聴き比べ

福の種&いとほに

○福の種
 徳間盤(TKCA-30017,1990)
  マスタリング:未記名

 J-ROCK HISTORY 70'&80'S盤(WPC7-8593,1999)
  リマスタリング:菊池功
   全体に録音レベルがUPし,各楽器がクリアになった。エコーがやや深めの印象。

 AMJ盤(ABCS-28,2002)
  リマスタリング:蛎埼広柾,K&K studio
   録音レベルは,J-ROCK盤よりも低く,徳間盤と同じかやや大きい程度。
   各楽器の配置が左右にやや広がった感じだが,徳間盤とは大きく違わないと思う。

 参考:オリジナル盤(アナログLP,SJK-30011,1980)
   全体にダイナミックレンジが低く,柔らかい印象。悪く言えばこもっている感じ。
   左右に振り分けられたギターは意外とクリア。
   CD盤に比べて,一番聴きやすいかも。  
  

○いとほに
 徳間盤(TKCA-300118,1990)
  マスタリング:未記名

 J-ROCK HISTORY 70'&80'S盤(WPC7-8593,1999)
  リマスタリング:菊池功
   全体に録音レベルがUPし,特にベースの音量が大きくなった印象。
   アコギのチラチラという音がクリアになっていて,ドラムスのレベルも上がって,
   打楽器系が強調されている感じ。
   合唱団によるコーラスの音量は,やや後退気味。
   美潮さんのボーカルはクリアだが,ややダイナミックレンジが狭まった印象。
   良く言えばダイナミック。悪く言えばややドンシャリ気味でノイジー。

 AMJ盤(ABCS-29,2002)
  リマスタリング:蛎埼広柾,K&K studio
   音量は徳間盤よりも低く,徳間盤とさほど変わらない印象。
   J-ROCK盤よりも音質が柔らかく,ディレイが多くかかっている感じ。
   シンセサイザーの奥行きが深く,飛び交う感じ。合唱団によるコーラスは徳間盤に近い。
   クリアさは徳間盤に負けるが,聴きやすい感じだった。

 参考:オリジナル盤(アナログLP,SJX-30125,1981)
   全体にこもっていて,ダイナミックレンジが小さく,クリアでない。バランスはAMJ盤に近い感じ。
   明らかにCD盤の方が音質が良いと思う。
  

○使用機材
 DVP−S707D(DVDプレーヤー,ソニー)&CD1700(ヘッドフォン,ソニー)。
 V−777S(AVアンプ),PL−1200A(レコードプレーヤー(太古機,パイオニア),
 ME97HE(古機,カートリッジ,SHURE)


2002/7/30