世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

   更新が大幅に遅れました。お詫びします。

 更新が大きく遅れてしまった。夏風邪をこじらせてしまい3週間ほど体調不良で身動きが取れなかった

 ためだ。お詫びしたい。

 本来であれば、今回からブログへの移行を行うつもりであったが、上記の事業で見送っている。

 夏には移行するつもりなのでよろしくお願いしたい。


 本論にはいろう。風邪で倒れているときにイギリスでテロが起こった。

 今のところ世界に大きな影響はでていないが、これも予期されなかったことだ。

 また、テロを完全に防ぐことが難しいことを示している事例ともいえよう。

 イギリスは監視カメラがの設置が進んでおり、犯罪者を逮捕しやすい環境に確かにある

 しかし、それはテロを行ったあとのことであり、テロを予防することがいかに難しいことか教えて

 くれている
といえよう。

 テロは、貧困や不満が表にでたものであり、それを力で対応するだけでは根絶は難しい。

 だが、安全が脅かされているのは事実であり、これは次期武人の時代を生み出す素地となりうる。

 日本でも、憲法改正の議論が高まってきており、自衛隊は必ず軍隊として扱われることになるだろう。

 私の基本的な見方に揺らぎはない



 次に、先日ある掲示板で少し議論する機会があった。体調がすぐれなかったこともあり、ほとんど
 
 議論には参加できなかったのだが、郵政の民営化と財政についてである。

  郵政の民営化に多くのひとは異論がないようだが、私は民営化がことの本質をついてるとは思えない。

 猪瀬氏をはじめとするひとびとは財政投融資が、官の無駄遣いの元凶がこれが

 なくなれば国の赤字がなくなってみんなよくなる
とおもってるようだ。

 だが、これは重大な勘違いというか、合成の誤謬である。

 たしかに国の財政あるいは無駄遣いというミクロの観点から郵政民営化で資金源を断てば無駄遣いは

 なくなるとの発想は正しい。

 だが、無駄遣いできた理由を見過ごしている。

 かなり以前、このサイトで取り上げたが、日本国というマクロでみた場合。どこかの赤字はどこかが

 黒字なのでなりたっている
のだ。

 日本は、個人がと法人が資金超過である。これを国が借金することでバランスしてきたのである

 三者とも黒字はまずありえない。(海外に資金が流出すればありえるが、為替も絡むのでまず

 起こりえない)

  ここで私がいいたいことはいわゆる鶏卵の関係である。無駄遣いを許容するほど資金があまって

  いたのではないだろうか?

 これは、米国のバブルや、東南アジアの通貨危機を引き起こしたのと同じ構図だ。日本は国内需要が弱いので

 投資先がなくお金が余っていたので、官僚の投資、無駄遣いにお金が向かい、一部は海外に

 向かったのである。


  振り返ってみるとつくづくわが国の問題点は国内需要の欠乏によるものであることが思い知らされる

 膨大な資本を有しながら、それを有効に使う需要が足りないのである。

 ほんとうに単純なことが原因なのだ。だがエコノミスト、マスコミは気づかない。いや気づいていない振り

 をしているだけなのだろうか。ラビ博士や私が提案する国内需要を喚起するという住宅政策は貧富の格差

 を縮めることにつながる
。そうなると困る人たちが、こんな単純なことを隠蔽していまっているのかもしれない。

 これは必ず白日にさらさればならないだろう。

 
 次回は、8月にラビ博士の講演会が予定されていいます。その内容の雑感をお送りする予定です。

 
 


  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。