Monarch Monarch
モナークモナーク
●ジャンル:戦シミュレーション(キャンペーン方式)
● Win95 ●メーカー:
日本ファルコム
●発売日:1998/10/30 ●定価:通常版 7800円 プレミアム版 8800円
- ゲーム内容
- ロードモナークシリーズの流れを引く
リアルタイムパズルシミュレーションゲーム。
今回は、高さの概念とアイテムの追加、
城攻めルールや建造物の強度の変更や、
その他にも細かいルールが変更されています。
プレイヤーは自国の村から自動的に次々出てくるユニットに指示を与えて、自国の村を増やしたり
土地を切り開いたり、敵ユニットと戦ったり敵の村を壊したり、柵を作ったり橋をかけたりして
自国の領土を広げ、制限日数以内に
マップ上にいる全ての敵国を滅ぼすと1面クリアです。
ユニットはユニット同士で合体すると兵数が増え強くなります。そして、ユニットと敵ユニットが
隣接すると戦闘になります。戦闘では兵数の多い方が強く、被害も少なくなります。
自国の領土が広いほどユニットの発生量が増えるので戦況は有利になります。
村や柵や橋を作ったりするにはお金が必要になります。
お金は、税率を調節し税金を徴収することで
得られますが、税率を高くするとユニットの発生率が抑えられてしまいます。税金も領土が広いほど
多く得られます。
敵国を滅ぼす方法には2通りあります。1つは敵のユニットと村を全て壊してしまう方法、
もう1つは敵の城を壊して王様を先に倒す方法です。
王様を先に倒す方法の方はやや難しいですが、
敵の領土をまるまる自分の領土にできるという利点があります。
マップ上に置いてあるアイテムには3種類あり、取ると自国に有利な効果があります。
水晶は、取ったユニットの兵数を1000増やします。
お金は、取った国の所持金を1000増やします。
時計は、取った国以外のユニットの動きを
100日間止めます。
制限時間以内にクリアすると、制限時間の残り+戦闘効率ボーナス−占領率ペナルティ が
次の面への繰り越し日数となり、
繰り越し日数+3000日が次の面の制限日数となります。
繰り越し日数をどんどんためていくとプレイヤーの段位が、最初は22級から始まり、4万日で初段、
10万日で名人と上がっていきます。
- 感想
- 結論から言うとなかなか面白かった。
まず、繰り越し日数の制度が、私の極めること好きの性格に合っていた。どれだけプレイしても
極めようと思えばまだまだ極められるので
なかなか飽きが来ない。
さらに段位制度などが、ゲームを極めたいという欲求をくすぐった。
当然、ゲーム内容も面白い。マップとにらめっこして自分で考えた戦略が大当たりすると
やっぱり嬉しいし、上手くいかなかったときにもう一度考え直すのもなかなか楽しい。
ロードモナークシリーズの楽しさは失われていなかった。
城攻めルールの変更もなかなか良かったと思う。ちょっと面倒くさくなった気もするが、
一発逆転のチャンスもできたので、
これはこれで良くできている。
アイテムの追加も成功しているだろう。
まあ、残念なところも無くはない。
まず、マップに高さが追加されたことで
マップが見づらくなった。
あと、せっかく追加された高さの概念が
あまり活かされてないように感じた。
戦闘時の強さと、一部のマップで、家を建てて近道を作るときと、橋を壊してユニットを落とすとき
しか高さが影響を及ぼさないのは寂しい気がする。もうちょっと何かあってもいいと思う。
この文章で、このゲームの面白さが伝わったかは謎だが、シミュレーション好きの人やパズル
好きの人、または極めるのが好きな人にオススメしたいゲームである。
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