世界経済と幸福論

 

過去のバックナンバーです 

2002年前半分です

バックナンバーコーナー

2001年分です

バックナンバーコーナー

2000年分です

バックナンバーコーナー

99年分

バックナンバーコーナー

98年分

バックナンバーコーナー

人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

  

長らく更新できませんでした。深くお詫び申し上げます。

今週は経済の問題点を再度考えます。

長らく更新できなかった。実は、GW中に更新するつもりで準備を進めていたのだが

うっかりデータを忘れてしまい。更新したくても出来なかったのだ。

先月は1度しか更新できなかったが、しばらくは毎週更新できると思う。

よろしく
お願いする次第だ。

さて、日米ともに現在小康状態にある。イラク戦争も終結し、株価は低迷しつつも、

底堅い動きにある。これは底を脱したと言えるのだろうか?

わたしには、とてもそうは思えない。日本では増税が始まっている。

景気対策と称して何度も無理な借金を重ねた結果、日本の財政は危機的状況だ。

そのため、増税しなければやっていけない状況にある。

だから、増税となるわけだが、増税の矛先は明らかに弱い労働者に向かっている。

すでに所得は減少に転じ、生産性は上昇しているのに日本の大部分の労働者は賃金が

減るというとんでもない状況におちいっているのだ。みんな一所懸命に働いている

のにその結果は賃金の減少である。
なんということだろう。明らかにおかしい何かが

間違っている!。

この不景気は表面的にはもう10年以上も続いているが、根本的には石油ショック

以降の
需給バランスの崩壊がある。
石油ショック以降、生産性はあがったのに

賃金はほとんど増加しなくなり、その結果、日本はとてつもなく巨大な供給力


をもつ国となった。

だが、労働者の賃金は伸びなかったので需要はほとんど増えなかった。


 その結果が貿易黒字である。巨額の貿易黒字をもつようになったが、

日本人の多くは賃金の横ばいにさいなまれるようになった。

なぜなら需給バランスが崩れて価格の下落、つまりデフレが始まったからだ。

デフレが起こると収益を維持するために賃金も切り下がるからだ。そしてその果実は金持ちに

流れた。

今の経済が供給過剰だというのは共通の認識だ。だが、その対処両方は供給力

の削減である。

しかし、何度も言ってきたように、供給力を削減すると重要が一層減少して

バランスが取れない。

当然だ。企業の倒産で購買力が減少するからだ。おろかなエコノミストや

マスコミは個の事を全く理解していない。

かといって需要を作るために借金すると、借金をしたときはいいがあとで

返せなくなって
バランスは一層悪化する。日本では国家が、アメリカでは

一般消費者が借金を積み上げることで、見かけ上の持ちこたえた。


いま、そのつけでバランスは崩壊寸前である。日本では増税が進んでいる。

増税による可処分所得の減少は景気の悪化につながる。アメリカでも

個人ローンの積みあがりから自己破産が増えている。

要するに、今の世界経済は経済のバランスが崩壊しているのだ。

これが不景気を生み出している。

では、どうしてバランスが崩壊したのだろうか?それはもう明らかだ

富の集中と自由貿易だ。この不景気が世界中の経済をばろばろにしているのだ。

この原因についてもう一度考えよう。



  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。