世界経済と幸福論 |
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災害についてです。 先月に末に尼崎で大きな事故が起こった。まずは、なくなった107名の方のご冥福を祈りたい。 私は、今年大きな出来事が起こると予想した。そしてそれはだれも予想できないと。 だれが、107名もの方がなくなる大惨事を予想しえたであろうか? 100人以上が死亡するような事故はもう40年も起こっていなかったのである。 それが、慢心につながったといえるだろう。 今回の事故の直接の原因は、運転士による速度超過だといわれている。しかし、 その直前にあった二度のオーバーランからの速度超過に運転士を追いやった背景が あるはずである。1-2分の遅れを出していたとされるが、それが許容されないような プレッシャーがあったとしか思えない。 日勤教育や、風通しの悪い社内風土があったのだろう。 現状では、従業員は搾取されるばかりである。 このサイトでは、なんども言ってきた。会社は株主のものであり、そのために 経営者は邁進しなければいけないという考えは、従業員を搾取し、貧富の格差を 広げるだけだと。株主は、お金をだしただけで、出資分以上の責任を問われることはない。 にもかかわらず、まるで万能の神のようにありがたがるのはどうだろうか? 株式会社制度ができた当時、たしかに出資者は所有者であり、経営者であった。 しかし、今は違う。出資者は有限責任を前提に出資しただけだ。 たしかに、今日、利益をあげるためには資本が必要で、出資者はその分配に あやかる権利はある。しかし、だからといって会社にリストラをせよ。 株価をあげるための経営をせよとするのはおかしいことだ。 だが、いまや、巷には金儲けの話ばかりだ。道徳や規律などまったく省みられない 社会となってしまった。 今回の事故もそういった社会に対する警鐘なのだ。 こういった事故や災害を通じて、もう一度あり方を見直そうとしてるのだ。 まだ、このような教育は始まったばかりだ。 前回も言ったとおり、われわれは問われている。 正しいこととはなにか、なにが間違っているのか? それを理解しない限り、災害は続くことになるだろう。 ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼 できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の ものでもありません。ご了承ねがいます。
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