小川美潮 LIVE


○場所:下北沢 mona records
○日時:2004年4月24日(土)
○出演:小川美潮(Vo, Shaker, Bs-01,02), 大川俊司(Ac-Gt, Bs, Co), 
     勝俣伸吾(Key,Co), 板倉文(Gt,Co), れいち(Dr, Co)

○曲目:
 第一部
  01.花の答え
  02.弁天システム 
   -高田渡さんの歌(アドリブでサワリだけ)-
  03.はじめて 
  04.デンキ
  05.恋
  06.ホビットの夢

 第二部
  07. It Would'nt Have Made Any Difference(Todd Rundgren)
  08.Tea for Two
  09.Aguas de marco(三月の水)
   -彼は外人(れいちとデュエットでサワリだけ)-
  10.Old Devil Moon
  11.私は宝

 アンコール
  12.やっとだね


※コメント
 出来たてホヤホヤのお店,mona recordsでのライブ。店長はViewsicで司会をしていた行さん。お店は二階ですが,ちと遅れ気味に到着すると階段に列が出来ていました。
 お店の中に入ると左側にCD販売コーナーが,右手がレストランの様になっています。レストランの奥は板の間のリビング・ルームみたいな感じ。そのまた一番奥にドラムセットが設置してあります。長細いのであります。
 開演前には1960年代後半の日本の姿を映したビデオを流していました。
 このリビング・ルームに入るには靴を脱いで上がるわけで,演奏者も靴下姿です(れいちを除く)。
 ライブハウスとして考えると妙ちきりんな感じではありますが,田舎に行くと座敷付きレストランってけっこうあるんですよね。懐かしい感じもします。
 ステージに向かって左側が窓になっていて,外の景色が見えます。美潮さん,MCでしきりに落ち着かないと言っていました。窓は二重になっていますが,おそらくかなり外に音が漏れていることでせう。
 何となくそわそわ状態のまま,演奏に突入。ボーカルはそうでもないけど,曼陀羅の時に比べると演奏はゾワゾワって感じ。
 弁天システムの後にPAとドラムスの調製の合間に,即興で高田渡さんの歌を披露。恋は美潮さんのボーカルは良かったけど,チューニングがイマイチ。
 第一部はその後も何となく落ち着きませんでした。ただ,れいちと美潮さんのハーモニーは良い感じ。個人的なベストは最後のホビットの夢。大好きな曲だということもあるけど,何となく脱力系の演奏で,お座敷に合っている感じがしたので。
 第二部はカバー特集ということで,終盤の2曲以外はカバー曲。やや落ち着きを取り戻した感じです。
 一発目ははじめてライブでやるナンバーかもしれません。トッドラングレンは専門外なのでよく知りませんけど,キレイなメロディを持つ曲でした。
 It Would'nt Have Made Any Difference全員がコーラスを務め,こういうのもはじめて聴きました。
 演奏面では勝俣さんがYAMAHAのS80(改造してるかも)で,色んな音を出していました。ちとリズムが走っていたような。文ちゃんはシンセギターでやや散漫ながらカラフルな演奏を披露。大川さんは私は宝で,チョッパー・ベースをブチブチ言わせてました。これは良かった。れいちのプレーはとても誠実で,コーラスも手堅く,大川さん,美潮さんとのマッチアップは良い感じでした。
 このレストラン風音楽部屋の楽屋はステージの正反対にあり,靴を脱いだり履いたりしなきゃならんということで,アンコールはステージから下がらずにやりました。
 全体的にはちょっとモノ足りませんでしたが,まあ,お座敷ライブなので,こんなもんなのかな。
 リハもしているそうなので,次回のパワーアップに期待だ。

※P.S.
 二次会?に参加皆様,楽しゅうございました。