UZUMAKIMAZU LIVE at Light House, Namie Town


◆日時:2006年8月19日(土)
◆場所:福島県浪江町 LIGHT HOUSE
◆出演:

 うずまきまずう
  小川美潮(vo)・大川俊司(bass & ac-gt) ・Banana-UG(key)・Ma*To(synth)・MAC清水(dr & perc)・Whacho(perc)
◆セットリスト
    第一部
  01)4 to 3
  02)デンキ
  03)花の答え
  04)良心力学
  05)はじめて
  06)ホビットの夢
  07)ハスクリア
    第二部
  08)ふたつのドア
  09)エンソ
  10)On the Road
  11)恋
  12)12月21日
  13)窓
  14)やっとだね
    アンコール
  15)私は宝
    ダブルアンコール
  16)人と星の間

◆ドタバタ道中
 さてさて,昨年秋に引き続き,うずまきまずうを観に浪江町まで行ってきました。
 今年はYさんがクルマを出してくれるということで,N駅で待ち合わせし,別組2名と合わせて関東組総勢7名の遠征になりました。
 日頃の模範的な行動のおかげでお天気も良く,渋滞もたいしたことはなく,3時間半ほどで浪江町に到着。言い出しっぺのOさん宅にまずお邪魔してご挨拶。O奥様に出迎えて頂きました。
 バンドのメンバーは既にLight Houseに向かったということで,定宿の“ビジネスホテル浪江”で荷物を下ろしてすぐに我々も会場に向かいました。


威風堂々としたホテルの全貌


謎のポケット醤油


ホテルはいつもメリー・クリスマス

ベッドのお供はピカチュー君

 Light Houseはビルの2Fにあり,1970-80年代ロックな雰囲気でなかなか良い感じです。関東で言うと,ストーミー・マンディに少し似ていると思いました。 

 
手作りチケット 3番!


エントランス

 会場に入ると既にサウンド・チェック&リハーサルの真っ最中。しばらく見学していましたが,観てしまうと本番がもったいない気もしてきて,途中から抜け出して周辺散策し,帰ってきてコンビニで焼きそばパンを買ったら美潮さんとOさんが入って来ました。美潮さんはアイスを買った模様です(^^;
 3人で会場に戻り,しばらくすると入場時間になりました。席を決めてエントランスで地元の皆さんとしばらくお喋りし,Oさんのことなどを伺いました。地元で有名なんですね。評判も良いんですね。さすがですね(^^;
 
 定刻きっかりにOさんがマイクを持って挨拶し,演奏の予定やバンドのメンバーの活動について簡単に解説し,いよいようずまきまずうが入場して演奏が始まりました。壁際と前列に椅子席が設けられ,中央は立ち見だったんですが,立ってしまうと後ろの人が見えないかもということで,入り口付近やカウンター付近で立って観ていた人が多かったようです。
 馴染み深い“4 to 3”からスタート。お客さんのかけ声が多く,音も雰囲気もいつもと少し違って感じます。最近のライブはお喋りが少ないんですが,この日もそうで,曲数が多く,二部合計2時間オーバーの演奏になりました。
 “花の答え”では美潮さんがベースを弾いて,シュンちゃんがギターを弾くパターンではなく,美潮さんは歌に専念していました。楽しい“ホビットの夢”は何回か聴いたアレンジと少し違っていて,より即興性が強まった感じで面白かった。何度聞いても美しい“ハスクリア”を最後にあっという間に一部は終了。15分間の休憩を挟み,二部に突入。 


始まってすぐの頃の写真


第二部

 “ふたつのドア”はOさんからのリクエストだそうです。うずまきまずうで演奏するのは珍しいですね。後で伺ったら,Oさんは工藤順子さんによるこの歌詞が不倫のことを描いていることに気が付かなかったそうで,天国と地獄とか,人生の二つの選択とか,そういった意味だと思っていたそうです。そういう風に解釈するとまたひと味違った味わいがあるというものです。優れた歌詞はそういうものです。
 新曲の“エンソ(塩素)”は,水に混ぜられている塩素の臭いを嗅いで懐かしく思った体験を歌にした塩素賛歌だという美潮さんの説明がありました。食品衛生の立場からしても,この歌詞は好きです(笑) whachoさんの瓶を叩く音色も良い感じでした。
 この後スローなリズムの曲が3曲続きました。この辺りは美潮さんの熱唱が力強く感じられました。真骨頂と言うところでしょうか。歌も演奏も熱が入っていました。名曲“窓”の感動の後,メンバー全員のソロ・パートを用意した“やっとだね”で賑やかに終演。
 かと思ったら,出入りするのが面倒だとのことで,そのままアンコールの“私は宝”を歌い上げました。この前にMACさんが脚を攣ったとのことでしたが,無事演奏終了。メンバーが退場しても拍手が鳴りやまず,Oさんがメンバーの様子を窺いに行って,メンバーが戻って来てくれ,MACさんのボンゴ・ソロで始まるダブル・アンコールの“人星間”が演奏され,この夜のパフォーマンスは終了しました。MACさんは8月は連日連夜の演奏だそうで,前日の深夜まで演奏し,1−2時間しか寝ていなかったそうです。20日の夜にもライブがあったとか。この夜の大功労者でした。MACさん大好きだよ〜(^^;
 
 Light Houseでのライブで,始めてうずまきまずうの演奏や美潮さんの生の歌声に触れた方が多かったと思います。どんな風に感じたかは分かりませんけど,大きな拍手やみんなのニコニコした笑顔から,想像出来ると思います。いつもとは少し違うフレンドリーな雰囲気でした。
 Oさんが最後の挨拶の時におっしゃっていた通り,始めての場所でも,何回も演奏している場所でも,いつでも手を抜くことなく,うずまきまずうは楽しみながら一生懸命演奏していると思います。特に美潮さんのボーカルはこのところずっと絶好調です。新曲は既発曲に比べて勝るとも劣らない良い曲ばかりです。早く新しいアルバムを作って,全国・全世界に発信してほしいと期待するのは,僕やOさんだけではないと思います。

 ライブが終わった後,打ち上げが行われ,参加させて頂きました。  


Oさん,美潮さん,O奥様


記念写真撮影中

 カンパCDに全員のサインを貰う列が出来ました。Oさんはこういうミュージシャンを交えての宴会がやりたかったみたい(笑) もしかしたら,これが一番の目的だったのかも(笑) ご飯を食べていなかった僕らは中座してしまいましたけど,一番幸せだったのはOさんだったのかな?
 
 翌日20日はOさん家にお招きしてもらって,朝食を頂きました。たくさんご馳走が並び,みんなで舌鼓を打ちました。Oさんのご家族はみんな優しく,フレンドリーな人ばかりで,本当にお世話になってしまいました。
 この場であらためてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
 また,Light Houseのスタッフの皆さん,機材の準備や段取りなどに奔走してくださったボランティアの皆さん,暖かく迎えてくださった浪江町の皆さんに,感謝致します。みんなの笑顔が元気のモト。ウレシイのモトです(^^;
 そして,このイベントを企画・実行してくださったOさん並びにO奥様,ご苦労様でした。大成功だったね \^.^/