場所:高円寺ジロキチ
日時:2003年10月15日
出演:シンシュンのミ
    小川美潮(Vo, Bass, Shaker),大川俊司(Bass, Ac-Gut),勝俣伸吾(Pf)

  第一部
01:弁天システム
02:花の答え
03:12月21日 (オフ会情報では,大川さんの作曲だそうです)
04:Tea for Two
05:恋
06:ホビットの夢


  第二部
07:太陽の曲 (大川さんによるギター曲)
08:波 (勝俣さんによピアノ曲。大川さんのベースが入ります)
09:デンキ
10:On the Road
11:Old Devil Moon
12:良心力学
13:Hasu Kriya
14:私は宝


  アンコール
15:Worry Beads (From "Paraiso" by Harry Hosono and The Yellow Magic Band)
16:はじめて


※コメント
 シンシュンのミ,初めてのソロ・アクトに行ってきました。持ち歌そんなにあるのかな〜と心配しましたが,2時間を超え,終わったのは22時を回っていました。
 美潮さんは,Gパン姿で登場。先のロフトでは,ちょっとオシャレしていた感じですが,この日はラフな感じ。
 オフ会の時にうかがった話では,大川さんは新しいギターを買って,音響的には良くなるよとかで,そのお披露目。勝俣さんは,帽子を被ってグランドピアノを奏で,美潮さんのベースが3曲(01,02,12)もありました。バナナ型シェーカーも復活!
 この日,美潮さんはお喋りが絶好調で,"いつ終わるんだよ〜"と構えて待っている勝俣さんが可笑しかった(^^; アーティストが複数出演して時間に制約があるイベントでは,喋り足りなかったのでしょうかね?
 演奏面ではまだ不安定さがあったけど,お喋りするに連れ,歌は好調になり,特に第二部は,この二年ほどのライブの中では,最高に楽しいものとなりました。大川さんも終盤アドリブってました。
 ”ほころびを喜びに変え”と言うところを”喜びをほころびに”と間違えて,”逆だった”と訂正した12月21日あたりから美潮さんの骨盤が開いたのか?,リラックスしてきた感じになり,楽しい歌声を聞くことが出来ました。
 ギターのチューニングがやや甘い”恋”とか,みたびイントロを間違えちゃった”はじめて”とか,細かな点では不満もあったんですが,なんかそういうこと,どーでも良くなっちゃいました(^^;
 何より美潮さんが気持ちよさそうに唄っていたのが一番。
 まさか,美潮さんの唄で”Worry Beads”が聴けて(しかも歌唱指導付き),一緒に歌えるなんて!

 さて,新曲の”弁天システム”は,あっちとこっち?の関係を描いた曲だそうです。イマイチ理解出来ないけど,何となく分かった様な気になる不思議な言葉ですが,個人的に,アルバムタイトルになりそうな印象?
 ”ホビットの夢”は,指輪物語をモチーフにした歌詞だそうです。不思議なメロディーとコード展開を見せる曲で,途中でギターソロとピアノソロが挿入され,かなりの難曲か? 美潮さんならではの曲。
 これ,傑作かもしれない! 一聴きで気に入りました。
 MCの方では,”ドラマーが見つかるまでこの三人で頑張るぞ!”とか,スカパー!のスペース・シャワーの悪口(笑)とか,Old devil moonの作者であり,ペットを吹きつつ唄うチャット・べーカーについて,私も楽器をやる様になって,伴奏する人の苦労が分かったとか,ハスクリアのダジャレでオンドリャ(フツウ思いつかないと思う)とか,その他聞いたけどよく分からん,大川さんが新しいギターのネックをコンクリの壁にぶつけたのをからかったりと,楽しいお喋り,絶好調でした。

※P.S.
  Worry Beadsは,7-8年前に,細野さんに”カバーして良いですか?”と許可申請して,そのままになっていたそうです。