肥など)の豊かな土壌であれば、可成り大きく育ちますので
株間は、60㎝ 以上空けて下さい。上手に育てると3~5Kgの実が
取れます。熟していない実は、ジャガイモの芽と同じ毒の成分が有り
決して生食はしないで下さい。

尚、収穫時期ですが、霜が降りても実は、落ちませんので、実が完熟
10月始め頃から黒く成った実の艶が少し無くなり、柔らかくなって、
徐々に採っても良いですし、一気に採って洗わずに2Kgずつ冷凍し
冬にゆっくりジャムにしても良いです。

お一人、1年分の実は8Kgほど必要です。ジャムにすると450ml 瓶
12本になり、毎日スプーンに4~5粒くらい食べると充分の栄養です。
ですから2~3本が家族一人分になりますので、それを目安に
植える本数を決めて下さい。

追肥は、株の勢いを見て、ご判断下さい。元肥が適切であれば、
追肥は不必要な場合もあるようですから・・・余程の乾燥でない限り
殆ど、放って於いても良く、マルチを併用すれば、草取りもせずに
済みますので、各自工夫して上手に育てて下さい。
私は追肥を考えてマルチはしておりませんが、マルチをした方の
実は、大粒揃いなところを見ますと、摘み取り時間を考えると
その方が賢明なやり方のような気がします。 (*^_^*)

来年の苗作りの為、5粒ほど乾燥させておいて下さい。
翌春にコップの水に一晩浸して、揉みほぐすと沢山の小さな種が
下に沈みますので、それをポットなどで苗作りして下さい。
発芽率は100%に近いですからご安心下さい。 
   ジャムの作り方

ジャムはアク抜きしなくても良いですが、私はアク抜きします。

① 枝から房毎とって屋内で実をもぎ取りますがヘタも取る。

② 一度流水で綺麗に洗って水を切り・・・            

③ 大きな鍋に入れて粒が出る位にヒタヒタに水を入れ・・・ 
    沸騰してきたら重曹を入れ1分半~2分程度アクだしをする
(水の色が濃い緑色になる)

④ 鍋ごと冷たい水を入れて流し、温度が低くなったらザルに
   揚げ鍋に戻して流水で綺麗に洗い水が赤紫になったら、
ザルに揚げ水切りをする。

⑤ 暫くおいて大凡水が切れたらホーロー鍋などに入れ   
実の重量の30~50%の砂糖をまぶして馴染ませる

⑥ 実の水分を砂糖が吸ってどろどろ状態になったら火を  
入れ時々、掻き混ぜて焦げ付かないようにし・・・
    煮詰まる手前でレモン・クエン酸を入れて混ぜ火を止め

(私の場合は、4~5Kgを煮詰める厚手の鍋を使っており
実の厚さの2倍以上の深さが必要です一般的な
ホーロー鍋だと2Kgが限界だと思われます)

私は、煮詰まるまで、強火で続けますので、4Kgで
一時間ほど掛かります。そして煮詰まる15分前に
湯煎する鍋に火を入れておきます。

⑦ 砂糖をまぶして馴染ませる時間帯を使って煮沸消毒を
して於いた広口瓶に熱いうちにジャムを入れ
蓋をゆるめておいて15分以上湯煎して取り出し
蓋をキツく締めて、蓋を下にしてひっくり返し
冷めるまで、そのままにして置く。