てけてけ伝説。メジャーやね。
メールくれたカツウラさんありがとうございます。でもこれ怪文書でもあるのでこっちに…。
ある女子生徒が、学校にいる時にいつも誰かの視線を感じるので
不思議に思っていたそうです。
始めは気のせいだと思っていたのですが、
感の良い彼女は昼休み中に教室内で友人と話している時に、
またしても自分に向けられる強烈な視線を感じ取りました。
どうやら、廊下の方から見られているようでした。
今日こそ視線の主を見つけてやろうと、
彼女は会話の合間に何気なく視線をその方向に向けました。
すると、廊下側の窓が開いていて、
そこから見覚えの無い顔の女子学生が組んだ両腕を窓枠にかけ、
廊下から上半身をこちらに乗り出す形で彼女をじっと見つめていました。
数秒間視線が合った後、その視線に何ともいえない嫌なものを感じた彼女は、
居たたまれなくなって一瞬視線を逸らしました。
そして再びそちらに視線を戻した時には、廊下の女子学生はいませんでした。
そして、数週間後−。
あれから視線を感じる事もなくなり、期末試験も近い事もあって、
彼女はその事を完全に忘れてしまいました。
試験期間中、彼女は不覚にも明日の試験科目のノートを教室に忘れ、
放課後、それを取りに学校に行くはめになりました。
自分の教室の前まできた時、長い廊下の10mほど先に窓からの月明りによって
何か黒っぽいカタマリが床に置いてあるのが見えました。
始めは学生がバッグか何かを置き忘れたのかと思ったのですが、
よくよく目を凝らして見ると、
胸から上だけの女子生徒がぺたーっと床にひっついてこちらを無表情で見つめていたそうです。
彼女は、それが先日自分を窓から見つめていた例の学生である事に気付くと共に、
とっさに今の自分が危険な状態に置かれている事を本能で感じ取りました。
彼女は前回、その化け物と目を合わせた時に、
自分が視線を外した事で次の瞬間にそれが姿を消した事を思い出しました。
彼女は一瞬視線を外して、再びその方向に目を向けると、
その上半身だけの幽霊は両目をひん剥いた凄まじい表情で、
腕を組んだ状態のまま両肘を交互に突いて
『ダカダカダカダカダカッ』と物凄いスピードで彼女に迫ってきていたそうです。
彼女は泣き叫びながら校内を追い掛け回され、
翌日発狂した状態で用務員に見つかったそうです。
怖いですなぁ…っつうかテケテケってパターンが違うバージョンがたくさんありすぎ(笑)