※今回の話も再び性描写が強くなっておりますので、ご注意ください※

 

-----千年の王国・百の夜------

 

 

《 第十三夜 》

 

 

まるで至上の宝物を扱う様に、シャアはアムロの身体をそれは丁寧に優しくベッドに…そっと下ろした。その様子にアムロは堪えきれず笑い声を漏らす。
「…どうした?」
ゆっくりとその身体に覆い被さりながら、シャアは努めて最上級の紳士を装ったというのに、何故笑うのかな?…と怪訝な表情を見せた。
「…貴方って…本当に女性には優しいんだなあ、と今更ながら思ったからさ…」
「私が優しくしたい女性は君だけだよ…アムロ」
その言葉に優しい笑顔を見せながらアムロは応えた。
「大丈夫…ちゃんと皆に優しい貴方が…俺は大好きなんだから」
彼の過去の女性関係を責めるつもりもないし、昔の事に嫉妬をしているわけでもない。ただ純粋に…紳士的なその態度を褒めているつもりなのだが。
シャアの端正な顔が近付いてきて、鼻が触れ合い…軽いキスを一つ。
「こんな貴方が見られるのも…女になったから…なのかな?」
「ある意味酷い言われ様だな…男の君にだって私は優しく接したぞ?」
そうは言っても…男同士の時は、常に戦時下の状況で余裕が無くただ沸き上がる欲情のままに…互いにとても激しく強く求め合った記憶しか無いのだが。
しかし、もし男同士でも「恋人」として愛し合えたなら…確かにシャアは優しくしてくれたに違いない、とアムロはちゃんと解っている。

再び唇が触れ…熱く求め合う。今日は…もう何度目なのかも解らない程にキスをしているのだけれど、何度も幾度もこれを交わしても…この歓喜は変わらない。こんなにも互いを強く求めている。相手が自分を欲しがってくれるのが痛い程に感じとれる。それが解るのは…NT能力のせいでも何でもない…ただ…
互いを強く愛しているからだ。
沢山のキスを交わしているうちに…アムロの身体が微かに震えだして来た事にシャアは気が付く。そっと顔を離して、赤い癖毛を撫でながら
「心配するな…大丈夫だ」
と殊更優しい声を掛けた。そして数多くのキスで艶やかを増した表情を柔らかく覗き込む。アムロは軽く溜息を付いた。
「ん…平気…怖いワケじゃないから…多分…」
そう言いながらも、自分の背に回されたその掌からも、微かな震えを感じるのだが。
「無理はしなくていい…出来る限り優しくするよ…」
シャアはそっとアムロの額や頬にも優しく唇を押し当てる。
「うん…解っているよ……シャアに任せる…から…」
そうは言っても自分の内から来るゾクゾクと感覚は…もし本当に「怖い」のだとしてら、それは破瓜の痛みを予想する怖さではなく、未知の感覚を感じてしまう怖さだ。「女性」としてシャアに抱かれる事、愛される事は…いったいどんな「感触」であるのか…まるで予想も付かない事である。それが「怖い」と感じても…それでも…自分はシャアに愛されたい。
宇宙を思わせる深い藍色の瞳が潤んでシャアをじっと見つめる。そして柔らかな笑顔を見せた。
「…シャア…俺を…いっぱい愛してね……」
「…アムロっ…」
たまらずシャアはアムロの身体を強く抱き締めた。まるで十代前半…青二才の頃の様に、強く沸き上がる性欲を隠すつもりもなく……

 

再びキスを交わしながら、片手をアムロの豊かな膨らみへと忍ばせる。今のアムロはパジャマ姿である。どうしても、という希望でベッドに運ぶ前にシャワーを浴びたからだ。
幾度も抱き合って感じていた通りに、この布地の下には何も着けていない様だ。そのまま掌でその胸の形を確かめる様に撫で始めた。
「あっ…んっ…」
アムロの漏らす甘い声が心地良い。こうして仰向けになっていても自分の掌に収まらない…この大きさも形も見事なものだ…とシャアは再び素直に感心している。とても柔らかく、だが弾力があるそれを、形を変える様に布地の上から揉み扱いた。その度にびくびくっと大きく震えるアムロの身体がとても愛しい。
「は…シャ…あっ……」
間接的な愛撫にもどかしさを感じる様に身体をくねらせている。その態度に口元を吊り上げて、シャアはパジャマの釦に指を掛けた。難無くそれを全て外すと、アムロの驚き真っ赤になったその可愛らしい顔をじっと見つめる。
「…見せてくれるね?君の全てを…」
「あ…灯り…消すの…だ、だめ?」
「駄目だ」
有無を言わさぬ蒼氷色の強い視線を受けて、アムロは諦める様に瞳を閉じた。
パジャマの襟がシャアの指によって左右に開かれ…上半身が空気にさせされる感覚を感じて、アムロはふるっと身を震わせた。同時に開放感に喜ぶ様に豊満な乳房がぶるんっと揺れる。相変わらず美しく瑞々しい大きな水蜜桃を思わせる…シャアは感嘆しながらその果実に魅入った。仰向けでいてもこの大きさと美しい形を保つそれにそっと触れてみる。理想の柔らかさと弾力を持って指が沈む。少し動かしてみれば、アムロの全身が大きく波打った。
やはりココはとても感じるらしい…名残惜しいが…今は…
乳房から指を離して、パジャマの下衣へと手を伸ばす。ゆっくりと引き下ろすと、シャアがプレゼントした真っ白なレース主体の下着が目に入る。…「初夜」の下着としては大変上出来であろう…というデザインである。アムロが今夜それを選んだという事実が嬉しくて、思わず口元が緩んでしまう。パジャマは上も下も取り去り…アムロをそのセクシーなショーツだけの姿、とした。
「あ……やだっ……」
シャアのあまりにも強い視線を感じて、アムロの手が堪らずどこかを隠そうと宙を彷徨ったが、彼はそれを許さなかった。己の下で震えるその少女の様に不安げに揺れる…だが大人の女性としての艶も充分に漂わすその表情…そしてただ「美しい」としか言いようがない、アムロの身体を隅々までじっと見つめる。綺麗で豊満な乳房…アムロは元々細いが、そのラインは見事な流線型を描いて腰へと流れる。そしてそのまま女性らしいむっちりとした…しかし太過ぎない理想の太股へと続いているのだ。以前とあまり変わらない様に思える…きめ細やかな白い肌は相変わらずしっとりと吸い付きそうだ。
今のアムロは…自分が今まで見たどの女性よりも美しい。そう思ってしまうのは贔屓目だろうか?自分が心から愛するアムロだから…そう見えてしまうのか…。そんな判断にも迷う程に、目の前の身体はあまりにも見事過ぎるのだ。
「…とても綺麗だよ…」
素直なシャアの言葉にアムロは思わず瞳を開けた。
「あっ貴方みたいな美形からそう言われるの…何だか…もの凄く恥ずかしい…んだけど…」
「?変な事を言うのだな…何故だ?」
本気で不思議そうな彼の表情を見て…確かにこの男は超絶美形であるクセに自分の容姿には案外無頓着なんだよな…と思い出す。シャアの今の言葉に全く偽りが無い、と言うのも…嫌でも解ってしまう。だからこそ…
…そんなに嬉しそうに…見るなよっ…もうっっ
とその熱い視線が本気で恥ずかしい。
そして自分の心の奥に芽生える不思議な感覚の歓喜…
彼が「綺麗だ」と言ってくれるのが嬉しい…彼の熱い眼差しがやっぱり嬉しい…
……やっぱりコレってさ……
ふとシャアの長い指がショーツの紐へと触れた。アムロはハッとして思わず身体を強張らせる。
その様子にシャアは「…いいね?」と一応許可を求めた。震えながらアムロは小さくコクン…と頷いた。そして視線を彼から逸らす。
…なんで…こんなに恥ずかしくて…そして…少し…怖い…んだろう?
…やっぱり…一応…えっと…処女?…だから…なのか?
先程感じた不思議な感覚と同様に……自分の心が本当に「女」になっていくんだ…とアムロは漠然と、しかし確信を持ってそう感じた。
そして「女」としてシャアに愛されて…それで…じゃあ今までの自分は……?
俺は…その全てが変わって……そして…?
ふと、シャアの掌が自分の髪を撫でている事に気が付いた。思わず彼の顔へと視線を戻すと…この上もなく優しい表情で彼は自分を見つめている。
「…私にとってのアムロは…ずっと変わらないよ…この先も、だ」
「…………………」
何故解ったのか…と何か言ってやろうと思ったのに…言葉が出なかった。そのまま彼の首へと腕を回してぎゅっと強く抱きつく。目元がじんと熱くなってきた。
こんな時でもシャアは優しい。自分をとてもとても大切に想ってくれる。
自分がこの男をこんなにも愛した事を…アムロは心から誇りに思うのだ。

 

シャアの指がショーツの結び目を外している。これは両脇をリボンで結んでいる状態なので…アムロは、ああそういう脱がせ方するんだ…と思いながら、大人しくそれに従っていた。
小さな面積をレースに縁取られたその布をシャアは殊更ゆっくりと外す。これでアムロは本当にその全てを、この愛する男に見せる事となった。
彼の視線は当然の如く熱く「その場所」に集中している。
「…そっ…そんな目で見るなっ…てばっっ」
あまりにも恥ずかしくて思わず抗議の声を上げた。
「ああすまない…ココがあまり変わらないな、と思ってな」
彼の指先がその申し訳程度にしか無いアムロの「赤毛」を優しく撫でた。その感触にビクリっと身体を震わせて
「ばっ…ばかっっ!…そっそんな事っ…わざわざ言うなっっ!」
思わず顔を真っ赤にして叫んでしまう。シャアはそれには応えずにアムロの両膝裏へとそれぞれ手を掛けた。そしてそのままゆっくりと上げて…開いてゆく。
「あっ…やっ……そんなっっ…ヤだっっっ!」
アムロは思わず無意識に両手で顔を覆ってしまう。完全に変化しているソコを初めて見たシャアは、らしくもなく息を呑んで…その花に魅入った。そして再びその「奇跡」をしみじみと感じる事になる。当然未だ誰にも穢されていない閉じられた花弁…しかしそれでいてしっとりとした…この艶やかさはなんなのだ…とさえ思う。「奇跡」が作ったアムロの美しいそれは……
「…此処も素晴らしく美しいよ…アムロ…」
そんな風に言われるとますます恥ずかしくなるってばっっ…とアムロは身体をビクンッと震わせた。シャアはゆっくりと顔を近付けて、ヴァージンピンク色の花びらをうっとりと眺め…そっとキスを落とした。
「…ひぁっ…?!やぁっ…だっ…だめぇ…」
「愛しているよ…私のアムロ……だからココもたくさん愛してあげよう…」
そのあまりにも欲情を含んだ声色に…アムロも再びぶるるっと大きく身体を震わせる。シャアは一度アムロから身体を離して、自分のシャツを些か乱暴気味に脱ぎ捨てた…

 

灯りを落としていない寝室に、甘く艶やかな嬌声が響く。
「やっ…もっ…そんなに……ああぁっ…んっ…」
先程からシャアは思う存分に、その豊かな水蜜桃を味わっていた。赤い果実を思わせる先端を強く甘く優しく…を繰り返しながら吸い上げ、もう片方の方は指で淫らに形を変えながらこれも存分に弄ぶ。アムロは思いっきり仰け反り、ただひたすら喘ぎ…快楽に打ち震える姿の全てをシャアに晒け出していた。…男の時もソコへの刺激は弱くて…シャアに随分と責められ、それだけで達するコトも出来たのだが…。
実際自分はもう何度も軽く「イっている」と思う。女性の身体は…なんでこんなに「良く」出来ているのだろう…こんなにも凄い快感がずっと全身に広がって…絶え間なく…なんてっ!
「…!あっ…ひゃっ…!…や…だぁっ…」
シャアの掌が先程からずっとアムロの最奥の花園を愛でている。胸とソコへの同時の刺激は今のアムロには到底耐えられなく…ただ啼く事しか出来ない。
目尻に涙を浮かべてずっと淫熱に犯されている状態のアムロの表情は、シャアの情欲をひたすら煽るだけだ。
「随分と濡れているよ…早くココを見たいな…」
ぐちゅっぐちゅっ…とわざと大きな音を起てる様に指を動かした。
イヤイヤと大きく首を振るアムロの仕草が、シャアの欲情に更に火を付けてしまう。彼の長い指が、男のアムロの最も敏感だった部分…と同じと言われる花芽に伸びて、それをきゅっと摘み上げた。
「ひ…っ!…シャっ…あっっっ…ヤっ…!ソコはイヤだって…言った…のに……あひっ!」
イヤだと言いながらもソコは素直に悦楽を喜び、花弁は蜜を溢れさせているのに…。
「感じすぎて怖いのかな…もっと素直になっていいのだよ…」
指のリズムを止めずに更に強くと責め立ててやる。耳朶を甘噛みしたり首筋を舐め上げながら甘く囁くと、アムロは全身へをビクビクと大きく波立たせた。シャアから刺激を与えられている部分から…全身に広がる強く甘い快感と痺れが……
……ああっ…来る……ゾクゾクって……来るよおっっ…!
列車の中でも感じた…アレだ。
「あぁっ…ひゃっ……ああぁぁぁっっ…!!」
とぷとぷっ…と更に熱く溢れてくるものを感じた。
……ああ何だか…俺って……凄く……
はぁはぁと荒く息を整えているアムロの脚をシャアはいきなり割り開いた。
「?!やっ……シャアっっ…ばかっっ!」
熟れたトマトの様に真っ赤になって首を振ると、その見事な豊乳もぶるんっと揺れる。じいっ…と熱い視線が己の秘部に注がれているのは…男の時だって恥ずかしかった!
「…そ…そんなに見るの…変だ…から?」
思わず出てしまった質問にシャアはやっと顔を上げてアムロと視線を合わせた。
「とても美しいからずっと見ていたいだけだが…何故そんな事を聞く?」
「うっ…だ…だってさっ…俺はよく解らないしっ…そっそれに…ソコ…何というか…」
「ああ…濡れ過ぎると思っているのか」
何でそんな事は正確に伝わるんだっっ…どーゆーNT能力っ?!…とツッコミたくなるアムロであったが…
「…シャアがっっ…しつこいからだろっっ…!」
「いっぱい愛して欲しい…と言ったのは君だが?」
「なっ…?!ばっ…ばかっっ!俺のせいじゃないもんっっ」
真っ赤になった頬を思いっきり膨らませてアムロはううーっっ…とシャアを睨んだ。その可愛らしい仕草に苦笑しながら、上半身を起こしてその顔に優しいキスを幾度か贈る。
「からかい過ぎたな…すまない…本当はとても嬉しいよ…アムロがちゃんと感じてくれる事がね」
「ん……俺も…怒ってごめん…」
2人はもう一度…深くて甘いキスを交わす。
「責任を取って綺麗にしようか…」
シャアはその濡れた花園に顔を埋めた。
そしてその桜色がかなり赤く色づいた花弁をゆっくりと丁寧に舌で舐め取ってゆく。
「はっ…あひっ…シャ…あ……ぁんっっっ…!」
すっかり姿を現した桜色の真珠を思わせる花芽も丁寧に舐め上げて、軽く吸い付いた。大きくその肢体を淫らに揺らしてアムロは喘ぐ。その動きに豊かな乳房もぶるるんっと派手に揺れた。綺麗にするどころか…シャアの舌技にアムロの花襞はますます花開き、甘い蜜が留めもなく溢れてきてしまう。耳に響く淫猥な水音がますますアムロを羞恥に追いやった。
処女であるのに…こうまでも赤く花弁を開き、男を誘う淫らな華芯の誘惑にシャアは夢中になる。
「…あぁっ…ひゃ…!…と…溶けちゃう…あぁん…やあっっっ…」
アムロの喘ぎ声があまりにも耳に良いので、もっと気持ち良くさせてやりたい…と舌と指を使って更に激しく責め立ててやると…一段と愛蜜が濃くなったと感じる。
「はっ…あああぁっっ!…シャ…ぁっ……な…何か…ヘンっ……で…出ちゃうっっ…!」
そして一際甲高い嬌声と共に、アムロの秘裂から熱い蜜の迸りが勢いよく溢れ…そしてトロトロと流れ落ち、先程の飛沫と共にシーツに淫らな染みを作った……

 

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(2010/9/4 UP)