世界経済と幸福論 |
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今月もライブドアとフジテレビについてです。 先月に続いて、フジテレビとライブドアのお話をしよう。 今日の話は、一般に言われるような対立の視点とは違うお話をしようとおもう。 私は、この乗っ取り劇は、まさにドラマだといえるだろう。 現在、昨年のプロ野球の件以降、日本人は試される時期に入っていると私は考えている。 堀江氏はこのドラマの主人公に選ばれたようだ。 堀江氏が関与する以外、一見するとこの二つにはつながりがないようにみえる。 だが、そうではない。 両方とも、以下の点で共通してる。 @ほぼ全国民の関心事となったこと。 A善悪の判断を問うていること。 この二つだ。 多くの国民が刻一刻と変わる状況の変化に一喜一憂し、支持、不支持が国民で大きく割れた。 これは、去年のプロ野球の騒動とまったく同じだ。 そして、この二つの問題の目的は共通してる。善悪が問われているのだ。 何が正しくて、何が間違ってるのか それを明らかにするためのものだ。 堀江氏は、法律さえ違反しなければいいといってる これは傲慢そのものだ。 法律は、あくまでもしてならないという指針に過ぎない。 法律に抜け穴があればなにをしてもよいというものではない。 所詮は人間が決めた決まりごとであり、完全ではない。 それに絶対の基準を置くのはおかしいといえるだろう。 今、戦いは休戦状態にあるが、決着はついていない。 決着がつく30分前になってもどういう結末を迎えるか だれも予想がつかないだろう。 この問題は最後の最後までもつれることになるだろう。 そして、日本人が善悪とはなにか、それが問われる。 結局は乗っ取るにしても多くの人の支持がないと難しいだろう そして、この乗っ取りを善とするか、悪とするかで日本の針路は大きく変わることになるだろう。 さいごに、堀江氏について、考えよう。彼は果たして幸せなのだろうか? おそらく乗っ取りに邁進している今は、幸せを感じているかもしれない。 しかし、永久にのっとりを続けるわけにはいかないし、乗っ取った後のほうが ずっと大事なのだ。 これから、かれは乗っ取りよりもずっと多くの困難に立ち向かうことになるだろう。 彼は幸いにも主人公に選ばれた。 それを善用するも、悪用するも彼の心もちしだいだろう。 ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼 できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の ものでもありません。ご了承ねがいます。
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