二人の秘かな快楽

その1

ここは、ごく普通の中学校のとあるいつもの朝。
だけど、今日は少し変わっていました。トイレが妙にざわついているのです。

「おい、見ろよ!ウンコが流してないぜ!」
「うえー、ホントだ。くっせー!」

なんと、男子トイレで大をして流し忘れた子がいたのか、
便器の中に、太くて健康的なうんちがそのまま残っていたのです。

好奇心旺盛な中学生にこれが騒ぎにならないはずがありません、
たちまち男子トイレは人でいっぱいになってしまいました。
物好きな女子まで集まってきて、もう大騒ぎです。

そんな騒ぎの中、遠くからその騒ぎを見物しているだけの二人の男の子がいました。

「あーあ、あんなに集まって。誰のか分からないのに見て気持ち悪くないのかなあ」

今もう一人の子に話しけたのは浅見光(あさみひかる)君。
そして、もう一人の子が大葉洋助(おおばようすけ)君です。二人ともかなりの美少年です。
しかし、洋助君はトイレの集団を眺めたまま、光君の話に気付いていません。

「ねえ、どうしたの?洋助君」
「あ、ああ、うん。何?」

どうやら洋助君も流し忘れのうんちに興味があるのでしょうか、
トイレに集まる生徒達を、じっと眺めています。

「戻ろう、洋助君。ここにいてもしょうがないよ・・・。あれ、顔が赤いよ。どうしたの?」
「いや・・・、何でもないよ・・・じゃ、戻ろうか」

光君の言ったとおり、確かに洋助君は頬が赤らんでいました。
でも、風邪ではないようで、自分達のクラスに戻ると、すぐ顔色は元に戻りました。

「ウフフ・・・」
光君にせかされて戻る洋助君は、その時密かに笑っていました・・・。

その2

またある日のいつもの朝、光君は登校を急いでいました。

「ああ・・・、ウンチが出ちゃいそうだよう・・・」

朝、家では何ともなかったのに、通学の途中でうんちがしたくなった光君は、
引き返すわけにもいかず、学校のトイレでしようと考えていたのです。
(もちろん、使用する率の少ないトイレを選んで)

下痢ではないようですが、お尻の中のうんちは、気を抜くと今にも溢れそうになっているようです。
それでも、光君は何とか学校にたどり着きました。

まだ学校は人が少ないです。光君はまわりを警戒する必要もなく、無事トイレに着きました。

「あっ、人が入ってる・・・、どうしよう・・・。」

トイレの中の個室の一つは、ドアが閉まっていました。どうも使用中みたいでした。
中の子もうんち中とはいえ、光君は、一緒にうんちをするのは嫌でした。

光君は、自分のうんちに異常なコンプレックスを持っていました。
隣の子もうんちを出していても、自分のうんちの臭いや、している音を知られたくないのです。

うんちがまさにアナルから出ているときに、トイレに人が入ってきたりするだけでも
アナルがギュッ、と閉まってうんちが止まり、
さらには足音も立てないように体が緊張し、呼吸さえも慎重になってしまうのでした。

早くズボンを脱いでお尻を丸出しにして、便器にお尻を突きだしうんちをしたいのに、
たった一人のうんち中の子のせいで、進退窮まってしまいました。

ガチャ!

光君がオロオロしてる間に、トイレのドアが開いてしまいました!

「あっ!」
「あ・・・光君・・・!」

トイレから出てきたのは、洋助君でした。とんでもない場所での遭遇に二人の間に沈黙がおこりました。

その3

「あ・・・光君・・・。君もウンチしたいの・・・?」
「え・・・、いや、その・・・」

親友とトイレから出るところでバッタリ会ってしまったのに、洋助君は光君とは対照的に、
あまり動揺していません。「ウンチ」という単語も平気で使ってしまいます。
それでも、顔は紅潮していましたが、表情にはうっすらと笑みが浮かんでいました。

「分かるよ、ウンチ我慢してるんでしょ?頬が赤くなってるもの」

洋助君の顔が赤いのは、うんちをするのに力んでいたせいなのでしょうか?
ともかく、顔を見られただけで図星の光君は、うろたえるばかりで、何も言えません。

「ウフフ、大丈夫だよ。僕が見張っててあげるから。ほら、早くしないとみんな登校して来ちゃうよ」

そう言って、洋助君は光君の肩を押して、個室に押し込みます。
個室に押し込まれ、ドアも閉められてしまった光君。
とりあえず観念して、ちゃんと見張っててよと、洋助君に声をかけます
個室中に充満している、洋助君のうんちの臭いに、光君は一瞬変な感覚になりました。

(洋助君のウンチの臭いだ・・・。やっぱり臭いんだなあ・・・)

光君は、不思議とそれが嫌な臭いとは感じていませんでした。
大好きな親友の臭いだからでしょうか。ウットリしてるともいえる表情でした。

(それにしても臭うなあ。・・・って、洋助君、水流してなかったんじゃ・・・)
「うわっ!!」

ふと気が付いた光君は、下の便器を見て、思わず叫んでしまいました。
なんと、便器には洋助君のとっても長くて太いうんちが、そのまま残っていたのです!

「あ、光君、気が付いた・・・?ウフフ・・・」

洋助君は、自分のうんちが光君に見られても、平気な顔をしています。
実は、洋助君は、わざとうんちを流さなかったのでした・・・。

その4

「ど、どうしたの・・・洋助君・・・。流し忘れるなんて・・・」

光君は、どうもおかしい洋助君の様子に、ちょっと怯えながらも、
個室の扉越しに、話しかけてみました。

「・・・光君・・・。実は、今までの流してなかったウンチは、僕のなんだ」
「・・・!」

やはり、そうでした。今まで生徒たちを騒がしていた流し忘れの、
いいえ、ワザと流さなかったうんちの犯人は、洋助君だったのです。

「僕の、臭くて、汚いウンチがみんなに見られて、臭いを嗅がれる・・・。恥ずかしいのに、とってもゾクゾクしちゃうんだ」

洋助君は、自分のうんちが見られることに、異常な快感を覚えていたのでした。
自分のアナルから吐き出された汚い物が、臭い匂いが、容赦なくみんなに知られてしまい、
まるで自分が精神的にレイプされているかのような感覚に陥るのです。
しかも、犯人が自分と知られなければ、現実で自分の立場が悪くなることもないのです。

「そ・・・そうだったの・・・。あ、大丈夫だよ、僕はみんなに言いふらしたりしないから」
「ありがとう。でも、僕は、本当は光君にウンチを見られたかったんだ・・・。光君に僕の恥ずかしい全てを知ってほしい・・・。光君・・・、好きだよ・・・」

思わぬ場所、思わぬ行為からの洋助君の告白に、光君は一瞬戸惑ってしまいましたが、
光君も、今までイジメられっこだった自分を助け、優しくしてくれる洋助君に、
ほのかな思いを抱いていたのです。

それでいて、洋助君と同じアブノーマルさを秘めた光君は、
ただでさえ、好きだった洋助君の告白に、ドキドキしているのに、
個室内に充満する、洋助君のうんちの臭いに、魅了されたような、
おかしな気分になっていたのです。

「うん・・・、僕も、好きだよ・・・洋助君・・・」

洋助君は、好きな人に自分のうんちの臭いを嗅がれて、
光君は、好きな人のうんちの臭いを嗅いで、ウットリしていました・・・。

「う、うっ!あ、ああっ!も、漏れちゃうよおっ」
「あっ、光君ゴメン!そうだ、光君もウンチするんだった」

その5

我に返った二人は、大慌てです。光君は急いで服を脱ぎはじめ、
洋助君は、すかさずトイレに人が入ってこないかチェックし、
人気がないとみるや、光君に大丈夫と声をかけます。

洋助君の声を聞いて、光君は、まずズボンのベルトを外します。
ベルトの金具がカチャカチャ鳴るのさえ、光君はたまらなく嫌でした。
そんな音でも、自分が今、うんちをしようと想像されてしまうようで、不安なのです。

とはいえ、切羽詰まっている光君は、そうは言っていられません、
急いでズボンを下ろし、ツルツルのお尻を丸出しにしました。
しかし、これだけでは済みません。光君は、フルチンにならないとうんちが出来ないのです。

ズボンとパンツを完全に脱いだ光君のお尻は、すでにアナルがパックリと開いていて、
固そうなうんちが見えていました。

学生服(学ラン)のボタンを全部外すのは、とても大変で、光君はもう大慌てです。
(あっ、はっ、早くっ。出ちゃう、出ちゃうよー)
学ランのボタンを全部外し、それを脱いでも、まだシャツのボタンが残っているのでした。

長袖のシャツ、そして下着のシャツを大慌てで脱ぎ捨て、
靴下と上履きだけのフルチン姿になった光君は、一気にしゃがみます。

しゃがむと同時に、すでに開いていたアナルも一気にゆるみ、
遮る物がなくなった、大きくて固いうんちが、
「ドッ、ドドッ!」っと凄い音を立てて便器に向かって落下していきました。

ゴトッ!ベチッ!アナルから飛び出した二つのうんちは、
一つはその固さを示すように、便器にぶつかった音を出し、
もう一つは、洋助君のうんちの上に落下した音を出しました。

「はああぁー・・・」

思いっきりスッキリした光君は、チョロチョロと少量のオシッコを絞り、
その余韻を味わっています。アナルもゆっくりと閉まっていきました・・・。

その6

「とりあえず、人が来なくてよかったね」
「う、うん・・・」

まだ始業前の時間です。二人は急いでトイレを出ていました。
結局あの後、光君も無理矢理うんちを残したままトイレから出されてしまいました。
(もっとも、光君も余韻が終わった後、我に返って大慌てだったのですが)

光君は、いつ二人のウンチが見つかるかと、ビクビクしています。
洋助君は慣れてるせいか、余裕綽々で見つかるのを待っています。
期待と興奮と、ちょっぴり恥ずかしさが入り交じった、複雑な表情で、顔を赤らめています。

光君の方は、ビクビクと怯えながら、教室の入り口の方を見ています。
いつうんちが見つかるか、僕のうんちとバレたりしないか、
とっても不安になっていました。

「おい!今日はあるぜー!すげーぜ今日のウンコ!」

廊下で大きな声が上がりました。ついにうんちが見つかったのです!

「見つかったよ、光君・・・」
「う、うん。どうしよう・・・」
「大丈夫だよ。さ、行こうよ」

洋助君は、光君の手を取り、他のクラスメイトから遅れ気味に、トイレに向かいました。

トイレには相変わらず、物好きな生徒が集まっています。
なにせ今回のは二人分のうんちです。
ざわめきも、その分大きくなります。

「うわ!すげー量だぜ!」
「一本糞だぜ、なげーよなあ」
「上のでっけーウンコ、よく出せたよな」
「これだけの量よく溜め込んだもんだぜ」

まれにみる長い一本糞と、大きな固まりうんちに、
皆、笑いの混じった感心の声を上げています。
ついには、女子もうんちを見始めました。

「うわ、何これクッサーイ!」
「いっやー、スゴーイ。どうやったらこんなに出せるのー?」

興味本位の生徒たちの一言一言が、二人の耳に突き刺さります。
洋助君は、すでにその言葉でゾクゾクしてきています。

「これが、好きなんだ・・・。ほら、光君も聞いてごらんよ」

その7

年頃の男の子が、もっとも見られたくない恥ずかしいウンチを、
大勢の人の好奇の目で見られてしまって、

「すっげー臭ぇ・・・。湯気まで立ってるぜ」

その汚さを、臭さをからかわれてしまい、

「こうやって何回もウンコを流さないでいくなんて、ホントはわざとじゃない?」
「そうね、ウンコを見せるのが趣味だとか」
「うわ、それって変態じゃん!」

やがて、話はうんちを残していった人への悪口になりました。
それとともに、皆のうんちを見る目も、だんだんときつくなっていきました。

これが変態の残していったうんちだと、変態を忌み嫌うように、
うんちにも変態を見るような目で、睨み付けています。

(み、見られてる・・・。僕のウンチが・・・は、恥ずかしい・・・)

光君には、とっても恥ずかしくて、突き刺すような視線で皆から見られているのが、
まるで、うんちから伝わってくるように、感じられました。

決して辛いものではなく、チクチクと間接的に感じるその痛みが、
かえって心地よく、興奮をかき立ててくるのです。

(知られちゃった・・・。僕のウンチの臭いまで嗅がれちゃった・・・)

光君は、自分のもっとも見られたくないうんちが皆の目に晒されてしまったことに、
とっても恥ずかしくなりながらも、
洋助君と同じように、それが自分の出したものだと知られないことで、
逆に、その恥ずかしさに安心して興奮することが出来たのです。

二人は、うんちを見られ、皆に取り囲まれて責められている自分の姿を
想像して、興奮していました。

自分の恥ずかしいものが暴かれ、逃れることもできず、さんざんに言葉で嬲られる。
ちょっとした精神的レイプを、二人は楽しんでいたのです。

 

結局、授業が始まると、教師に怒られ、皆は教室へ戻っていきました。

何事もなかったかのように授業は進み、光君も最初はビクビクしていましたが、
結局うんちが誰のだったかバレずにすんだので、ホッとしています。

放課後、光君と洋助君は、二人で仲良く下校しています。

「ねえ、明日も二人で一緒にウンチ出してみようよ」

洋助君の問いかけに、光君は最初は戸惑いましたが、
洋助君に押し切られただけではなく、あの興奮を、また味わいたいという気持ちも出て、
明日は、二人で朝早く登校しようと決めました。

もちろん、それだけではありません。
お互いに、自分のうんちを見てほしい、という気持ちもあったのです。

しかし、翌日は、二人の計画はうまくいきませんでした。
他の生徒達が、うんちの犯人を見ようと、トイレで張っていたからです。

「あーあ、残念だったね」
「うん、そうだね」

もう、学校で朝うんちを残すことは出来なくなりましたが、
それからは、二人は家でうんちを見せあって楽しむことにしました。

お互いに、うんちがアナルから出る所を見せあって、ウットリとしたり、
お尻を拭きあったりして、思う存分楽しむと同時に、
二人の愛を深めていました。

そうして、いつのまにか、学校にうんちを残していく秘かな快楽は、
二人にとってどうでもいいものになっていくのでした・・・。

(完)