世界経済と幸福論

 

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人間の幸福について

(現在は、よもやま話に統合)

第一回 世界観について                

                                        

    

 

 

 

 

 分散多様化された社会についてです。    

 

 

 以前、大胆予想シリーズで、東京一極集中が崩壊することについて述べた。

 今のところ、この予測は微塵もあたっていない。先日も、大手電気メーカーが

大阪から東京へ本社機能と移すと言う話があったが、そのコメントは「もはや

東京一極集中の動きにはあがなえない。首都圏での売上を増やすためにも

機能を移転させる」というものだった。

 

 確かに、今状況はそうだろう。東京は人口が多く、需要の総量は大変多いからだ。

だが、これも何度か指摘したが、集中化、特化はリスクが大きすぎる。

 もし、大規模な災害が東京で起こればその被害は未曾有になってしまうのである。

残念なことだが、このことを指摘するものはほとんどいない。

 

 実際、最近のテレビや新聞の論調を聞いてみると、都会は冷遇されているから、

地方に回している金を都会に配分するべきという声がおおい。

 しかし、そんなことをすればますます、都会に人口が集中してしまうだろう。

 

 私は、いろいろと地方を回ったが、東京とその他の地方を比べると、東京だけが

違う。電車はすし詰めで、鉄道会社はサービス向上の意識が無い。また、コンビニ

や飲食店では、客よりも従業員の方が態度がでかい。

 しかも、他人にたして恐ろしく無関心である。となりで人が叫んでも何もしないの

である。

 

また、東京にしかない仕事も多い。いわゆるかっこいい仕事はほとんどそうだ。

インターネット関連の仕事もビットバレーとふざけた名前のついた渋谷周辺に

集中している。ここの企業家たちはよなよなパティーを開いて友達になり、

自分たちの会社はすばらしいと言っている。

 

これは、すべておかしくないだろうか?自然に反していないだろうか?

要するに、日本は関東圏に人口が集中するあまり、いびつでおかしい方向に

まっしぐらなのである。

 

 私が指摘した不自然さは東京にずっといる人にはわからないだろう。地方と

比べてみればよくわかることなのだが。

 非常に残念なことだが、東京にいる多くの人はリスクが高まっているとはまったく

思っていない。もし、大地震や集中豪雨、ひでりなどの自然災害があったら

どうなるだろうか?首都圏が麻痺すれば日本どころか世界中が大パニックである。

 

 関東大震災から大きな地震は関東ではないが、もう二度とやって来ないのではない。

多くの日本人に自然は大きな警告を与えることは三宅島でも明らかだろう。

 もっと、分散を図るべきである。リスクが少ないほうがみな住みやすい社会なのだ。

 

ここに記されている世界経済への見方は私個人の見解です。

できるだけ信頼できる情報をもとに書いていますがデータの信頼性、

完全性を保証するものではありませんし、有価証券、商品市場など

への投資勧誘をおこなう目的のものでもありません。ご了承ねがいます。

 

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