世界経済と幸福論
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| 8/20朝、7000カウンタを達成できました。皆様方のおかげと感謝しております。 ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
ついに、日経平均は1万円台に突入した。私は、事情により具体的な水準には これまで触れてこなかったが、一部の方には、1万円前後まで暴落する可能性 があることをしきりに指摘していた。
根本的にはバブルの破綻なのだが、日経平均は昨年の銘柄入れ替えで ハイテク指数になっていたので、特に割高感が強かった。 当然暴落は避けられなかったのだ。
以前、私は来年の大底に向けた暴落がこれからやってくるのではないかと 指摘した。これには、理由がある。1929年の大暴落も、89年の大暴落も 暴落が始まった翌年に中間反騰と迎え、夏過ぎに急激に落ち込んでいたのだ。 だから、今回も、ナスダック、日経平均で同様なことが起こると見ていた。
日経平均、TOPIXが年初来安値をつけ、ナスダックもピークを打って下がり 始めている。 特に、日本の場合は深刻だろう。日銀の政策はすでに無効になっており、 竹中、舛添のいい加減な政策も効果があるとは思えない。 株価の暴落に対応策はいよいよなくなってきているのだ。
それはアメリカも同様だ、FRBは利下げを断続的に行っているがその効果 はきわめて限られている。グリンスパンは考え違いを起こしていたのだ。 彼は、アメリカの株高は、膨大な貿易赤字と引き換えに、日本やアジア、 あるいは欧州からの豊富な資金によって支えられていたとはあまり考えて いなかったようだ。
そのしっぺが返し、いま起こっている。彼には利下げしか手がないのだが まったく効果がないというきわめて悲惨な状況にある。 湯水のように流入してくる資金で起こった偽りの繁栄、ラビ氏が指摘して いたことだ。いよいよ、アメリカの繁栄は終わり、たそがれが始まる。貪欲な 考えに対する反省や怒りが満ちてこよう。そのなかで金持ちが糾弾される 瞬間が間近に迫っている!
ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。 できるだけ信頼できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、 完全性を保証するものではありませんし、有価証券、商品市場など への投資勧誘をおこなう目的のものでもありません。ご了承ねがいます。
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