☆日時：２００８年２月２３日（土）
☆場所：高円寺JIROKICHI
☆出演
◆スプラゥトゥラプス
小川美潮(Vo & Shaker)・板倉文(El-Gt & Chorus)・吉森信(Pf & メロディオン)・大川俊司(Bass)・小林“オイラー”武文(Drums & Tabla)・Whacho(Perc & Chorus)
ゲスト：・Ma*To(Key)・Mac清水(Per & Chorus)
飛び入りゲスト：トミ藤山(Vo & Gt)
☆コメント
美潮さんのお誕生日ライブ。
この日は待ちに待った“ウズマキマズウ”のデビュー・アルバム『宇宙人』の発売日でもあり，まことにお目出たい記念のライブになりました。
会場のジロキチ前では，入場前からCDが販売され，訪れた多くの人が買って行きました。僕もその一人です(^^;
はてさて，客席から“はっぴいばーすでぃ”の歌が歌われるなか，美潮さんが登場。演奏はスプラゥトゥラプスのオリジナル曲“アの一番”から始まり，“Make Ourselves”，ミュージカルの様な“３時の見て見ぬふり”と続きます。
ウズマキマズウに比べてスプラウトは歯切れが良くて，軽快なナンバーが多いです。スキャットが多いし，超高音を駆使した美潮さんならではボーカルも聞かれます。
続いては，久々に工藤順子さんが歌詞を付けた出来たてホヤホヤの新曲“雨上がり(仮題)”。順子さんのファンとしては，嬉しいですね。この夜いらしていました(^^; 作曲は吉森さんの様です。
さらにオイラーさんが作った“崖（ハケ）の道”。民族的な様なプログレの様な，リズムが複雑だけど楽しい曲。前回聴いたときよりもずっと完成度が高かった様に思いました。
ここんとこまたアレンジを変えて演奏されている“花の答え”，一部最後にはお馴染みの“Hasu Kriya”でした。
ゲストのMa*ToさんとMacさんは，出たり入ったり状態でした(^^;
第二部は冒頭に急遽“Happy Birthday To You”が演奏されました。小野りささんのために作られたと聴きますが，ビデオ『4 To 3』の中でもサワリが聴かれた曲です。ボーカルはメンバーが交代に歌いました。
ファンのみんなからケーキ贈呈，そして花束贈呈。あったかい雰囲気に包まれました。
演奏は“A Fala Da Paixao”。そして“月の裏側”。力がこもった歌は，この日のハイライトの一つでした。
スプラウトのテーマ曲の様な“A Sprout”。感動的な“窓”〜“人と星の間”。美潮さんならではパーカッシブなスキャットが冴え渡る“幸福のショーロ”。十数年の思いを注いだ様な“私は宝”を最後に，この日の演奏は終了しました。
アンコールの拍手の中，大川さんがボーカル・マイクをチェックし，文ちゃんがギターを調律しなおします。
そして，「美潮さんからみんなにプレゼント」は，特別ゲストのトミ藤山さんでした。
お二人の軽妙なお喋りに続いて，文ちゃんのギターを使ってトミさんがギターを弾きながら歌い，美潮さんがコーラスを付ける“Lonely Together”。そして，“おしえて（アルプスの少女ハイジ）”。いや〜トミさん凄いや。ぶっつけ本番だったそうですが，歌もギターもさすがでした。楽しかった。
最後にCD発売開始に相応しく？“やっとだね”が演奏され，楽しいライブが終わりました。
はてさて，ウズマキマズウのCDは発表されたけど，これで終わり，大団円というワケではないのです。
春にはツアーが予定されているし，まだまだ埋もれている曲も多いし，さらには新曲も期待したいところ。
スプラゥトゥラプスは曲もだいぶ揃ってきて，そろそろレコーディングの企画も出ているそうです。