Street Music Festa in Namie 2007
紀行文風に(^^;
☆Street Music Festa in Namie 2007
☆日時:2007年8月26日(日)
☆場所:福島県浪江町 新町ふれあい広場
☆出演バンド多数
◆小川美潮・ウズマキマズウ
小川美潮・大川俊司・板倉文・Banana-UG・Whacho・MAC清水・Ma*To・小林“オイラー”武史
☆見聞録
●第一幕
福島県の海沿いにある浪江町にウズマキマズウが出演するということで,行って来ました。観光地ではありませんが,海と自然に囲まれた良いところです。
新宿駅西口に朝7時半に仲間達と待ち合わせし,My
Outback号を駆って,常磐道を走ります。浪江を訪れるのは3回目ということで,道に迷うこともなく到着しました。
駅前に着くと,既にワイワイとバンド演奏が始まっていました。真っ先に訪れたのは,駅からほど近いおー先生のお家。
演奏は町内5カ所で行われていて,旧知のドカティさんがドラムを叩いている地元のバンド「Radio
ActiveU」の演奏が新町ふれあい広場にて既に始まっている時間です。
おー先生達は会場に行っているということで,町の中央にある特設駐車場にクルマを停め,さっそく会場に向かいました。
音が聞こえる方に歩いていくと,野外ステージの横に出ました。ドカティさんは,バリバリにハードロックなドラムを叩いています。熱演です。
手を振ると気が付いて,スティックを持った腕を挙げてくれました。
やったね!
ビートルズやクラプトン,グランドファンクなどの選曲。ヴォーカルも気合い入ってます。とても気持ちいい演奏でした。
このイベントのために久しぶりに再結成したということですが,そんなブランクは感じませんでした。身体で憶えてるんですね。楽器が出来るって良いな〜
●第二幕
はてさて,会場でおーさん夫妻や顔見知りの人達とも会えた我々は,いったんおーさんの家に戻ることにしました。
お家に上がらせて頂くと,美潮さんやウズマキマズウのメンバーとも会うことが出来ました。その上,昼食をご馳走になってしまいました。
PAでお昼ご飯を食べて来なかったので,大助かり(笑) 美味しかったです。
しばしダベっていると,ほどなく前日に東京から乗り込んでいる
Tojilva.5
の演奏が始まる時間になりました。こちらは駅前のJR浪江駅ロータリーで行われるので,歩いてすぐです。
ブラブラと歩いていくと,バンドはセッティングの真っ最中。何やらキーボードが運送中に熱でヘタレたということで,代替え品を探している様子です。
こういった場合,楽器の知識がない私は何もすることが出来ず,遠くから“暖かく見守って”いました(^^;
どうやら楽器の手配がついたようで(後で伺ったら,次のバンドからお借りしたとか),演奏が無事始まりました。
炎天下,お馴染みの達郎ナンバーからスタート。Tojilvaは以前に小川美潮トリビュート・イベントで見たことがあるんですが,今回は女性抜き。おぢさんとしては,少々残念です(^^;
このバンドは安定感がありますね。Tojiさんは今回ボーカルに徹していました。DaSilvaさんはベースとサイド・ボーカルを担当して,たいへんそうです。
とかなんかと思っているうちに,客席の最前列には,ウズマキマズウのファンとメンバーが陣取って聞いています。おーさんの家の屋上からは,Ma*Toさんが手を振って声援を送っています。盛り上げますね〜
こういった状況でもTojiさんはまったく緊張することはありません。たいしたものです。
とかなんとか感心していると,ベースのDaSilvaさんの譜面がはらりと風に吹かれて落下。すかさずWとSさんがステージに近寄って,セットしました。感激の瞬間です(涙)
終盤には浪江をイメージした新曲を披露し,ナイスな宣伝MCもあって,感動の演奏は終了しました。
●第三幕
再びおーさんの家に戻り,ちょっと疲れたのでお座敷でリラックス。
ウズマキマズウのMACさんとMa*Toさんが,おーさんのPCでmixiやったりしてるのを眺めていました(^^;
新町ふれあい広場でTojilva.5が再び出演する予定なのですが,熱いのでどっしよかな〜と思いつつ,重い腰を上げて会場に向かいました。
今回は2曲ほど遅刻してしまいましたが,メインステージになる会場ということで,さすがに音が良かったです。
終演後,少しブラブラしながらOさん宅に戻って,クルマを転がしてホテルにチェックインしました。前二回は入り口が飲み屋さんになってるビジネスホテル浪江というところに泊まって,それは凄く面白かったのですが,さすがに飽きたので,行人荘というワリカシ普通っぽいところにネットで予約して泊まりました。
普通のビジネスホテルなんだけど,調度品はフツウっぽくなかったです(^^;
●第四幕
そうこうしているうちに,ウズマキマズウのリハーサル開始時間を過ぎたので,会場の新町ふれあい広場に行ってみることにしました。ホテルから歩いてすぐのところなんだけど,途中道に迷ったフリをしながら,別の会場をチラ見しました。フォークやブルースのアコースティックを演っていたけど,みんななかなか上手いですね。感心します。浪江は音楽が盛んな町です。
会場に到着すると,ウズマキマズウの面々がスタッフと共にセッティング中。ウズマキの後に出演するブラック・ボトム・ブラス・バンドのメンバーが芝生に寝転がって眺めています。パーカッションのWhachoさんの台は,燃やせるゴミの台です(^^;
屋台をブラブラしながら時間をつぶし,ビールとおつまみを受け取って,最前列に陣取り,演奏を観戦しました。
サウンド・セッティングは,ほぼ一曲まるまる演奏してチェック。準備万端整って,いよいよ演奏のスタートです。
やっぱり野外は良いです! いつもにも増してスケールが大きな歌と演奏です。
ウズマキマズウを招聘した浪江の人達や,東京から遠征して来た我々の多くは,チャクラ以来のファンだと思いますが,チャクラの素晴らしかったところは,おおらかでスケールの大きな曲(“あこがれ”の様な)があったことだと,個人的に思っていました。こういう演奏をしてくれるバンドは,僕が知る限り日本にはほとんど存在しないと思います。チャクラから脈々と続いている大好きなサウンドです。
前半は,“天国と地獄”が出色のデキで,少しウルウルしました(涙)
5分間の休憩を挟んで後半戦がスタートするちょっと前に,Whachoさんのパーカッションの音が弱い(小さい)かな〜と思っていたんだけど,後方中央でボランティア活動をしていたCさんも同じことを感じたと話したので(意見を聞かずして),そのことをMAC清水さんに伝えたところ,PA担当の方と話をし,後半戦は音もさらに良くなったと感じました。
気がつくと辺りは暗くなって,ムードが盛り上がる中,リズムが素晴らしい“人と星の間”,感動の“窓”と続き,ソロ回しも楽しい“やっとだね!”。もう1−2曲聞きたかったけど,スケジュールの都合上,1時間半ほどで終了したのは,致し方ないところでしょう。楽しい感動のステージは,終演となりました。
この日のお客さんは,始めてウズマキマズウを見る人も多かっただろうし,老若男女,子供からお年寄りまで色んな人が見ていました。
ウズマキマズウは浪江の人達に夏の思い出を残し,浪江の人達は僕らに楽しい思い出を作ってくれました。
このイベントに関わった全ての人達にお礼申し上げます!
●余録
ウズマキマズウの後,打ち上げパーティに参加する予定なのですが,ブラック・ボトム・ブラス・バンドも見たい! ということで,会場に残りました。
CDは一枚持ってるんだけど,ライブを見るのは始めてです。
ステージ横手からメンバーが登場し,客席中央まで出て来て演奏。
アイコアイコなどニューオリンズのお馴染みのナンバーからオリジナル曲まで,客席を巻き込んでの楽しいステージでした。
たびたび客席に乱入し,ソロを演奏したりして,お客さんと一体になった演奏でした。
後ろ髪を引かれつつ,パーティ会場に向かいました。
会場に到着するまで,迷子になりかけたのは内緒です(笑)