大森 2014年8月
(第3部 チコ島津 追悼ライブ)

 

2014年8月3日(土)

チコ島津こと島津清氏が7月18日に病気のため他界されました。
ローグス創世期からのメンバーで
明るいキャラクターと抜群のステージ・パフォーマンスで
プロミュージシャンからも高く評価されていたチコさん。
伊波さんより5歳若く、まだ60代。
ローグスと言えば、チコさん。
浜松から毎回通ってくるのが当たり前と、すっかり慣れていましたが
いなくなって、その大きさを知る?
それはこれから次第にわかってくることだとは思いますが
今は、まだ実感がありません。
「今日はたまたま休みだった」そんな感触を、メンバーは持っています。

メンバーにとっても突然のことであり、
まだ、「追悼」という言葉も実感がありませんが、
それでも、8月3日の大森はチコさんの追悼ライブにしよう、ということで
急遽準備を進めてきました。

Tito Puente の直弟子ウィリーナガサキさんも駆け付けて下さいました。
実は「チコ」という愛称はBobby Shew が名付け親。
日本人離れした(?)島津さんを見事に表現してますよね。

 

 

第3部のユニフォームは通称「クロ」の
ユニクロの黒いポロシャツ。
別のライブから駆け付けたYOSHIも含め
パーカッションセクションは白。

 

 


お客様は、チコの訃報をご存知なかった方がほとんど。
伊波さんが告げた時は驚きの声が出ました。

 


小さいころからチコ「師匠」を目標にパーカッションを習って
ついにプロとなったYOSHI。
チコさんも本望だったでしょう。
ローグスでは、若手のパーカッショニストがたくさん修行しています。
チコ、YOSHIの後に続けるよう、頑張って欲しいです。

 

 


各セクションから代表がチコさんの思い出を語りました。
Tp風間氏とshigicat はほとんど同時加入ですが
当時のチコさんは、結構こわもて
昔の写真を見ると、 「その筋」の方にしか見えません。
それが年齢を重ねて、誰からも親しまれる
ステージでのあの笑顔になっていったのですね・・・
お客様が気付いたかどうかわかりませんが
チコさんは、難しい「キメ」とかを覚えるのは、あまり得意ではありませんでした。
しかし、ステージパフォーマンスがあまりに素晴らしいので
細かいことは、ほとんど関係なくなってしまって、
結局、喝采を 浴びるのはチコさん、とにかくすごい人でした。


 

 

 

 

 

チコさんは一時、浜松で焼き鳥屋を開業したことがあります。
チコさんの料理の腕は大したものでした。
東京キューバンボーイズの見砂直照先生が
開店祝いに直筆のパネル4枚をチコさんに送りました。
見砂先生の腕もプロ級。 当時のチコさんの様子もよく わかるでしょう。

 

第3部の曲目
選曲の基準は、「チコさんが覚えていた曲」

チビリコマンボ
闘牛士のマンボ
El Cumbanchero(YOSHI のボンゴソロ)
Oye Como Va
Mambo No.5
Mambo Jumbo
テーマ(Without You)

ローグスの定番とも言えるこれらの曲目を
もう、チコさんと演奏することがない、というのが未だに信じられません。


 

ライブ終了後は、チコさんの遺影に手を合わせるお客様の
長い列ができました。