小川美潮さんが参加している新しいバンド「うずまきまずう」のアキシーによるライブレポートです
○1999年4月20日:高円寺ジロキチ
美潮&2うずまきまずう”のライブを見てきました。
”うずまきまずう”のライブは2回目ですけど,前回(渋谷オンエア・ウエスト)でのライブは,ちょっと投げやりで演奏面でまとまりに欠け,良い印象を持っていません。
しかし,今回はなかなか素晴らしいライブでした。
お客の入りがあまりよくなく,珍しく座って見ることが出来ました。ワタシの位地は近藤達郎さんの真横,美潮さんからは3mの距離というところか。
演奏前,美潮さんが何故か会場に出入りしたりしつつ,定刻よりも40分も遅れてスタート。余談ですが,ジロキチって客席から楽屋が見えてしまうんだよ(^_^;)。
パーソナルは固まったようで,美潮(V),大川俊司(B),板倉文(G),佐藤一徳(D),近藤達郎(K)。
チャクラを思わせるインストロメンタル・ナンバーでスタート。遅れて美潮さんが登場。フランク・ザッパのTシャツを着ております。
演奏は2部構成で,共に40分程度。2回のアンコールを含めて,合計80分あまりのステージでした。
一昨年のステージとは変わって,コンピュータを使わない演奏スタイルでした。
前回はサイテーだった(・_・メ)板倉文が好調で,こんなにギターを弾きまくるのを見たのは,はじめてでした。
復調したのか,練習したのか,やる気を出したのか分かりませんけど,サイコーでした。
ヒイキにしている近藤さんは近すぎて良く見えませんでした。
強力なダンス・ナンバーもバラードも良かったです。
さて肝心の美潮さんは好調を維持している様子で,いつも通りと言えばそれまですけど,ダブル・アンコールでは,アカペラで”On
the Road”を披露してくれました。嬉しかったよ!
”デンキ””不思議のTEO”などの旧作も何曲か演奏しましたけど,新しい曲(ってったって初演ではないけど)のデキが良く,気持ちが良かった。楽しくなりました。
美潮さんのボーカルを聴くと,何故か心が安まります。幸せな80分でした。
そこでワタシからお願いです。
機は熟したと思います。
テンションが下がらないうちにレコーディングに入ってほしいです。
そして,再び明るい場所に戻ってきて下さい。
美潮さんのギグに行く度に感じるのですけど,(ワタシはしていませんが)録音している人がたくさんいます。
みんな美潮さんの歌声やバンドの演奏を,何度も繰り返して聴きたいのです。
バンド名の通り,同じ位置に来てしまった様に感じることもあるだろうけど,少しずつ登って行って欲しい。
どうか,一日も早くレコーディングしてください。
美潮さん達に代われる人はいないのですから。
勝手な思い入れを発進してしまって,申し訳ありませんでした。
○1999年5月31日:吉祥寺・Star
Pine's Cafe
またまた見てきました。前日の日曜日は出勤で,この日に代休を取ることが出来たので,見れました。実は同じ日に金延幸子さんのギグもあったので,これには細野晴臣さんもゲスト出演するそうなので,どっちに行こうか迷うところでしたけど,浮気してはイカンと,美潮&うずまきまずうを選択。
今回の会場は初体験。我が大阪近鉄バファローズの親会社であるところの”近鉄デパート(!)”のすぐ近くでした。これも何かの縁か(んなわきゃない)。
ワタシが知るライブ・ハウスの中ではとてもキレイで,ちょっとオシャレな感じもし,気のせいか女性客も多かったと思いました。
照明が明るく(暑いと美潮さんがしきりに言っておりました),ミラー・ボールも回ります。
天井が高く,今回は一階席から見ましたが,二階席もあって,次回も見に行けたら(8月31日)二階席から見てみようかと思います。あまりキレイとは言えない(はっきり言って汚い)ジロキチはジロキチで,また良いんだけどね。
珍しく(!?)定刻(19時半)通りに始まり,アンコールを含めて1時間半のステージでした。今回は休憩なし。
文さんと美潮さんは赤系のハデ目な衣装で登場。特に文さんはドハデな衣装。他のメンバーはいつも通りにジミ目。
内容は前回とほぼ同じ。導入部のインスト・ナンバーはだいぶ違ってましたけど,文さんがハサミの様なもの(ってハサミだったかも)をギターのピック代わりにして演奏しました。このハサミは客席に投げ入れました。
なんか淡々と進んだ感じで,前回の方がテンションは高かったと思いますが,なかなか楽しいギグでした。
途中次回のギグのリクエストを募集したりして(”いとほに”と”ポテトロイド”の声が聴かれた。これは期待だど),演奏にも余裕が感じられました。
んと,ここ2回のギグから感じたのは,うずまきまずうって,基本はファンクなんでしょうか?
大川さんと佐藤さんのリズム・セクションから来るのか,そういうノリが感じられました。
だるいだるいと言ってた美潮さんのボーカルは,中盤以降に元気が出てきたみたい。
文さんのアドリブで奏でるフレーズというのは,音色はそれほど変わっていないのですが(わりかしフツーと言う意味),音程と和音がちょっと妙で,不思議な感じがしました。ザッパあたりの影響なんだろうか?
実はワタシはチャクラの演奏というのは生で見たことがありません。
だいぶまとまってきたうずまきまずうというバンドは,美潮さんのボーカルを中心に,しっかり者のリズムセクションに,リキが入る近藤氏のキーボード,そしてやんちゃな文ちゃんという感じがします。
チャクラのライブってのはどんな感じだったのでしょうか?
MUSIC*SIGでは,美潮さんよりもむしろ文ちゃん&Killing
Time
の方が評判が良いというか,注目されている様に感じます。
一度キレた文ちゃんのギターも観てみたいな〜
※追記
前回レコーディングに期待する旨の書き込みをしました。ちょっと反省しております(そのワリには削除してないけど)。
というのも,5月29日放送のJ-WAVE・細野晴臣デイジー・ワールド(ロス&ニューオリンズ録音・報告の巻)を聴いてたら,久保田麻琴氏と細野氏が長らく唄入り作品(ボーカル)を制作してこなかった理由を説明しておりました。
時代が自分のボーカルと合わないと感じていたから,とのこと。
今になってみると,まさにそういう発言に納得してしまいました。
美潮さん達にも,CDを作る気になったら作って欲しいと,前言を修正したいと思います。
ずっと待ってますからね〜
○1999年8月31日:吉祥寺・Star
Pine's Cafe
またまた行って来ました。何だか前2回の書き込みをあらためて読み直してみると,赤面してしまいましたので,今回はあまり書かないことします。
定刻より15分ほど遅れてスタート。今回はまずギターの文ちゃんがジミメな衣装で登場し,近藤さんと佐藤さんを交えて,スローなインスツルメンタル・ナンバーを短めに演奏し,流れで美潮嬢が登場しました。
本日はベースの大川さんがお休みということで,キーボードの近藤さんが左手でベースラインも弾くという器用なことを全曲で演じました。
演奏は相当にこなれてて,とても良かったと思います。文ちゃんの演奏はこれまでになくきっちりとしていたと思います。
アタッチメントが足下にいっぱい。でもあんまり弄らなかったような。
アンコールは合計3回やり,2回目では,アカペラで歌ってくれました。