世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

 今日は、1万カウンタ記念号「三つの貧困」についてです。

 

 一応、今年の通常の更新は今日が最後の予定にしている。

次回は、恒例の年初の予想を元旦にお送りする予定だ。

 

今回は、幸福論として「貧困」について取り上げたい。このHPの目的の

ひとつは貧困の根絶にある。だが、貧困は一般に思われているいわゆる

金銭的なものがすべてではない。

 

 私は、このほかに、知識面。精神面の貧困があると考えている。

これら三つの貧困を解決しないとみなが豊かにはなれないだろう。

 まず、知識の貧困だ。これよって搾取されるケースは後をたたない。

 

知識がないと、複雑化する一方の社会システムに対応できなくっている。

特にひどいのがITである。デジタルデバイドいうことばがあるが、

パソコンが使えないと仕事もなく、人間ではないかのように扱かわれると

いうものだ。

 

 知識的貧困は、差別や女性に対する蔑視を生み出している。世界の

多くの女性は、満足な教育を受けることすらできないでいるのだ。

 知識的な貧困は、金銭的な貧困と密接に結びついているといえる。

これは、貧困をなくすためには、教育が重要であることを教えてくれている。

 たとえ、お金だけがあっても貧困をなくすことはできないのだ。

 

 そして、世間にほとんど認知されていないのだが、一番大事なものが

精神的な貧困である。たとえ、知識があり、経済的に裕福であっても、

心が貧しいことがある。これは他人を思いやれなかったり、

善悪の区別がつかなくなっている状態を指す。

 

 日本は戦後、確かに豊かになったが、ここの部分が大幅に後退している。

だから、首切りを行っても誰も非難しないし、官僚や政治家は、自分の

ポケットの中身を増やすことに執心してしまっているのだ。

 

 この部分は、道徳な倫理といったものを教えるしか、改善できない。

だが、戦後、一番ないがしろにしたものでもある。

 だからこそ、犯罪が跋扈するようになってしまったのだ。道徳的には

大幅に後退してしまい。われわれは悪いことに対して大変甘くなって

しまっている。

 

 いまこそ、旧来の価値観を復活させるべきだ。もっと思いやりをもち

みなが精神的な貧困をなくすことができれば日本はもっとよい方向に向かうだろう。

 

世界では、まず、知識、金銭的な貧困を根絶する必要がある。だが、そのときには

日本でなおざりになった道徳、倫理は必ず残さなければならない。

 われわれがこれからしなければならないことはとても多いのだ!。

 

 

 

ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。

できるだけ信頼できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、

完全性を保証するものではありませんし、有価証券、商品市場など

への投資勧誘をおこなう目的のものでもありません。ご了承ねがいます。

 

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