世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

   今週は、選挙後の情勢についてです。

 選挙が終わった。報道を見る限り小泉氏の圧勝だったようだ。

 前回も言ったように、日本ではまもなく金持ちの時代が終わる。

 かれは、見事に先鞭をつけることができた。

 今回の選挙では金などまったく関係がなかった。

 あったのは、リーダシップとイメージだけだ。金や組織そんなものはまったく意味を成さなかった。

 これはまさに以前から指摘していた軍人による民主主義そのものだといえるだろう。

 
 この勝利で、小泉氏は非常に自由に動きやすくなった。彼に反対するものはすべてなぎ倒す

 ことに成功したからだ。

 これで、彼は倫理的な経済政策さえとれば、歴史に名を残せるだろう。
 
 まさに、彼は重大なキャスティングボードを握ったといえる。

 織田信長のように次の時代を切り開くのか?

 はたまた、前時代の最後の後継者として足利義昭のように葬送することに

 なるのか?

 この選択の結果はとても重い。

 
 小泉氏はホリエモンのように選ばれた人だ。選ばれた以上、その道徳、倫理性がこれから

 ためされることにな
るだろう。

 今回の選挙は、なにが正しくて、何が間違っているのかが試されているシナリオの一貫だ。

 国民は、過去の利権にノーと突きつけた以上、小泉氏には立派な政治を心がける必要あるあろう。

 
 となると、問題は竹中氏だろう。経済問題に関しては、彼がほとんど主導権を握っている。

 今回の圧勝で彼が一層暴走する可能性は高い。

 彼が、次の不況の扉を開くことになるだろう。


 あまりにも間違ったことを行った反動がこれから現れるはずだからだ。

 いずれにせよ。選挙で圧倒的な支持を得た小泉氏がフリハンドを得たことは確かだ。

 よどんだ旧来の政治家の大半は消えた。
 

 あとは倫理観のある経済政策だけなのだ。小泉氏がそれを行ってくれることを願ってやまない。



  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。