バイオリンの練習は、現在ほぼ月に一度しか行かず、前回練習した曲を忘れないようにするのが目下の目標になっている。
ところで、ぼくはバイオリンを始めたころから、点字楽譜を使って練習している。
使っている本が非常にメジャーな、『鈴木バイオリン指導曲集』なので、結構簡単に点訳しているサークルを見つけることができた。
楽譜点訳の会「星」では、他にも多数のバイオリン点字楽譜を制作している。
因みに点字楽譜は、全ての音符や記号を六つの点で表すようになっているため、一般の楽譜とは表記法がかなり異なっている。
点字楽譜を見るのは、小学校の音楽の時間以来で、当時は面倒な楽譜読みにうんざりしていた記憶がある。
まさか今頃になってその知識が役立つとは、まったく思ってもみなかったことで、子どもの頃の学習の重要性を痛感するのである。
ただし、今持って、音符(音程と長さ)以外の記号(強弱やリズムなど)は読めず、おかげでそれらに関するカタカナ用語を聴いても、豚に真珠・猫に小判・龍に念仏なのである。
今は曲も比較的簡単なのであまり表面化していないが、いずれちゃんと勉強してみたいと思う。