世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

 更新が滞っております、もうしわけありません。

 
 しばらく、更新できなかった間に、大きな動きがあった。

 それはドル安である。急激なドル安で対円レートは一時110円台まで

 切り上がった。

 そして、株価は上昇が止まり、一転して下落し始めた。

 何が起こったのだろうか?


 それは、介入に対するアメリカの拒否反応が原因だった。

 私は、ずっと円高を主張し、それはいつも介入によって押しとどめられてきた

 ドルが崩れそうになると、日銀や財務省は必死になって介入し

 買い支えてきた。


 そのために、経常収支はずっと巨額の黒字が維持されてきた

 日本は住宅政策のまずさもなって内需は弱く、輸出しなければ

 国が成り立たないとみんな思い込まされていた
からだ。

 しかし、これはアメリカからすれば迷惑な話である。

 日本国内の過剰な生産力のはけ口にされているからだ。


 ただ、アメリカは経常赤字による日本や中国からの米国債投資

 で潤っていた。これが2000年の空前のバブルの要因のひとつ

 となったのだ。


 だが、私はずっといってきた。こんなことをいつまでも続けることはできない

 と。その時がやってきたのだ。雇用なき経済回復に陥ったアメリカで

 ドル高是正の機運が高まってきたのだ。

 ついに、巨額の為替介入を続ける日銀、大蔵省にストップがかかる

 形となった。

  
 これは、一見するとアメリカにとっていいことに見えるが、マイナスだろう。

 なぜなら、米国債投資がストップすることを意味しているからだ。

 だが、いずれにしてもいずれ起こることだっただろう。

 貿易赤字の対価としていつまでもドル紙幣をすり続けることなど

 できない
からだ。


 これらの動きをみているとやはりインフレが胎動してきているような

 気がしてならない。ドル安がその引き金になる可能性は十分あるだろう。

 株も、上昇がとまった。アメリカは介入阻止でリファイナンスによる

 資金流入が止まり、じりじりと資金が流れ出していく
だろう。


 
 つぎに、小泉氏が自民党の総裁に再選された。再選の可能性は低い

 との見方もあったが、結果は圧勝だった。

 特に地方の票は圧倒的に小泉氏だった。

 私にはこれは興味深く移った。


 なぜなら従来の金で票を買う形が通じなかったからだ。

 小泉氏が金で票を買ったとはとても思えない。

 派閥のドンでもなく、公共事業をばら撒いたわけでなもないからだ。


 どちらかといえば、亀井氏のほうがその傾向が強かった。

 だが、まったく支持されなかった。

 
 これは重要なことだ。もうすぐ選挙では金の威力が大きく低下すること

になるだろう。特に小選挙区制度で二大政党化がすすむと、票を金で買うことは

難しくなるだろう。

 日本でも軍人の時代への道は確実に開かれていくことになる。

 そうなれば明るい未来がやってくるだろう。
 



  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。