世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

    

 

 

 

 

 今日は臨時増刊号です。

 

 今日、ついに小泉首相は、靖国神社へ参拝を敢行した。

私は、先週、小泉首相が参拝すれば、これは武人の時代へ移行が

はじまることを意味するのでないかといった。

 

 なぜなら、今回の靖国訪問はかつてないほど諸外国との関係が悪化した

なかだった。このような中で戦死者を祀っている場所への参拝は、強い

意思がなければ不可能だ。小泉首相の軍人性を試される格好の場になりうると

思ったからだ。そして、日程こそずらしたものの、彼は今日実行した。

 公言こそしなかったが、非常に公式性の高いものだった。

これで間違いなく「軍人」というものを日本人が考えなおすきっかけになるだろう。

 

サーカー師の社会周期理論では、軍事力、知識力、経済力の三つしか権力は

ないとしている。日本は経済人の時代であり、次は軍事力を源とする武人しかない。

そのため、かならず軍人の再評価が始まると常々主張してきた。

 その日はまだ、ずっと先のことだと思っていたが、アメリカの資本主義の崩壊の

影響は日本にまで大きな影響を与えようとしているのだ。

 

まだ、小泉首相はクリアーしなければならないことは多いが、日本でいよいよ

次の時代へと移行が始まることになるだろう。

 

また、今日は日経平均がバブル後の安値をつけた。銘柄入れ替えの影響で

実際には安値といえないが、これも重要なシグナルだ。

おそらく、本格的な暴落はまだ先だと思われる。なぜなら、日銀やFRBは

まだ、これから抵抗を続けようとするはずだからだ。

 

 しかし、これまでのところ反撃は限定的だ。今回の不況はバブルの後始末だけに

ただではすまないだろう。

 いずれにせよ、もう慌てることはないだろう。株価の暴落はまぎれもない事実だ

グリンスパンがいくらがんばっても、回復はもう望めない。

 

 これからは、お金が幸せともたらさないという中世的な考えが徐々に復活するだろう。

現代の人は目に見えることだけがすべてだと思っているが、本当に大事なことは

精神面なのだ。やさしさや愛、思いやり、正義こういったものの方がはるかに大事だ

といえるだろう。

 

ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。

できるだけ信頼できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、

完全性を保証するものではありませんし、有価証券、商品市場など

への投資勧誘をおこなう目的のものでもありません。ご了承ねがいます。

 

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