世界経済と幸福論

 

過去のバックナンバーです 

2002年前半分です

バックナンバーコーナー

2001年分です

バックナンバーコーナー

2000年分です

バックナンバーコーナー

99年分

バックナンバーコーナー

98年分

バックナンバーコーナー

人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

  私用で更新がおくれております。お許しください。

  
 イラク戦争は、アメリカの勝利で終わった。前回のこのコーナーでは戦闘が

厳しいと話をしたが、実際には圧倒的だった。状況が急速に進展したとはいえ、

ミスリード的な内容だったと反省している。


 しかし、一方で、この戦争を通じてアメリカ政権内で軍人の発言力が

増してきてる
ことがいることは注目に値する。

 ラムズフェルド長官をはじめネオコンサーバティブ(超保守派)と呼ばれる

ひとびとが軍事力の行使こそが重要と考えるようになっている。

 これは、経済人の時代には考えられなかったことだ。

 ブッシュは強力なリーダーシップを発揮し、周辺の人々の権力の源泉は

 お金ではなく武力へと明らかに移行している。


 
 これは、ラビ氏が「アメリカは軍人の時代へ移行する」とおっしゃってたとおり

であり、社会周期理論の示す周期性のとおりだ。

 ほんの数年前であれば、アメリカの権力者が軍人化するなどだれも

 考えなかっただろう。しかし、それは現実になりつつある。

 アメリカの気質は徐々に経済人から軍人へ移っていくだろう。

 
 それは、アメリカ、いや世界の構造を大きく変えることになる。
 
 拝金主義は遠くに押し流されることになるだろう。

 もっと精神的なもの、道徳や倫理が尊ばれるようになる。

 そうなれば、貧富の格差などの是正がすすむだろう。


 しかし、その前にはまだいろいろな困難が立ちはだかっている。

 これから、世界は大きな不況に入る可能性が高いが、それは予見して

 いるものは極少数である。


 また、予見できてもそれを伝えることは難しい。日経平均は8000円を割

 れたが、それを周りに伝えても信じてくるものいなかった。

 これが、現実である。ことが起こるまで信じてもらえないのである。

 私は、ずっと大恐慌が来るといい続けていたが、まだこないので誰も

 信じないのである。また、私は、ハイパーインフレが来るのではないかと

 もおもっているが、それに耳を傾けるものもほとんどいない。

 
 だが、だからといって何もしないわけにはいかない。

 すこしでも、私の話を伝えるために、このHPを継続している。

 この思いが届けばよいのだが・・・

 実際には経済学を理解していない、あるいは道徳が失われた理論に

基づいている学者、エコノミストばかりである。

 なんども言ってきたように、自分が首にならないのをいいことに他人に

 首切りを迫り、考えを披露して本で収益を上げている人がなんと多いことか!

 これでは、真実は伝わらない。伝わるのは誤報ばかりである。

 
 やらなければならないことは、まだまだたくさんあるようだ。


  ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。