Always Run To You


―――― Any Road That You Choose
I Can Always Run To You・・・

 どう考えても不利な戦いだった。

 対するは空恐ろしい程の戦闘能力故に、自国の兵士から絶大な信頼を得る ルカ・ブライト率いる軍事国家ハイランド。「輝く盾の紋章」とその素直な 人柄故に人が集まり来る、未だ少年と称した方が適切であろう指導者の下に ある同盟「軍」とは名ばかりの雑多な集団。最大限の贔屓目で見たとしても、 勝利の女神は一方にのみ微笑んでみせるだろう。
 自分達を慕って、マチルダからこの争いに馳せ参じた赤騎士団、青騎士団 兵士達と、ビクトール、フリック等の下で傭兵であった者達はまだいい。 ハイランドに反旗を翻したこの集団を頼ってやって来る者も数多く、そして その殆どが例外なく戦いの経験を有していない。
 これだけ人が集まれば、食わせていかねばならないし、衣服や日常雑貨、 防具といったものも当然必要になる。戦闘能力を有する一分の女性を除いて、 女子供はこの集団が生きている為の後背の備え、とでも言うべき仕事に従事 させ、農業や漁業の経験の有る者を食料自給の為にと配し、そして戦闘要員に なる見込みの有る者は、戦う術を教えていかねばならなかった。
 秀麗な美貌の軍師は、例によって淡々とした口調と表情で「騎馬兵の育成は、 マイクロトフ、カミューに任せる。次回の会戦が何時あるか解らないが、出来 るだけ『戦える』様に仕上げておいてくれ」と言ってのけたものだ。
 馬にすら乗ったことの無い者達の中から、見込みの有る者を選抜し、乗馬と剣の扱い 両面から鍛えねばならないのだから、並大抵の苦労ではない。それぞれの騎士 団をまとめ上げ、更にはそうやって経験の無い者に訓練する体制を築き、命令 系統を確立させ、戦闘の何たるかを教えていくのは、全く気が遠くなる作業 だった。


 文字通り昼夜を問わず訓練をし続け、何とか馬に乗る姿もそれぞれ堅さが 取れてきた頃のことだった。本拠地である城は夕暮れも近く、気の早い者 から晩餐を終えており、中にはまだ日も沈まぬというのに、早々と酒を汲み 交わす者さえ居た。
 元マチルダ赤騎士団長カミューは、軽い夕食を終えて部屋に戻ろうとして いた。彼の姿を認めて、女性達が声をかける。穏やかな微笑でそれに応じて いると、聞き慣れた声が自分の名を呼ぶ。
「カミュー!」
 立ち止まって彼を待ち、微かに苦笑地味た微笑を浮かべる。昼食を共に摂っ てから再び訓練に勤しんでいる間に、マイクロトフの姿が見えなくなっていた からである。互いに子供ではないから、別に姿が見えない程度では心配は しないが、やはり一言位は言付けを残していって欲しいものだ。これは彼の 気性であるから、今更どうのと言った所で詮無き事だったが。
 駆け寄ってきた僚友に、端正な眉を微かにしかめて抗議の意思を示す。
「訓練を放り出したな、マイクロトフ。お前らしくもない」
「済まん。それより、カミュー。少し付き合ってくれ」
 言うなりカミューの腕を掴んで、厩舎の方へ向かう。大股に歩くマイクロトフ に、面食らった様にカミューが問うた。
「おい、何処に行く気だ?」
 擦れ違う人間が、奇異な視線を自分達に向けているのが解った。例によって、 マイクロトフはそれを全く気にしてはいないらしい。鈍感であるのではなく、 昔から彼は何ら恥じ入ることではない、という信念があるらしかった。
 幾らか世間一般の常識に近い感覚の持ち主であるカミューは、白皙の頬を 微かに赤らめて怒った表情になる。それを見下ろしながら、マイクロトフは 微かに笑う。
「いいから。着いたら説明する」
 それぞれの馬を厩舎から出させると、そのまま次第に暮れつつあるノース ウィンドの荒野に、馬を走らせる。
「―――― 一体何処へ行く気だ、マイクロトフ。感心しないぞ、ハイランド と雌雄を決する日が近付いているというのに」
 カミューが微かに不満そうな表情を浮かべてそう言うと、マイクロトフは 静かに微笑を返すのみで、それ以上は何ら言葉を発せようとしない。
 馬をしばらく走らせると、本拠地をやや離れた位置から見下ろす、小高い丘 の上に出た。この場所からは城の背後に広がるトランの湖と、その向こうに 沈む夕日が見事な対照を形成している様が一望の下にあった。沈みゆく夕日の 最後の残照を受けて、空と湖は息を呑む程の見事な緋色に染まっている。家路 を急ぐ鳥達が、慌しく空を翔けていく。
「―――― すごいな・・・」
 我知らず感嘆の息を吐き出したカミューに、マイクロトフは馬から降りる様 促した。乾いた草の上に敷布を敷き、マイクロトフがその上に座したので、 カミューもまたその横に腰を下ろした。
 荷物の中から、マイクロトフは一本のワインとグラスを二つ、それと簡単な酒肴 を取り出した。
「・・・その・・・なんだ。誕生日おめでとう、カミュー」
 照れくさそうに微笑しながらマイクロトフが言った言葉に、たっぷり10秒程 は沈黙していただろうか。沈黙の後に、やや堅い声が返答を紡ぐ。
「・・・誕生日・・・?」
「そうだ。自分の生まれた日も忘れたのか?」
「・・・最近忙しかったからな。・・・だが、私の誕生日は丁度一月先なんだが」
「・・・・・」
「・・・日付は合っているけどね」
「・・・銀弓月の15日だろう?」
「・・・今月は蒼水月だ」
「・・・・」
 沈黙したままのマイクロトフに、カミューは思わず吹き出す。今月が何月で あるのか解らなくなっていた男は、大仰に頭を下げて、謝罪の言葉を口にする。
「―――― 済まん!!!」
「いいさ。お前も疲れているんだろう?」
「・・・昼過ぎに思い出してな。慌てて出掛けたんだが・・・」
「せっかくだから飲もうか?そんなに落ち込むなよ」
 マイクロトフが余りにも落ち込んでいるので、カミューは苦笑と共に「年長 者の威厳」を見せるべく、提案した。たかだか1年で年長者も何もありはし ないが、この真摯な青年の前では、時として「控えめで物事を良く弁えた年長 者」としての顔を見せる必要がある。
 それは決して不快な感覚を自分に与えはしない。それが何に起因するものか、 自らですら正確に理解は出来ない。人の心は、全て言葉で言い表せる程簡単な ものではないのだ。
 ただ一つ確かなのは、マイクロトフと共に在ることは、いつでも深い安ら ぎを自分に齎す、ということ。どんなことが在っても、決して揺るぐことの 無い、それはカミューにとっての真実だった。
 マイクロトフが用意したワインは、マチルダで騎士団長の地位に在る分には 決して入手困難ではない種類のものだった。ただ、騎士団領外に流れること は殆ど無い。頑なな保護下に置かれており、このワインを飲みたければマ チルダに来い、と言わんばかりの状況にある。値段も騎士の端くれに在る内は そう簡単に購入可能なものではない。
 芳醇な香と口当たりの滑らかさが、カミューがこのワインを好んで飲んだ 理由だった。酔い心地も上々で、いつでも良い気分にしてくれる。
 このワインが常にカミューの私室に常備されていたことを、無論マイク ロトフは知っていた。それ故に、この日の記念にと探し求めてきたのだろう。
「―――― お前、一体何処まで行ってきたんだ?そう簡単に手に入る筈 無いだろう?」
 芳醇な香りと味を久々に味わいつつも、カミューはついそう問うてしまう。
「とある交易所。別にいいだろう、入手方法なぞ。お前が楽しんでくれれば、 俺はそれで良いんだ」
 真摯な笑顔でそう言われて、カミューは何と返事したものか、言葉に詰まっ てしまった。照れ隠しの為に、グラスを傾ける。否応なく故郷を思い出す味だった。
 思い付いたままに馬を走らせて手に入れたこの贈り物は、受け取った側の 心を多少なりとも慰めただろうか。その答えを求める様に、マイクロトフは カミューの端正な横顔を見詰めている。


 カミューの顔を、残照が赤く染め上げていた。さながら返り血に濡れている 様に。戦場での彼は、その繊細な容貌からは想像も出来ぬ程に強靭だった。 戦塵にまみれながら敵兵を斬り、その息の根を止めて悠然と佇む。その姿は、 余りにも整い過ぎた容貌が故に、逆に鮮烈な印象を他人に与えずにはいら らない。
 沈みゆく太陽が織り成す荘厳な景色を、カミューは魅せられた様に眺めて いた。思えばエンブレムを投げ捨て、マチルダを捨ててから、早数ヶ月になる。 その間ずっと戦いに次ぐ戦いであり、そうでなくば戦いの準備に明け暮れて きた。ずっと共に歩み、同じものを仰いでいることには何ら変化が無かったが、 二人きりで過ごす時間はほぼ皆無だったと称して、決して過言ではない。
 同盟軍の中での女性の人気は、カミューはおそらく1,2を争うだろう。 端正に整った顔立ち、すらりと伸びた長身。物腰の柔らかさと、相手がどんな 子供であろうとも「レディ」と呼びかけるその徹底した紳士振りは、女性 であれば誰もが好感を持たずにはいられまい。
 容貌の秀麗さなどなら、例えばシュウやフリックなども異論の余地無く人目 を引く顔立ちであったが、軍師はやや近寄り難い印象を拭い切れず、フリック に至っては剣に名を付ける程に愛した、生涯唯一人の恋人を失った痛手から 完全には立ち直ってはいないことが、まことしとやかに噂されていた。
 それ故に、うら若き女性達の間では、カミューの人気は極めて高いもので あった。それでも、マチルダ時代から現在に至るまで、彼には浮いた噂が余り 無かった。無論全く無いという訳ではなかったが、女性に接する日頃の行動 から考えると、恋愛の数は極めて少ない。マイクロトフ自身が女の話などを しないせいもあるのだろうか、という思惟は常に自分の内に在るのだが。
 もっとも実際のところ、本人が気付いていないだけで、マイクロトフもまた 女性達にかなりの人気があるのだ。当の本人は全く意識しておらず、また気付 いたところで困惑するだけだったろう。
 自分の視線の先には、いつでもある人だけが佇んでいる。
「・・・カミュー」
「・・・なんだ?」
「こんなことになったのを、本当に後悔してないか?ゴルドー様はお前を気に 入っていた。俺に付いてこなければ、お前はゆくゆくはマチルダの指導者たる 地位を得ただろう。それを全部投げ捨てさせて、本当に済まないと思っている」
 形の良い眉を微かにしかめて、カミューは静かな口調で言った。
「・・・もう後戻りは出来ないんだ、マイクロトフ」
「だからこそ思うのだ。俺はお前から将来を奪ってしまったのか、と」
 薄暮が周囲を包みつつあった。大気は急激に熱を失っていく。慣れた手付き でマイクロトフが火を起こす。勢い良く焔が燃え上がり、天を焦がす。
「・・・マイクロトフ、お前の方がずっと後悔しているみたいだな」
 カミューの端正な口元に、我知らず苦笑地味た微笑が浮かぶ。この道を選び 取ったのは、他ならぬ自分自身の判断であるというのに、マイクロトフは 自責の念を感じずにはいられぬらしい。
「・・・俺一人だったら、別に後悔などしないがな」
 揺らめく焔を見詰めて、マイクロトフが小さく呟く。
「―――― もし誰か別な人間がマチルダから出たとしても・・・お前は付いて いったか、カミュー?」
 突然の問いに、カミューは思わずまじまじとマイクロトフを凝視せずには いられない。
「・・・どういうことだ?」
「・・・お前が騎士の誓いを破ったのは・・・俺のせいなのではないか?」
「・・・・」
「―――― 俺だからこそ、付いてきたという考えは間違えているか?」
 カミューは即答しなかった。手元のグラスを所在なげに弄びながら、視線を 落している。久遠にも思えた沈黙の後に、静かな声が告げる。
「―――― 答えは解っている筈だ。マイクロトフ」
 湖に沈む太陽の最後の残光を一瞥して、カミューはグラスを傾ける。
 全く悪びれた様子もなく、真摯な表情でマイクロトフはカミューを見詰めて いた。
 その答えは自らの内にあるのを知って、それでもなおこうして問いかけるの は、フェアではないとふと思う。カミューのそんな心の動きに気付いた様子も なく、マイクロトフが重ねて問う。
「・・・お前の口から聞きたいんだ」
 叶わない、と思う。お前がそうして私に問う度に。
 お前の考えを語る度に。お前にとっての騎士道を語る度に。
 お前に強く惹かれずにはいられない。
 意識の深い部分で、いつでも。青い軍服を端然と見に付けて、静かな仕草 で佇むお前が居る。
 触れているのに、何故不安になるのだろう。互いの肌の熱さを知り、その 寝顔を眺めていても、何故安心できないのだろう。
 言葉というしろものは、場合によってはこの上なく厄介であるかもしれない。 あえて口の端に載せなくとも、解っていると思っていた。どんなに確かめ あっても、決して安心など出来ない。想いが深くなればなる程、人は不安に 苛まれていく。
「―――― 今更どうして不安になるんだ」
「ずっとお前に聞きたかった。今しか無いと思うから、聞いた」
「―――― いい加減にしないと、怒るぞ」
 形の良い唇を噛み締めて、カミューはマイクロトフを睨み付ける。
 自分を見詰める、その毅然としたマイクロトフの視線に、由も無くカ ミューは波立つ意識を感じていた。思わず苛立った口調で更に言い放ってしまう。
「お前は私に何を言わせたいんだ?」
「抱いていても、不安になる。お前は何処かに行ってしまいそうな気がする」
「・・・・どうしてそう思うんだ?」
「―――― その・・・お前は誰にでも優しいし・・・」
 マチルダ騎士団で赤騎士団長地位にあった青年は、思わず言葉を失って マイクロトフを見詰める。
「・・・・お前・・・ひょっとして嫉妬してるのか?」
 頬を微かに染めて、マイクロトフは即座にそれを否定した。
「俺は別に嫉妬なんかしていない!」
「・・・世間一般では、それを嫉妬と言うんだ」
 今までに、マイクロトフがカミューに対してこういった独占欲めいたものを 示した事は一度も無い。カミューは男女を問わず、誰にでも等しく穏やかに 接してきた。それに対してマイクロトフが何か言ったことは、一度も無い。 城下の女性達からプレゼントされたり、更にはゴルドーから度を越した寵愛 を受けていても、マイクロトフは何も言わなかった。
 平然として見せたその胸の奥で、彼は激しい嫉妬を感じていたのだろうか。
 そう認識することは、不快では無かった。逆に彼の新たな一面を見い出せた ことが嬉しかった。
 憮然とした表情のマイクロトフに、カミューは苦笑が浮かぶのを堪え切れぬ まま、務めて穏やかな口調で言う。
「どうしてそんなに不安になるんだ?俺に触れていいのは、お前だけなのに」
 堅い表情を崩さぬまま、マイクロトフが答える。
「・・・知っている」
 触れても不安になる。否、触れたからこそ、不安が自らを苛むのだ。
「心配しなくても大丈夫だよ。私はずっとお前の傍にいるから」
 深い情感を込めて、カミューがそう言った。なおも憮然とした表情を崩さない マイクロトフに、窘める様な微笑を浮かべる。秀麗なその笑顔に意識を奪われ ながら、マイクロトフは静かに告げた。
「・・・カミュー。俺は、エンブレムを捨てたあの時、失って怖いものなども う何一つありはしないのだと思っていた。だが、俺はお前を失うのは正直に 言って、何よりも恐ろしい。俺自身が死ぬよりも、お前が傷付く方が遥かに 怖いのだ。だから・・・」
 愛情は、時として人を脆弱にさせる。手に入れた刹那、失うことを恐れ始め てしまう。
「―――― ずっと俺の傍に居てくれ。お前を失いたくないんだ」
 カミューの美しい瞳に、微かな感情の波が揺れたことを、果たしてマイク ロトフは気付いただろうか。薄い闇の中では、互いの顔をはっきりと見 ることは出来ない。
 これ程にはっきりとした言葉を、マイクロトフが口にしたのは初めてだった かもしれない。
 不意に、マイクロトフは鼻先にカミューの髪の香りを感じた。
 マイクロトフの首を抱き止める様にして、カミューは青い軍服をした青年に 体を寄せていた。互いの心音さえ聞こえる程の距離。腕を回してその体を抱き しめながら、マイクロトフは静かな口調で問うた。
「―――― 何処へも行かないな?」
 マイクロトフの言葉に、カミューは唇を重ねることを以て解答とした。男 としては意外に細い腰を抱き寄せて、マイクロトフはカミューの唇を再び自 らのそれで覆う。軽い口付けを繰り返しながら、マイクロトフはカミューの 体を強く抱き締める。
「・・・カミュー・・・・」
 恋人が幾度となく自分の名を呼ぶ。甘い感覚。腕を彼の背に回して、カミュー はその感覚に酔う。
 枯れ木が焚き火の中で小さくはぜる音が響き渡る。
 すっかり飲んでしまったワインの瓶が、星の光を静かに弾いていた。


 並んで草を食んでいた互いの愛馬を、優しい仕草で撫でているカミューの 後姿を、ただひたすらに見詰める。軍服の襟まで端然と整えて、先程までの 嵐の余波を何ら伺わせぬ、静かな横顔だった。
「・・・カミュー」
 口から滑り出た言葉。自ら意識せぬままに、マイクロトフはカミューの 名を呼ぶ。
 静かな微笑を湛えて、カミューはマイクロトフを省みた。端正な唇が、 静かな答えを紡ぎ出す。
「―――― お前がどんな道を選んでも、私はお前に付いていくよ」
 その笑顔が、マイクロトフにとってどれほど大切な存在であるか、カミュー は気付いているのだろうか。この笑顔故に不安に苛まれ、高揚し、そして目 を離すことが出来ない。
 愛している。お前を、お前の存在そのものを。
 ずっと傍に居たい。互いの命が終焉を迎える、その刹那まで。お前を抱き 締めていたい。
 星明かりの下、ひんやりとした風が二人の火照った肌に心地良い。
 何一つ他には目標の無い荒野の中、たった一つの明かりを目指して馬を 走らせる。僅か数ヶ月で故郷とすら称し得る程に自分達を受け容れている、 懐かしい城へ。
 この戦いに勝利を収め、そして新たな生を築き上げていくために。



THE END

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 お目汚しでした。作者の小石川蘭と申します。正真正銘の青×赤お初もの。 るりん様、こんなんでごめんね。テーマに頂いた「ワイン・二人きりでお出 かけ・カミューがマイクに付いてきた理由」をクリアできたかしら。タイトル は BON JOVI のふっるい曲。「お前がどんな道を選んでも 俺はお前の下に 駆けていくから」という辺りが青×赤かと思いまして、選びました。月の名前 は適当。語呂で合わせた。
 るりん、へぼくてごめん。初稿にはその手のシーンさえ想像が付かない健全 な話だったのですが、るりんさまと推敲したところ、何だかちょっとだけえっち になりました(ぐはあ)なかなか決まらなくて、何度も電話させちゃって ごめんね。暗転して後は、皆さまそれぞれご自由に想像なさってね。 怒っちゃいやん。初めてだから優しくして下さらなくちゃ(はあと)精進するから許してぇ〜(遁走)


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