世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 

 続・税金の問題です

 

先週、今年の税金について話がでてきた。そこで明らかになってきたのは、

やはり、薄く広くという前提だった。

 

 一見すると税金が安くなるような言葉だが、実際はとんでもない間違いである。

なぜなら、結局のところ数の少ない金持ちからとるよりも、貧乏人から金を

とれということだからだ。国民の大部分は増税になるだろう。

 

 間接税で薄く広くとれば、税収は安定する。そうすれば、所得税で税収の

不安定さに泣く、財務省は万々歳というわけだ。

 困ったものだ。結局、日本の国家予算は大きくなりすぎたのだ。

官僚たちは、自分の省のことしか考えていない。

 

 日本経済のことなどどうでもいいのだ。私は公共投資は経済に有効とは

思っていない。だが、好況の時は財政を黒字にし、不況の時は赤字にする

調整は必要だと考えている。

 それが、広く薄くやって安定してしまったらどうだろうか?

 

 本来、政府の役割とはこうではなかったか?だが、日本の官僚たちは違う

自分たちがいつでも正しい判断ができると信じているようだ。

 そのために、景気が悪くなると財政出動し、よくなると財政再建に

走ってしまっている。

 

 そして湯水のようにお金を使った挙句、増税である。これは無能の証明に

他ならない。東京大学がでたことがそんなにもえらいことの証明になるのだろうか?

難しいといわれる国家公務員試験に合格したことがそんなにすばらしい

ことだろうか?

 

 残念なことだが、だれも根本的なことを問わない。本当に大事なことは試験の結果では

ない。思いやりややさしさといった慈愛の面なのだ。

 だが、いまの日本人の多くは金だけが一番大事であとは二の次だと思ってる。

なんとか得したい。楽をして儲けたい。これが第一義だ。

 

 これでは子供たちが健全にそだつとは到底思えないのだ。

私が、いま大変危惧しているのはここだ。大人が、子供に他人のものを

とって自分にものにすることとをすばらしいといって育ててしまったら

どうなるだろう!

 

 子供たちは平気で人のものを盗むひとになるだろう。

これが問題なのだ。ものがいっぱいあっても人間性が後退したらなにもならない。

 

話をもどそう。結局のところ税金は、私が以前予想したとおりになりそうだ。

すでに日本には、貪欲さが蔓延しており、これが金持ちへの圧倒的な

優遇策につながっている。これを助長することで景気はいっそう悪くなるだろう。

 

すでに巷には失業者はあふれている。それを小泉首相はまったく言葉だけ

痛みといっているのだ。私はいいたい。小泉首相こそ失業の痛みを知るべきでは

ないのだろうか?

 どうだろう。彼は、いまや思いやりを失ったようだ。足元をすくわれる日が近づいて

いるような気がしてならない。金持ち優遇税制を通せば、それは早まるだろう。

 

ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。

できるだけ信頼できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、

完全性を保証するものではありませんし、有価証券、商品市場など

への投資勧誘をおこなう目的のものでもありません。ご了承ねがいます。

 

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