世界経済と幸福論 |
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一ヶ月ぶりの更新となりました。申し訳ありません。 今年は、更新頻度を上げられるかとおもったが、仕事が多忙でなかなかできなかった。 心機一転、今年は、少し難しい話も交えながら進めいこう。 第1回目は、ソーシャルサイクルの話としたい。 これは、サーカ氏が作った理論である。 内容は、至極単純なもので、権力は、軍事力、知識力、経済力の三つしかなく。 これに労働者=一般の人々を加えた四つにより社会はなりたっており、 軍人⇒知識人⇒経済人⇒社会革命⇒軍人が延々と繰り返されているというものである。 そして、今、西洋諸国は経済人の時代を終え、軍人の時代へと以降が始まったとしている。 この理論は、循環論を基にしており、権力の構造の周期性を唱えたたものだ。 単純が故に強固で強い。そして、次に起こることの予想もつけやすいのだ。 ラビ氏の予想では、西洋諸国は経済人から軍人へ、ロシアは軍人から知識人へ イスラム諸国は知識人から経済人へ、中国は、軍人の時代がつづくとしている。 わたしも、この理論を知ってから予測をたてるようになった。 94年には、日本の治安が相当悪化することを予想したし、 2000年には日本がこれから軍人の時代に移行するため、自衛隊は軍隊として扱われる ようになること予想をした。 この予想を立てたとき、多くのひとは聞く耳をもってくれなかった。 日本の治安はよいままだと思われていたし、自衛隊が軍隊として扱われる日が来るなどと だれも思っていなかったからだ。 だが、2004年の今どうだろうか? 日本の治安は悪化し、自衛隊は軍隊の扱いを受けて先遣隊がイラクに出発した。 わたしがいいたいのは、当たったことを自慢することではない。 ソーシャルサイクルを研究することによる未来予測は、まったくばかげた行為ではないということだ。 では、これからどうなるのだろうか? おそらく、旧来の権力層である経済人=お金持ちと軍人層との間で大きな権力争いが起こることに なるだろう。 金持ちは既得権益を守るために血眼になるだろうが、ソーシャルサイクルに打ち勝つことはできない。 一時的に、回復しても結局は負けることになるだろう。 イラクか、自然災害か何か大きな出来事が起こり、権力争いは一気に燃え上がるだろう。 アメリカでは、今年は大統領選挙の年だ。 これが顕在化する可能性がたかい。 だが、まだ顕在化しておらず、どのようなものになるかはわからない。 はっきりいえることは、より軍人らしい大統領が誕生しそうだということだ。 聞いている限り、民主党の予備選を勝ち抜いているのは、ベトナムの戦績を誇っているそうだ。 これはあきらかに金をもっていることが選挙の重要なことではなく、軍事力が権力のメインに 移行していることを意味している。 どちらにしても、次の大統領も軍人だろう。 ただ、その職務は重いものになるだろう。戦いが避けられないからだ。 ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼 できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の ものでもありません。ご了承ねがいます。
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