小川美潮バンド LIVE In 大内接骨院17周年記念イベント


●日時:2005年10月22日
●場所:福島県原町 サウンド・ファクトリー・スタジオ [Back Beat]
●出演:

 小川美潮(Vo & Bass on 07-08, shaker)・大川俊司(Bass&Ac-Gt on 06, 07-08)・勝俣伸吾(Key)
 れいち(Dr, Vo)・Mac清水(Perc)・Ma*To(Key)


●セットリスト
   第一部
 01.HASU KRIYA
 02.Four to Three
 03.良心力学
 04.まっすぐ(勝俣伸吾さんの曲)
 05.はじめて
 06.走れ自転車


   第二部
 07.弁天システム
 08.花の答え
 09.Old Devil Moon
 10.恋
 11.窓
 12.やっとだね
 13.私は宝

  
アンコール
 14.まだ



小川美潮バンド・リハーサル中



※コメント
 美潮さんの大ファンである福島在住の大内さん。何とか地元でライブをやってもらえないか,という夢が叶いました。
 そのイベントに,招待して頂き,Tさん,Yさん,Cさんと共に行って参りました。
 本イベントは通常の公演のようにオープン形式ではなく,限られた人たちだけが見られる特別なものです。大内さん並びにご家族の方,実現のため尽力された方々に感謝申し上げます。

 当日は12時前にJR柏駅近くで落ち合い,クルマを転がして行きました。天下の晴れ女−美潮さん−にしては珍しく雨模様。友部のPAで昼飯を食らい,4時過ぎには浪江の宿に到着しました。
 大内さんの奥様の先導でライブ会場に。サウンド・ファクトリー・スタジオは開設してから約10年ということですが,ミュージック・スクールやライブ・イベントなど,この地方の音楽の核になっていると思われる立派な施設でした。是方博邦さんや杉山清貴さんのライブや,美潮さんのSecret Bookでも弾いたことがある櫻井哲夫さんのベース教室なども開催しています。
 http://www.soma.or.jp/~sfstudio/001.html

 雨の中会場に到着。出入り口は花束で一杯です。大内さんにご挨拶し,二階の楽屋に通して頂きました。バンドはサウンド・チェック中。その様子が楽屋からモニター見られます。ホールに入ることが出来ました。入念に調整しています。
 ずっと見ているのも何か悪い気がしましたが,バンドのリハーサルを見る機会もないと思い,写真を撮りながらホールに入ったり,楽屋に戻ったり,会場内をブラブラしてしまいました。
 大内さんが席を用意してくれたので,前から2列目の中央付近でライブ観戦。お客さんの数は173名! 目一杯椅子を調達して席を用意したそうです。お歳を召した方からお子さんまで幅広く,遠く仙台からバスを使っていらした方や関東地方からいらした方もあったそうです。なんだか申し訳ないみたい。
 演奏に先立って,このイベントの趣旨や注意事項,美潮さんの紹介などがあり,定刻よりも少し遅れて演奏が始まりました。
 この日の歌と演奏は素晴らしいものでした。一曲目の
ハスクリアについてCD販売の時に問い合わせがあった様ですが,残念ながらこの名曲を収録した Love,Peace & Trace のアルバムは現在廃盤ですね。
 はじめて美潮さんの歌と演奏に触れた人がほとんどだったと思います。美潮さんの曲の解説もいつもより丁寧でした。
良心力学はまた少し歌詞を変えていました。
 老人Zのテーマ曲の
走れ自転車で,一部は終了。お客さんの間でこの曲も評判だったようです。
 第二部が始まる前に,司会の方が出てきて少しアナウンス。関係者の誕生日や婚約を祝いました。
 美潮さんがベースを弾く2曲。
弁天システムのあとすぐに花の答えに移る展開でしたが,大川さんのアコギのチューニングが狂って中断し,やり直しました。それでも花の答えは盛り上がりました。
 次は英語の曲で,古い映画の曲です,と紹介して
Old Devil Moonを軽快に。は熱唱。そして。この曲の素晴らしさは多くの人に伝わったと感じました。 
 最後は
私は宝。ポジティブな歌詞を持つ力強い曲で締めくくりました。やっとだね私は宝も観客に強く印象が残ったらしいのですが,残念ながらまだCDにはなっていません。がっかりした方もいらしたでしょうね。
 そして,アンコールは
まだ... このサイトのタイトルにした曲です。11年ぶりに演奏したそうです。何もコメントできません(涙)
 大内さんによると,
まだ...はチャクラの最後のアルバムの最後の方に収められていますが,福の種で始まり,まだ...で終わるバンドの不思議さ,凄さを感じたそうです。私は言われるまで気が付きませんでしたけど(笑)
 さて,美潮バンドの演奏は力強いものでした。限られた時間の中,セッティングがたいへんだったそうですが(特にドラム),美潮さんの歌はいつも以上にパワフルに感じられました。ソロを取るのは勝俣さんが多かったと思います。前と右手に二台のシンセを使い分けていました。僕の位置からではレイチさんの姿はあまり見ることが出来なかったのですが,コーラスを含めてこの日の功労者でした。MACさんは長老と紹介されていましたが,落ち着き払ってマイペース。Ma*To氏は上下のシンセを使い,クールな感じでした。
実は大川さんは前日に足を捻挫し,大内さんに治療してもらっていました。亀裂骨折していたそうで,演奏は心配されていたんですが,やっとだねではいつもの様に立ち上がってベースを弾きました。治療の甲斐がありました。敢闘賞かな(^^;

 演奏終了後,美潮さんに花束を贈呈。大内さんのご家族の方も舞台に上がって祝辞,挨拶をしました。その後出口付近でCDの販売とサイン会。CDの販売では(経験豊富な?)Cさんが活躍! 僕はアレポスの新作をゲトし,レイチさんにサインを頂きました。
 こうして約2時間のイベントは大成功のうちに無事終了しました。
 多くのお客さんにとって,はじめて耳にした美潮バンドの歌と演奏は,どの様に感じられたのでしょうか? 終演後の盛り上がりを見た限りでは,爽やかな印象を与えたと感じます。囁かれる声は好意的なものばかりでした。
 これから多くの機会を作って,たくさんの人に美潮さんの音楽を知ってほしいと思いました。だって,もったいないじゃない!?
 
 終演後,浪江町に移動して美潮バンドを囲んで打ち上げの席が設けられました。ちゃっかりと僕らも参加させて頂きました。お魚とカニとイナゴの佃煮などを美味しく頂き,大内さんご家族や関係者の方,バンドの皆さんとも楽しく歓談し,1時近くまで宴は続きました。

 んで,これで終わりではありません。翌日は大内さんのお宅に訪問し,朝食をごちそうになりました。新米のご飯がとても美味しかった。奥様ごちそうになりました。
 バンドのメンバーも到着し,ドクターに身体を診てもらいました。いや〜お得なツアーでした(^^;
 その後,鮭祭りや港を訪問し,一緒にお昼まで頂き,帰路に着きました。バンドの皆さんはその後温泉に向かったとか・・・

 大内さんは挨拶の中でこのイベントを「夢の様なこと」とおっしゃっていました。ちゃっかりライブを楽しんでしまった僕らですが,大内さんが幸せなひとときを感じることが出来たなら,僕にとっても幸せなことです。
 大内さんとご家族の皆さん,関係者の方々。皆さんのおかげで楽しい二日間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。

  
※本リポートは個人的なものです。