記事タイトル:こんにちは。 


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お名前: ゆくと   
なるほど!
するとノビタくんは、世界がどう分岐していても、孫を
困らせていたということですね?!
どの世界のノビタ君もやっぱりダメ人間だから、孫は過去に
ドラエモンを送りこむんだけど、送り先がちょっとぐらい
ずれてても大丈夫、同じ事。
うん、この理論は、自然淘汰説を裏付けています。
[2001/05/21 16:32:52]

お名前: akisy   
生物進化論講座を開いていただき,感謝します(笑)。
以下Reですが,まじめに読まないように。

ある(一部でカリスマ的な人気を誇る芸術家による?)説によると,
未来の地球から飛来したというドラエモンは,有袋猫型ロボットであります。
いらゆるパラレルワールド理論(?)によると,連続的に隣接した無数の世界が存在し,
タイムマシンを使用して未来から過去に到達した場合,この無限にちょっとずつ異なる
世界のどこかに移動してしまうことがあるといいます。
従って,有袋類が制したどこかの未来の世界で開発されたドラエモンが,現在に送り込
まれたものであると言えましょう(笑)。
有袋類が制したタスマニアの生態は,この理論を裏付けるものであると,言えましょう。
ということです。
[2001/05/10 20:41:54]

お名前: ゆくと   
先日、イカの膵臓の話を書きましたゆくとです。大学のパソコンを使っているもんで、
連休&風邪で久方ぶりとなってしまいましたが、お言葉に甘えて(笑)その話の続き
を書きたいと思います。

 イカの解剖をした所、彼らの持つ膵臓(脾臓じゃないです!)がヒトのものとうり
ふたつだった事。それに関して、イカとヒトの共通の祖先はホヤのような原索動物で
あると現在考えられているが、彼らにははっきり分化した、膵臓と呼べる器官は見当
たらないという事、この二つを前回書きました。

ここで僕は、これから書く、もう1つの不思議な話を思い出したのです。

 タスマニアオオカミという動物がいます。名前のとうり、豪州タスマニア島に生息
していて、有袋類。オオカミのような姿をしています。
 豪州に棲む哺乳類は独自の進化を遂げていて、有名なカンガルーやコアラなどのよ
うに、他の大陸では見られない、独特な動物がいます。ここの哺乳類は皆、育児をす
る袋を持っているので、有袋類と呼ばれています。
 
ではなぜ、オーストラリア周辺の哺乳類は、他の大陸のものとは異なった種類(有袋
類)なんでしょうか?
これは、太古の昔、1つだった大陸(パンゲア)が幾つかに分かれて現在の地形に変
わりつつあるとき、今のオーストラリア大陸に当たる部分にいた原始的な哺乳類(三
峰歯目)が、現在のオーストラリア周辺に生息する哺乳類の全ての祖先になったから
だと言われています。
有袋類の祖先はみな一緒、最初はネズミのような生き物だったらしい、ということで
すね。

確かに、カンガルーやコアラ等、オーストラリアでしか見られない、独自の形態の哺
乳類が多い。よほど早い時期に、ユーラシアや北米の哺乳類と袂を分かったというの
には頷けます。

しかし!タスマニアオオカミという動物は、名前のとうり、オオカミそのままなので
す。姿も、食物連鎖的な位置も、ユーラシアに棲むオオカミとそっくりなのです。
他にも幾つかこのような動物は知られています。

「有袋類は、豪州、南米に隔離された状態において、真獣類のげっ歯類(e.g.ウ
サギ、リス、ネズミ)や食肉類(e.g.ネコ、オオカミ)と生態上並行的な分化を
遂げた。例えば、フクロネコ、フクロオオカミ、フクロウサギ、フクロネズミ..」
(引;中山書店「動物系統分類学10下」より)

..凄い事だと思いませんか?地理的に隔離された二つの地域で、同じ原始哺乳類か
らスタートして、似たような生態的位置を占める、似たような形態の動物がどちらに
も出現して、そして生き残っているのです。僕は、すっごいロマンを感じます(怒)

今日はもう時間がないのでもう失礼します。続かせて下さい(笑)
[2001/05/10 16:18:35]

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