黒部川 「秘境」下の廊下の錦繍 1

 [menu   [ next ]                                                           2000年10月26日〜27日撮影


 北アルプス鷲羽岳に端を発し、3000メートル級の山々の間を日本海まで流れ下る黒部川を
遡る山旅に出かけた。「旧日電歩道」と呼ばれる黒部川の電源開発の為に造られた道を辿って
黒部ダム迄の1泊2日の行程である。
 秋の訪れが遅く、例年だと紅葉の終りかけている時期なのだが見事な紅葉が渓谷美を引き立ててくれた。
 


 

富山県宇奈月温泉から終点の欅平までトロッコ電車に乗り、旧日電歩道と呼ばれる断崖を
穿った道を辿る。 欅平から急な坂道を2百数十メートル一気に上りそのままほぼ水平に
道が続いている。 幅1メートル足らずの道の下は目も眩むばかりの断崖絶壁である。

僅かに残っている古い桟道にはワイヤーロープで
つるされた丸太が残っていた。

岩壁に水平に造られている歩道。

オーバーハングになっている岩をくり貫いた道。

 

雪渓の下には露岩のままの細いトンネルが
通っている。



はるか下を流れる黒部川に吸い込まれるように
紅葉の縞模様が続く。

初日の宿泊地「阿曽原温泉小屋」に近づくと

見事な滝が迎えてくれた。 

断崖絶壁の道から、急な坂道を下ると

「高熱ずい道」から湧き出している露天風呂が

迎えてくれる。

今回の同行者↑

大町山案内組合所属の、永井さん、近藤さん

黒姫スノーボードスクールの校長酒井さん

阿曽原温泉の露天風呂。絶景!

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