世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

  今週はテロ一周年を振り返ります。

 

  9/11の米国テロから一年がたった。まずは、亡くなられた方のご冥福を祈りたい。

  去年、テロが起こった直後、このページで私は、「金融市場が停止したのは大恐慌

以来であり、ましてやペンタゴンに航空機が

突っ込むなどいうのは前代未聞のできごとで、正義の国を自認するアメリカは

かならず大規模な反撃にでるはずだ。しかも、湾岸戦争とちがい、今回の反撃

は短期間では終わらないと思われる。」

 

 アフガニスタンへの攻撃は、あさっりと終わったように見えるが、テロリストの

いくらかは、逃げ出してしまった。事実、米国テロの容疑者が、先週、パキスタン

でつかまった。もう、アフガンにはテロリストはいないだろうが、それは隠れた

だけだといえる。

 

 テロリストは国家に属していないので、隠れる場所はどこでもよかったといえる。

となると、テロリストの基地をいくら攻撃しても、意味はないのだ。

 私は、テロリストを擁護するつもりはない。テロは大きな犯罪であり、罪深い。

しかし、アメリカの独善も同等に罪深い。

 

 このページの読者の方はどうだろう。アメリカは善良な国家だろうか?

私には、強欲な独善にしか思えない。たしかに、多くの国民は善良だろう。

だが、それを支配している金持たちは独善的で友愛ではない。

 

  アメリカは、自国の産業がCO2削減ができないと見るや。京都議定書から

さっさと脱退してしまった。今度は、イラクを攻撃すると公言してはばからない。

たしかに、かの国は、テロのときにテロを賞賛した唯一の国である。

 しかし、アメリカが先制攻撃する理由は何もない。

 

  理由がない限り、攻撃は許されない。それは侵略戦争だからだ。

もし、イラク攻撃が起こったとすると、どの国も理由のない先制攻撃が可能に

なってしまう。それはおかしい。

 私が、来年、イラク攻撃がないと予想しているのも、ここに理由がある。

 

  いよいよ、正念場を迎えることになりそうだ。アメリカの独善は、ひどくなる

一方であるように見えるが、国内では、反省の声も聞こえてきている。

  次の時代は、友愛的なものでなければならないと思う。

  有限な地球では、無限の欲望を満たすことはできない。それはなんども

言ってきたことだ。

 

 だが、アメリカは、金やものが幸せという観念を世界中に広げてしまった。

この反動がまもなくやってくるだろう。それは大きな試練になると思われる。

 

 

ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。できるだけ信頼

できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、完全性を保証するもの

ではありませんし、有価証券、商品市場などへの投資勧誘をおこなう目的の

ものでもありません。ご了承ねがいます。