世界経済と幸福論 |
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更新が滞っております、もうしわけありません。 旅行にでていたこともあり更新が久しぶりになってしまった。 さすがに5年も続けていると、内容にもマンネリ化が進んでしまっているようだ。 今日は、再度インフレについて考えたい。 これまで、基本的に株について私は弱気だった。 しかし、実質価格はともかく名目価格は底を打ったのでは無いかと思うようになった それは、GDPの動向に変化が出てきたからである。名目成長率のマイナス幅が大きく縮小し、 GDP上の物価の下落率を示すGDPデフレターも、縮小傾向にあるからだ。 これらは一体どういうことだろうか? 私は、常々こういってきた。日本の需給ギャップは膨大で通常の方法ではデフレが 続くだけだと、この動きは矛盾するではないかと思われるだろう。 だが、私はこうも言っていた。日本の財政は危機的状況であり、いずれハイパー つまり、このインフレはあふれ返った通貨が高速回転をはじめる胎動かもしれない。 かつてドイツのハイパーインフレはみなが通貨を持ちたくないために高速回転をはじめた ことが事態を悪化させた。 これが始まりつつあるのかもしれない。なんどか指摘したように、インフレにはサイクル がある2000年代最初の10年はインフレのサイクルだ。この三年意外なことにデフレ或い はディスインフレ基調で、インフレの兆候はどこにもなかった。 だが、前回日本でハイパーインフレが起こったのは1945年だった。それから60年周期を 考えると次ぎは2005年ごろになる。そこに向けた動きが始まったのかもしれないのだ。 さらに、私は以前言った「まもなく竹中大臣は物価上昇を喜ぶ局面がやってくるだろう だが、それは長続きしない。物価上昇率は予想を上回るものになるからだ」 これが現実になり始めたと見るべきだろう。 まもなく、竹中氏も、小泉氏もデフレに勝利宣言を行うだろう。 だが、それは次ぎの苦難への始まりを意味することになるだろう。 ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼 できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の ものでもありません。ご了承ねがいます。
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