渋谷毅トリオ with 小川美潮

出演:渋谷毅(pf),大西真(e-b),松本照夫(dr),小川美潮(vo)

日時:2004年1月30日
場所:高円寺ジロキチ
演奏曲(小川美潮歌唱曲のみ)
 第一部
  01:はじめて
  02:4 to 3
  03:遠い夏
  04:花の子供
  05:Dear Mr.Optimist
第U部
  06:One Note Samba
  07:Bridges
  08:おかしな午後
  09:窓
アンコール
  10:ケセラセラ
  ※01-03は渋谷毅&小川美潮によるデュオ。その他は渋谷毅トリオ&小川美潮。



コメント
 金子マリさんの急病によって,急遽美潮さんが参加することになったライブ。
 個々にはそれぞれ共演したことがあるそうですが,この組み合わせでは初共演だそうです。会場で当日リハしただけで臨んだとのこと。
 19時頃に会場に着くと,カウンターで渋谷さんが飲んでいます。係の人?がピアノにマイクを取り付ける作業をしています。
 しばらくすると,どこからか美潮さんが会場に入って来ました。
 定刻よりもやや遅れ,まずは渋谷さんの演奏からスタート。聞き覚えのある曲です。ちょっと緩くて優しいタッチで,良い感じです。
 続いて美潮さんが登場し,デュオで3曲唄いました。美潮さん,渋谷さんのピアノの伴奏で唄うのが心地よいそうで,”ここで伸ばしたい”というところで,伸ばしてくれる−あうんの呼吸−を感じるらしい。
 引き続き,大西さんと松本さんが登場し,花の子供が始まりました。ゆるいジャズ・アレンジで,演奏が進むに連れて,呼吸が合っていくのが分かります。
 Dear.Mr.Optumistで第一部が終了。何だか渋谷さんゴキゲンの様子。お酒をおかわりしていました。
 第2部はトリオによる演奏で始まり,スウィングする軽快な曲を披露し,ソロも交えてだんだん乗ってきた感じ。
 美潮さんが再び登場し,4曲演りました。渋谷さんのトイレ・タイムがあり,その間のお喋りがいつもよりも長く,ほろ酔いだった渋谷さんは次第に酔いがまわってきた様子。
 足元もおぼつかなくなってきて,楽屋に引き上げるのも千鳥足。
 アンコールでは再びトイレに立ち,戻ってくると客席から「早くやれ!」と叫んだりして(^^;
 ケセラセラが終わったとたん,渋谷さんはとうとう鍵盤に突っ伏して,寝入ってしまいました。出来過ぎに思えるくらいカッコ良かった。
 近来にない,本当に楽しい演奏でした。ライブハウスの醍醐味をたっぷりと味わいました。
 演奏は上手いな〜,良い感じだな〜と思うだけで,ジャズは門外漢なのでコメントできませんが,こんなに良い雰囲気のライブは珍しい。
 美潮さんも松本さんも大西さんも,お客さんも,もちろん渋谷さんも,楽しめたのではないでしょうか。
 終わったあと,何故か美潮さんがパイを配っていました。もらちゃった(^^;

 お喋りは盛りだくさんでした。特に気になったのは,アルバム「小川美潮」の録音で,白井良明さんと西永福のプライベート・スタジオを使用したという話題。
 川の近くということは,私の実家のごくご近所じゃんか。スタジオなんてあったかな?