実はまだバイオリンを続けている(笑)。
指導曲集の方は2巻に入ってからほとんど動きがないが、これは何となく先に進みたくないという無意識的遅延と思われる。
いよいよ発表会当日である。
天気もよく、近隣に住んでいるバイオリン教室の方に会場まで送ってもらった。
出場者は36人で、6番目がぼくの発表である。(難易度によって番号が上がっていくらしい)
きらきら星変奏曲から始まり、以外と自分の演奏はすんなりと終わってしまった。(バッハのメヌエット3番)
番号が進むごとにバイオリンの音色が変わっていく様子がはっきりとわかるのがおもしろい。
どのような楽器でも熟練によって音質が変化していくものだろうが、これだけ極端な差が出る楽器はあまりないのではないかと思う。
ひたすら人の演奏を聴き、最後は全員でステージに上がり、指導曲集の中から何曲かを演奏する。
36本のバイオリンが一斉に鳴り響く様には、このような会でしか味わえない醍醐味を感じた。
子ども中心の発表会で、曲目もほとんどが鈴木指導曲集に収録されているものであったが、それぞれの持ち味がよく出ていて、退屈することなく楽しい時を過ごすことができた。