世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

   

 久しぶりの更新となったが、この間にもいろいろなことが起こった

 もっとも大きな出来事は、イラクでの虐待だろう。

 私は、この事件を見たときに、ホロコーストを思い出した。

 およそ60年前、ドイツではユダヤ人が虐殺されていた。

 規模は違うなどの反論があろうが

 わたしからみるとこれは本質的に同じものである。

 
 人間は繰り返している同じ過ちを!

 もう何千年も同じことを繰り返してきたのが人間であろう。

 まだまだ、進化への道のりは遠い。


 どうも2000年代は60年周期がよく現れやすいようだ。

 60年前には終戦など大きなイベントが起こった。やはり今回も大きな出来事が

 せまっているのだろう。

 それは災厄なのか、福音なのか?私にはわからない。

 

 株価も天井を打ったようにみえる。日銀の介入がやんで尚株価は上昇していたが

 流動性の供給なくして株価の上昇はありえないということだろう。

  おそらく、本格的なインフレが始まるまで一進一退が続くだろう。

 

i 去年の今頃はインフレが来ると予想していた人間はほとんどいなかった。

 ところが、中国の発展もあってそれは現実になりつつある。

 原油価格は高止まりし、貴金属の価格も上昇したままだ。

 

 この20年近く日本の多くのひとはすっかり物価の安定になれてしまった。

 このような状況下で物価の上昇が始まればどうなるのだろうか?

 私がもっとも危惧しているのはお金の流通速度が速まることである。

 回転率が高まるということはトランプのババ抜きとおなじで

 みながお金を持ちたがらなくなるということだ。

 そうすると加速度的にインフレが進んでしまう。


 なぜなら物やサービスにどんどん置き換わって需要が増えるからだ。

 またインフレが進行すると給料日付近で大量に物に買える動きが強まって

 全体では供給が多くても特定の日には需要のほうが供給を大きく上回るような

 現象がみられるようになるだろう。



 これでもインフレは進行してゆくことになる。歴史的にみても2000年最初の十年はインフレ

の周期にあたるのだ。今年の後半には目に見えるようになり、来年には勢いがついて

起こるだろう。


 この30年以上ぶりのインフレによってなにがおこるのか私にはまだ正確にはわからない。

ただ大きな混乱を引き起こすことだけはたしかだろう。






  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。