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Elder Blaze
エルダーブレイズ


●ジャンル:2D(クォータービュー)ロールプレイング
● Win95 ●メーカー:日本クリエイト
●発売日:1998/7/24 ●定価:9800円

ゲーム内容
このゲームはローグタイプの 2Dフィールドのターン制RPGです。
ゲームの舞台となるダンジョンは潜る度にランダムに作成されます。

ゲームの最終的な目的は、 ダンジョンの奥深くにある「エルダーブレイズ」というアイテムを
手に入れ、地上に帰還することです。

プレイヤーのクラス(職業)は最初はノービスしか選べませんが、ダンジョン内にある神殿に
たどり着くと、ファイター、シーフ、アーチャー、ウィザードの4種類の職業に転職できます。
ファイターは攻撃力・防御力が高いが知性が低いなど、クラスによって違った特徴を持っているので、
それに応じてプレイ方針を変える必要があります。

ダンジョン内では、プレイヤーと共に戦ってくれるスクワイヤという 生物が一緒についてきてくれます。
スクワイヤもプレイヤー同様にパラメータをもっており、それによって、攻撃タイプ、防御タイプ、
支援タイプ、アイテム士タイプなどに変化し、プレイヤーの補助をしてくれます。
スクワイヤの使い方がゲームに大きな影響をあたえるでしょう。

ダンジョン内には、武器や防具や指輪、薬や杖や巻物など様々なアイテムが落ちています。
それらは最初、どのようなアイテムか分かりません。そこで、鑑定するか もしくは実際に使ったりして
その効果を確かめる必要があります。 しかし実際に使うと、呪われたアイテムだったり
自分に悪影響を及ぼすアイテムだったりすることがあるので注意が必要です。

装備アイテムには耐久度があり、あまり長く使い続けると壊れてしまいます。
また、プレイヤーのパラメータには空腹度というものがあり、食料を食べないと死んでしまいます。
そのためダンジョン内では、どんどん下に潜って、新しい装備や食料を拾い続けなくてはなりません。

プレイヤーがやられるとレベル1で地上に戻され、 ほとんどのアイテムを失った状態になります。
その際、プレイヤーとスクワイヤのレベルや何階まで潜ったかなどを点数で評価され、
ランキングに表示されます。

感想
結論から言うと結構面白かった

このゲームでは、一度やられてしまうとほぼ最初からやり直しという感じなのだが、それが
良い緊張感として作用していると思う。

ダンジョン内では、1ターン分の移動によって、凶悪な特殊攻撃を持った敵から
逃げられなくなってやられてしまったりと、ほんの数ターンの行動が命取りになるので、
普通のRPGにはない戦略性があって面白い。
他には、アイテムを調べたくても鑑定アイテムが無く、実際に使ってみないと効果が分からない
場面などでも、「このアイテムは呪われているんじゃないか」と、ドキドキする。
とにかくあらゆる行動が致命的な失敗に至りかねないので、ゲームを通して緊張感がある。

ランキングのシステムも、極めるのが好きな私の性格に合っていた。もっと良い得点を取りたくて
何度もチャレンジしてしまう。

このゲームは、要はローグ(というよりネットハックか)にグラフィックを追加したゲームなのだが、
それゆえか、オリジナリティーは乏しいが、 完成されたゲームシステムを持っていて楽しかった。
日本クリエイトのホームページでランキングをやっているので、もしすごい点数を取ったら
参加してみてはいかがだろうか。(ランキングは現在行われておりません)
2000/7/5更新