|
chimut kane
|
atui kuruka
|
e makkakuru
|
atui tomotuye
|
chiyaikotomkap
|
chihunara kusu
|
paye ash awa
|
pirika okkaipo
|
chinukara koroka
|
utonna shiko
|
chiekopankara
|
orowano sui
|
chimut kane
|
atuiso kuruka
|
e makkakuru
|
paye ash aine
|
shine okkaipo
|
chinukara koroka
|
konkane shiko
|
chie kopankara
|
orowa un sui
|
paye a saine
|
pirika okkaipo
|
chinukara koroka
|
shine rettu koro
|
chie kopankara
|
orowano sui
|
chimut kane
|
atui kuruka
|
e makkakuru
|
paye a saine
|
pirika okkaipo
|
chinukara ruwe
|
ene okahi
|
shikihika poro
|
etuhuka tanne
|
kiwa ne koroka
|
chiyaikotomka
|
shirikap ne ruwe
|
ne sekoro
|
ninninkeppo
|
hawe an shikoro
|
ne hawe un
|
|
大きな体の私は
|
海の面の隅々まで
|
強い光で照らしながら
|
海の上を横切って
|
自分に似合う婿さんが
|
いないものかと捜しに行った
|
しばらくの間飛んで行くと
|
いい若者が目に入った
|
だんだん近づくと
|
そのお方は斜視であった
|
それが嫌で私は
|
しばらくの間飛んで行き
|
大きい体で飛んで行った
|
海の面の隅々まで
|
強い光で照らしながら
|
しばらくの間飛んで行くと
|
一人の若者に出会ったので
|
よくよく見るとそのお方は
|
目の色が黄金色
|
それが嫌で私は
|
そのあと再び飛んで行くと
|
その次ぎにまた私は
|
いい若者に出会ったので
|
よくよく見るとそのお方は
|
顎のところに一本のひげ
|
それが嫌で私は
|
そのあと再び飛んで行き
|
大きい体の私は
|
強い光で海の面の
|
隅々まで照らしながら
|
海の向こうへ飛んで行き暫く行くと
|
いい若者に出会ったので
|
よくよく見るとそのお方の
|
器量といえば
|
体も大きく目も大きい
|
鼻だけ少し長いけれど
|
私のようないい女に
|
似合いの男と思ったので
|
その若者を私は
|
お婿さんに選んだので
|
私の夫はカジキマグロ
|
強い魚が私の婿だと
|
一匹のホタルが言ったそうだ
|
|
気の向くまま
|
海の上
|
そこを照らして
|
海の中を横切って
|
自分に相応しい人
|
探そうと
|
旅立った
|
良い男居た
|
良く見たけれども
|
やぶにらみ(ヒラメ)
|
それが嫌だから
|
それから又
|
気の向くまま
|
海の上
|
そこを照らして
|
さんざん行って
|
一人の男居た
|
良く見たけれども
|
金色のまなこ(サメ)
|
それが嫌だから
|
それから又
|
行って次ぎに
|
いい男が居た
|
良く見たけれども
|
髭が一本生えている(タラ)
|
それが嫌だから
|
それから又
|
気の向くまま
|
海の上
|
そこを照らして
|
行って次ぎの
|
いい男が居たので
|
よく見たこと
|
このようであった
|
目が大きく
|
鼻の上が長く
|
しているけれど
|
自分に相応しい
|
メカジキマグロである
|
と
|
ホタルが
|
婿の話
|
言っていた
|
|
|