自分が、ここまでONEをやっている理由。 EDを迎えるときに、誰のEDでも。誰のストーリーに対しても。 すごく悲しくて。 胸が苦しくて。 このまま外に出たら目が真っ赤で恥ずかしいだろうなぁ、とどこかでおもって。 ティッシュが側にないと困るくらい。目も鼻もぐしょぐしょにして。 ふとその場の自分自身を振り返って、すごく恥ずかしく感じて。 えんえん涙を流して。 たかがゲームなのに。 されどゲームだけど。 すごく感動してしまってます。 なにが自分をそこまでしているのか。 それは主人公が自分だから。 自分が持っている不安そのものだから。だとおもう。たぶん。 自分がきえてなくなること。 他人が自分をわすれてしまうこと。 自分のなかの最大の恐怖だと。おもう。 自分の。人生の。一つの命題。 自分がいきてゆくこと。 他人に自分を認めてもらうこと。見てもらうこと。感じてもらうこと。 すべてが自分の存在。 自分をおもう自分自身は、簡単に否定できる。 われ思うわれ。では満足できない。存在できない。 すべては相手がいるから。 それをつきつけられる。 だから、EDのときに感情が爆発してしまう。 素直に。さらりと。受け止めることなんてできない。 主人公のような深い悲しみも負っていない。だから、永遠があるかなんてしらない。 だけど、自分の胸の中の。一番だいじなところ。 自分の存在、意味。なくなってしまうのが悲しい。 とてつもなくかなしい。 だから泣くんだ。とおもう。 自分の存在が、あまりにもちっぽけな。ふけばとんでしまうような。 すぐにかききえてしまうものだと感じているから。 消えてしまった主人公のように。 また戻ってきた主人公を信じて。信じたくて。 このゲームをやる理由。 感情の爆発をわざわざおこして。呼吸もできず。涙を流して。 このゲームをやる理由が。 かけていたこころのピースをうめるように。 すんなりとこころのおくそこにしずんでゆくのが。 とてつもなく嬉しいから。 1999年1月25日 風邪で会社を休んだ日に