世界経済と幸福論

 

過去のバックナンバーです 

2002年前半分です

バックナンバーコーナー

2001年分です

バックナンバーコーナー

2000年分です

バックナンバーコーナー

99年分

バックナンバーコーナー

98年分

バックナンバーコーナー

人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

 体調不良で更新が滞りました。お詫びします。


 申し訳ないことに今年は、5月からずっと調子が悪く更新が滞っている。

 今も、決していい状態ではないが、1ヶ月も更新をしないわけには

 いかない。今週は幸福論を久しぶりに進めたいとおもう。

 
 まず、経済の話から進めたい。体調がよければいろいろ書きたいこと

 が起こった。特に株価だ。世界中で株価が急速にもどっている。
 
 しかし、ここで重要なのは、果たしてこれが健全なもどりなのか

 それとも、投機的なものなのかということである



 まだ、第1四半期の決算が終わっていないのでなんとも

 いえないが、業績がいいとはとても思えない。

 アメリカの消費は前年比わずかなプラスに過ぎず、

 とてもまともな状況にはない。しかも、不動産価格の上昇ペースが

 鈍り、不動産バブルも弾けつつある状況である。


 これでは、消費がよくなるはずがない。たしかに

 減税が予定されているが、多くは金持ちに対するものであり

 一般人には大きな影響はないだろう。


 となると、やはり投機的なものだろう。今回も一時的なものに

 とどまる可能性が高いだろう。

 もし、恒常的な上昇だとするとインフレが迫っているのかもしれない。

 だが、今回のインフレは通常と違いハイパーインフレと予想しているので

 株価の上昇はすぐには考えにくいのだが・・・


 ところで、今回の上昇でも新聞やテレビは楽観的な見方が多かった。

 株価さえあがればよいいう考えが蔓延しているのがよくわかる。

 読者のみなさんにはわかっておいてほしい。株価は先行指標ではない

 ということを。本当に重要なことは、需給ギャップなのだ。

 これが改善されない限り、景気はよくならないだろう。



 ようやく本題にはいろう。幸福論はおよそ一年ぶりとなった。

 ほぼやりつくしたと思っていたのだが、今回、長崎の児童の事件

 を知り、少し述べたくなった。

 
 まずは、殺されたお子さんの冥福を祈りたい。

 今回の事件は、犯人として補導されたのがわずかに12歳の

 中学生だったことが衝撃的だとされていた。

 
 だが、私は犯人が中学生だったことに驚きはしたが、ある程度の

 予想もついていた。

 資本主義が進むと、最後は倫理や道徳が退廃し、守るべき規範が

 失われるのだ。


 
 子供は、なにもしらない。躾や道徳を教えるのはわれわれ大人なのだ。

 だが、いまやそんなことはどうでもいいとされている。

 学校の成績さえよければいいと思われているのだ。

 事実、今回の件で補導された少年も成績は大変優秀だったと聞い

 ている。成績を優先し、やってはいけないことなどの道徳がないがしろに

 されているとしか思えない。


 
 人間に必要なのは、学校の成績だろうか?

 学校の成績だけよく、他人を思いやらないのはいいことなのだろうか?

 私は、とてもそうは思えないのだ。


 繰り返しになってしまうが、今こそ道徳を復活させるときだ。

 相手を、思いやる心を大事にするべきなのだ。
 

 このままでは、社会不安は増大しつづけ不幸なひとがふえるだけだ

 われわれはほんの少し優しくならねばならないようだ。 


  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。