『名雪』。。。裕一〜〜これで全部終わったよ〜〜 『裕一』。。。ああ、こっちも今終わった所だ、、これで全部か?名雪、、 『名雪』。。。うん!!そうだよっ 『裕一』。。。よし!それじゃ帰るか、、秋子さんも、待ってる事だしな。 『名雪』。。。うん!そうだね、早く帰ろうっ♪ 。。。今は12月、、再びこの街にも雪が降り始め、一面を銀世界に埋め尽くしている、 名雪に出会えたこの季節、、沢山の思い出を紡いで、今、、ここにいる。。。 『初めてのクリスマス』 『名雪』。。。ただいま〜、お母さん、、 『裕一』。。。ただいま戻りました〜。 『秋子』。。。ご苦労様、大変だったでしょう、これ飲んで暖まっててから仕度をはじめましょうね。 。。そう言って、ゆっくりと湯気の立つココアを手渡す、、 『秋子』。。。そう言えば、あゆちゃんに会えましたか? 『裕一』。。。いいえ、少し商店街を歩いたんですけど、会えなくて、、、 『秋子』。。。そうですか、残念ですね、、、それじゃ三人ではじめましょうか。 。。。そうして三人は、おのおの仕度をはじめる,,, 『秋子』。。。それじゃ、名雪は、私と料理の方をお願いね。裕一さんは、テーブルと飾り付けの方を お願いできますか? 『裕一』。。。はい、分かりました、、 『秋子』。。。それじゃ、お願いしますね。 そうこうして、テーブルにクロスを掛けたり、キャンドルや飲み物、グラスを適所に配置し終えると、 秋子さんと名雪が、料理を持ってきて並び始める、、、、、、 『秋子』。。。それじゃ、はじめましょうか、、裕一さん電気をけしてくださいね。 名雪は、キャンドルに火を点して、、 。。。そして部屋全体がキャンドルで薄暗く映し出される、、、 歌、、清しこの夜、、、(中略)、、、 そして俺は、秋子さんと名雪に、名雪は俺に、注ぎあい乾杯した。 『秋子』。。。それじや2人にプレゼントよ、はい、、、開けてみて、、 『名雪』。。。うわ〜〜、手袋だ〜〜♪、ありがとう、お母さん(^^) 『裕一』。。。うおっ!!俺もだ!!有り難う御座います、秋子さん、、大事にします。 『秋子』。。。喜んでもらえて、よかったです。 『裕一』。。。んじゃ、俺も2人に、、名雪と秋子さんに、、開けてみてください。 『秋子』。。。あら、とても暖かそうなマフラーですね、、ありがとうございます、大事に使わせて頂きますね。 『名雪』。。。わっ!!けろぴーの子供だぁ〜〜♪、、、あれ?チビけろぴーに付いてるネックレスは??? 『裕一』。。。それが本当のプレゼントだ、、猫型の物、見つけるの苦労したぞ〜〜 名雪は、猫好きだけど、猫アレルギーだからな、、これで我慢してくれ、、 『名雪』。。。裕一〜〜嬉しいよっ、有り難う〜〜♪、、付けてみていい? 『裕一』。。。ああ、せっかく買ったんだ、付けてもらうためにな、、 『名雪』。。。うんっ!!、、、どう、似合う?、、、 『秋子』。。。名雪、よく似合っているわよ、 『裕一』。。。おっ!孫にも衣装だな、、 『名雪』。。。裕一、もしかして失礼な事、言ってる?? 『裕一』。。。いや!!正直な感想を言ったまでだ。 『名雪』。。。凄く失礼な事、言ってる気がする、、 『裕一』。。。冗談だ、、よく似合っているぞ、、名雪。 『名雪』。。。うん!!ありがとっ!! 『名雪』。。。じぁ、私が裕一だね、今度は、、、はい、これだよ!! 『裕一』。。。おぁっ、腕時計じぁないか!!高かったんじゃないか?これ、、、貰っていいのか?、本当に、、 『名雪』。。。貰ってくれないと困るよ〜〜一生懸命選んだんだから〜〜 『裕一』。。。ああっ、喜んで使わせてもらうよ。 『名雪』。。。それは、毎朝10分遅れる腕時計なんだよ。 『裕一』。。。何??そんな事したら、毎朝遅刻だぞ、、イチゴジャムも食べれなくなるぞ、名雪!! 『名雪』。。。それは、嫌だよ〜〜 『裕一』。。。名雪、、本当に10分遅れる時計か??? 『名雪』。。。冗談だよっ 『裕一』。。。冗談かい!! 『秋子』。。。さぁ、そろそろ始めましょう、お料理が冷めてしまいますよ。 。。。そして、この街に来てから初めてのクリスマスが始まろうとしていた。。。 秋子さんの学生時代の話、名雪の幼い時の話、俺がこの街に来たときに出来た思い出の話、色々と楽しい話をした、そして0時を回ろうとしている時、、。。。 『秋子』。。。それじや、今日はこの辺にしましょう、、夜も遅いし、、 片付けは明日でいいから、お風呂に入って暖まって休みなさい、、 『名雪』。。。うん!!おやすみなさい、お母さん、、 『裕一』。。。秋子さん、おやすみなさい。 。。。そして、名雪が先に入り、俺が入って、部屋に戻ると、冷たい空気が部屋中を覆っていた、、 『裕一』。。。これは、こたえるな〜〜、でも、、気持ち良いかも、、ひんやりとしていて、 、 それに寝付けない気分だしな、、、 。。。そして俺は、掛け布団をベットから剥ぎ取り、カーテンを開けて、布団に包まって、月明かりのきれいな空を見ていた、、、そんな時、ドアがノックされた。。。 『名雪』。。。裕一、、まだ起きてる? 『裕一』。。。ああ、起きてるぞ、、、何か用か? 『名雪』。。。入ってもいい? 『裕一』。。。夜這いか?名雪、、、 『名雪』。。。違うよ〜〜話しをしにきたんだよ〜〜 『裕一』。。。冗談だ、、入ってもいいぞ。 『名雪』。。。うん、、、何見てるの??? 『裕一』。。。いや、月明かりが綺麗だから、ちょっと見てたんだ、、、 『名雪』。。。とても明るいよね、今日のお月さん、、、 『裕一』。。。ああ、、、 『名雪』。。。一緒に布団に包まってもいい?? 『裕一』。。。名雪、、恥かしい事、言ってないか? 『名雪』。。。ううっ、裕一意地悪だよ〜〜 『裕一』。。。冗談だ、、いいぞ、、入っても、、 『名雪』。。。うん!! 。。。そして二人でフローリングに座って布団に包まる。。。 『裕一』。。。あれ?、名雪、、まだネックレスしてたのか? 『名雪』。。。当たり前だよ〜〜裕一からのプレゼントだもの、、海とか、お風呂以外は身に付けるよ、、、 宝物だもの〜♪ 『裕一』。。。照れる事、言うやつだな、名雪は、、 、 『名雪』。。。裕一は、気に入ってくれた?私のプレゼント、、、 『裕一』。。。ああ、大事に使わせてもらうからな、、ありがとう名雪、、、 『名雪』。。。うん!!、、でも、綺麗だね、今日のお月さん、、 『裕一』。。。ああ、珍しいよな、こんなに綺麗な月を見るのは、久しぶりだからな、、、 。。。そして、緩やかで穏やかな時間が過ぎて行く、、ふたりの眼が合い、月明かりの下でキスする二人。。。 『名雪』。。。恥かしいよ〜裕一〜〜〜でも、ありがとう、、素敵なクリスマスだよ!!今日は、、 『裕一』。。。俺もだ、、名雪、、、 『名雪』。。。ねぇ、裕一、、、一つ聞いてもいい? 『裕一』。。。なんだ、、、 『名雪』。。。私たち、ずっと一緒だよね、、これからも、、、 『裕一』。。。ああ、一緒だ、、、 『名雪』。。。うん!! 。。。名雪の笑顔が眩しかった、、月明かりに照らされて、キラキラ輝いていた、、、。。。 『裕一』。。名雪、、、、名雪?、、、 『名雪』。。。す〜〜〜〜〜〜 『裕一』。。。寝てるのか、、、 (心の中で)。。。名雪、、俺、、あの時に言ったよな、、名雪の側にずっと居るって、、 今でも、その気持ちは変わらない、、俺は、ずっと名雪の側にいる、、、 お前の笑顔を見続ける為に、、、 Fin
今回は、12月も近いと言う事もありまして、クリスマスバージョンを書いてみました。 ちょっと、キスシーンがあるけど、許してちょ、、、雰囲気が欲しかったから(^^;;) 今回は、名雪が一生懸命プレゼントを選ぶ姿、、裕一があちこちに歩き回って名雪にあげる ネックレスを探す姿、、そして、一家を、、、ふたりを見守る秋子さんの姿を想像して書いてみました。 些細な日々のちょっと特別な日を今回は書いてみました。 いかがでしたか? 感想なんか頂けたら幸いです(^^) それでは、今日はこの辺で、、、 MA...kuon.mebiusu@mx2.ttcn.ne.jp URL...http://www1.ttcn.ne.jp/~kuon 1999/10/28/0:30
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