【美潮さんに似ている人】


「どーでもいい。だから何なんだ!」という話題であります。
ちまたの噂では,小川美潮さんに似ている人は,矢部美穂さんとか。口元とお目目が似ているかな?
この話を某お嬢様に話したら,「そう言われてもご本人はウレシクないでしょうね〜」とか。
美穂さんは女性に人気がないのかしら?
斉藤由貴さんも似ているという人もいます。目元が似ているかな?
歌声の方はというと,異論はあるでしょうけど,私的にはリンダ・ルイスです。
自由な表現方法とキュートなところに類似点を見出します。
小鳥の囀りに似たスキャットに,特にそう感じます。
先日の「2月生の男達」において披露された"Midnight at the oasis"を聴いて,これを確信しました。
とは言うモノの,やはり欧米の歌手を含めて,美潮さんの歌声のオリジナルを求めるのは困難です。
でもきっと,誰それの唄い方のコピーとか言われるよりはずっと良いと思います。
オリジナリティーってのが一番大事ですからね。


【リンダ・ルイスって誰?】

 
リンダルイスさんは,5オクターブの音域を誇る,小鳥の様な可憐なボーカルと,自由な音楽スタイルを持つジャマイカ系の英国人シンガー・ソングライター。1970年代後半からは米国を中心に活動しているようです。
 彼女をフェバリットにあげるアーティストはビョークなど多数おるようです。
 黒人なのにジョニ・ミッチェルなどのシンガー&ソングライターの音楽スタイルに合致するところがあり,1970年当時の音楽シーンにはあまり受け入れられなかったようですが,1990年代になってから英国と日本で再評価され,完全復活を遂げています。
 後述するように,ソロアルバムの他,客員で参加したアーティストも数多く,美潮さんもお気に入りのフランク・ザッパの作品にも参加しているそうです(未聴−誰か聴かせてくれ〜)。
 1970年代にはキャット・スティーブンスと共に来日公演を行い,96年の再来日公演で変わらぬ可憐な歌声を披露してくれました。
 やっぱりリンダはステキだな〜というわけで,久々にリンダルイスの手持ち全アルバムを聴いた本日,リンダをネットで検索してみました。
 日本のファン・サイトは見つかりませんでした。90年代に見事な復活を遂げた際には渋谷系としてあんなにもてはやされたのに,みんな冷たいな〜 好きだ,フェヴァリットだと主張してくれる人は多いんだけどね。
 というわけで,ディスコグラフィーをUPしておきましょう。
 美潮ファンは必聴ということにしておきましょう(笑)


○Say No More (1971, Reprise)
 ※リンダのファーストアルバム。未聴。
○Lark (1972-1995, WPCR-534)
 ※リンダのセカンド・アルバム。女性シンガー・ソングライターの作品として,名盤中の名盤とされる作品。
  ビートルズのスタジオで録音され,ジョージハリソンが遊びに来たという話が残ってます。
○Fathoms Deep (1974-1995, WPCR-535)
 ※Humming Birdが全面的に参加したサードアルバム。個人的にはリンダの作品の中で一番好き。かけがえのない作品。
○Heart Strings (1974-1995, WPCE-536)
 ※4作目のアルバム。米国編集ベスト盤。オリジナルの"Sideway Shuffle"を収録。
○Not a Little Girl Anymore (1975-1995, BVCA-7338)
 ※「愛の妖精」という邦題がつけられたアリスタ移籍盤。評判のよろしくない作品ではありますが,私は永らくリンダのソロアルバムを2作しか入手出来なかったので,たいへんな愛聴盤です。ロウエル・ジョージがスライド・ギターを弾いてます。
○Woman Overboard (1977-1995, BVCA-7339)
 ※プロデューサーにアラン・トゥーサンを迎えた5作目。評判は芳しくなく,それも致し方ない作品ですが,個人的には憎めません。
○Haciendaview (1979, Ariola ARL5033)
 ※未聴。極めて不評でした。
○A Tear And A Smile (1983, Epic 25478)
 ※未聴。残念ながら不評でした。
○Second Nature (1995,SRCS-7754)
 ※完全復活を遂げた作品。セカンド&サード・アルバムと並ぶ秀作。
○Born Performer (1995, SRCS-7977)
 ※渋谷"On AIr EAST"にて収録された日本盤ライブアルバム。ちょっと荒い演奏ですが,私の拍手も収録(笑)
  ベースはクマ原田さん。ギターは盟友のロバート・アーワイ。
○Whatever (1996, SRCS-8159)
 ※あんまり印象に残っていないな。
○All Over Christmas (1996, SRCS-8213)
 ※4曲入りクリスマス・マキシシングル盤。
○Kiss Of Life (1999, SRCS-8994)
 ※最新アルバム。ちょっとLarkの手触りに似ているかも。

○Can't Break The Habit / Ferris Wheel (1967) 
○Ferris Wheel / Ferris Wheel (1970)
 ※リンダが最初に音楽活動を開始したバンドがフェリス・ホイール。未聴。
  持っている人は何人いるんであろうか?
○Have You Noticed? / Ludmilla featuring Linda Lewis (1996, APCY-8330)
 ※ロシア系女性ジャズ・ピアニスト,ルドミーラさんにリンダが参加したアルバム。
  美潮さんと宮城純子さんの関係を彷彿とさせる。違うか(笑)。
  ともあれ,リンダのボーカルは見事。
○Hummingbird / Hummingbird (1975-1994, POCM-1970)
 ※第二期ジェフベック・グループを母体として結成された伝説のバンド,ハミング・バードのファースト・アルバムにリンダが2曲参加。
  セカンド・アルバムと本作は歴史的な名盤と思います。特に"Such A Long ways"は名演・名唱。
  ハミング・バードの日本のトリビュート・サイトはこちらです→
  http://www.ne.jp/asahi/vinyl/tetsu/
○GO TOO / Tsutomu Yamashita (1975, 東芝EMI IES-80891)
○GO LIVE / Tsutommu Yamashita (1976, 東芝EMI ILS-50013〜14)
 ※世界的なパーカッション奏者である山下つとむのプロジェクト"GO"のセカンド・アルバムと2枚組ライブ盤にリンダが参加。
  ファースト・アルバムは持っていないので分かりません(´。`)
  マイケル・シュリーブ,スティーブ・ウインウッド,アルディオメラ,クラウス・シュルツ等,そうそうたるメンバーが参加。プログレです。
  リンダの歌唱はソロ作よりもソウルぽく,艶っぽい。
  これ,CD化されているんだろうか?
  美潮さんにとっての,"Killing Time" はたまた"はにわオールスターズ"か? 違うか(笑)。


リンダ・ルイスの関連サイト→
http://discomuseum.com/LindaLewis.html

http://www.lindalewis.co.uk/

http://www.angelfire.com/biz3/bss/lindalewis.html

http://members.aol.com/UHEEP2/linda.htm

http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/LindaLewis/disco.html
(ソニーのサイト)

http://www.ne.jp/asahi/vinyl/tetsu/linda/linda.htm