大逆鱗
だいげきりん

●ジャンル:アクションＲＰＧ（トップビュー）
● Win95 ●メーカー:ゲームバンク
●発売日:1996/09/19 ●定価:7800円

ゲーム内容 伝説の宝剣「逆鱗の剣」を求めて ダンジョンに潜って戦うアクションRPG。 ダンジョンは全部で99万9999階まであり、 地上の町とダンジョンを行き来しながら ダンジョンの深部を目指します。 ダンジョンに入ると、モンスターの住処から敵が発生して 主人公に向かってきます。 主人公は、剣や装備アイテムから飛び出す 弾を敵にぶつけて、敵を倒していきます。 剣から発射される弾は、剣の種類によって いろいろな動きや効果を持っています。 貫通する弾、３方向に飛ぶ弾、レーザー、敵を石化させる弾など、その種類は様々です。 鍛冶屋やアイテムで、武器や防具などの装備の強化を することもできます。 敵も、弾を飛ばす敵や、攻撃すると分裂する敵、壁を壊して突き進んでくる敵や、突然 背後にワープしてくる敵、宝箱に化けている敵など、多彩な攻撃を仕掛けてきます。 敵を倒すと経験値がもらえます。この経験値は他のRPGとは違い、 モンスターの 種類別で別れていて、この経験値がたまると、そのモンスターに対して大ダメージを 与える確率が高まります。 ダンジョン内は迷路のようになっていますが、主人公は壁にぶつかることで 壁を破壊 できます。そして下の階への階段を見つけたら、宝箱から見つけた鍵で扉を開けて、 次の階へ降りて行きます。 感想 私個人の評価としては まあまあかなという感じだった。 まず言いたいのは、このゲームには 緊張感や戦略性が無いということだ。 敵との戦闘は、ただ単に弾を敵に向けて連射していれば良いだけだし、ダメージを受けても、 危なくなったら自動的に薬を使って回復してくれるし、たとえ敵に挟まれても、壁を壊して 逃げれば、簡単に危ない状況から脱出できてしまうなど、あまり頭を使わないでダラダラと マンネリと化したダンジョンを進み続けるのは 少々苦痛だった。 では、このゲームの良いところは何処かと考えると、それは アイテムの種類の豊富さ ではないかと思う。このゲームのアイテムはとにかく種類がたくさんで、それぞれが様々な 効果を持っており、それが全てのアイテムを集めたいという欲求を誘った。 装備の強化システムもなかなか良いと思う。 あと細かいことだが、逆鱗シリーズの装備が何階にあるのか、もう少し情報が欲しかった。 実際に私は、逆鱗の剣は99万9999階にあるのだと思いこんでいたので、ワープアイテムで その階を飛び越してしまっていた（最下階にもあるアイテムがあるのだが）。 とにかくこのゲームは、中盤からプレーがマンネリ化するので、アイテム集めと装備の強化 がどれだけ楽しめるかで評価が分かれるだろう。このゲームは意気込んでやるゲームでは なく、暇なときにちょっとやるのには良いゲームだと思う。