石川県議会議員候補者への公開質問状と回答

(2003年4月11日掲載)

 4月13日投票の石川県議会議員選挙で金沢市選挙区に立候補された候補者のみなさんに対し、辰巳の会が行った公開質問の結果は、以下のとおりです。


2003年4月6日

石川県議会議員選挙金沢市選挙区立候補者各位

兼六園と辰巳用水を守り、ダム建設を阻止する会 

事務局長 碇山 洋

辰巳ダム建設計画に関する公開質問状

 石川県が犀川上流に建設を計画している辰巳ダムは、計画の表面化から30年近くが経過しながらいまだ本体着工の目処が立っておらず、ひきつづき県政における最重要の問題のひとつとなっています。

 当会は、治水計画に重大な欠陥があるばかりか、貴重な文化遺産=辰巳用水を破壊し、兼六園の曲水に流れ込む水の汚濁を招き、犀川渓谷の自然を破壊するなど多くの問題をもつものとして、辰巳ダム建設計画に反対し、科学的で合理的な治水・利水を提案してきました。ダム建設に反対する共有地運動への参加者が全国にひろがるなど、辰巳ダム反対の世論は高まっており、将来に禍根を残さない問題解決が望まれています。

 そこで、このたびの石川県議会議員選挙に金沢市選挙区で立候補されたみなさんに、以下の質問をさせていただきたいと存じます。

(1)辰巳ダム建設計画に対してどのようにお考えですか? 賛成・反対・その他から選び、理由を述べてください。

(2)県議会議員として、辰巳ダム問題の解決のためにどのように取り組もうとお考えですか?

(3)犀川・浅野川をはじめとする河川管理に関する考えをお示しください。

 選挙戦中の御多忙の折りにまことに恐縮ですが、以上について、4月10日(木)必着で、下記まで御回答をお寄せいただけるようお願いいたします。この質問状といただいた御回答(あるいは御回答の有無)は、記者発表や当会ホームページなどを通じて公開させていただく予定ですので、予めご了承ください。

 なお、辰巳ダム問題について詳しく論じているホームページのURLをお知らせいたしますので、ご参照ください。


   回答(立候補届け出順)

 米沢賢司氏   回答なし

 尾西洋子氏

  (1)反対です。

何よりも、治水(洪水)対策と言われている根拠について、そのずさんさが様々に指摘されているのに県側から明快な説明がされておらず、あいまいであることです。また、ダムの建設で辰巳用水の取水口など一部が破壊されることは重大です。辰巳用水は日本の土木建設史上に残る歴史的文化遺産であり、生きた形で後世に遺していくべきものです。国の特別名勝・兼六園は、この辰巳用水あってのものであり、その曲水の汚染にもつながります。また、ダムの建設予定地の渓谷は、都市近郊にありながら非常に貴重な自然環境にあり、それを破壊してはならないと考えます。

  (2)県当局に対して、そもそも、このダム建設が必要なのかどうかの根本的な再検討を要求します。

また私は、このダムはまったくムダで不要と考えるものであり、県民のみなさんの運動と共同して、県民運動により、県にムダなダム計画の放棄と政策の転換を求めて奮闘したいと思っております。

  (3)森こそは天然のダムであり、自然環境の保全を優先する政策をとるべきだと考えます。

また、洪水対策、安全対策としては、堤防管理や河床・河川敷の掘削による流量調整などによる安全管理を徹底すべきだと考えます。

    ※とりくみ、運動について、また意見交換の機会を設けていただければ幸いです。

 宇野邦夫氏   回答なし

 米田義三氏   回答なし

 長井賢誓氏   回答なし

 新谷博範氏   回答なし

 広岡立美氏   回答なし

 中谷喜和氏

  可能ならば他の方法を検討するなど、ダム建設は慎重にあるべきものと考えます。

 千原好美氏   回答なし

 宮下登詩子氏 回答なし

 金原 博 氏   回答なし

 庄源 一 氏   回答なし

 石坂修一氏   回答なし

 田中博人氏   回答なし

 中村 勲 氏   回答なし

 紐野義昭氏   回答なし

 盛本芳久氏

  (1)反対

基本的にはダムは自然破壊ですし,辰巳ダムについては貴重な文化財の破壊でもあります。全くやる必要のない問題だらけの公共事業の最たるものであると思います。

勉強不足でありますが,100年に一度の確率の洪水に備えるという理由は,なぜ100年なのか意味がよく分かりませんし,その科学的根拠というものも納得できるものではありません。また,まずダムありきで,自然破壊を極力抑えようという発想が全く見えません。他の方法により洪水対策をすることも可能であると思います。他の建設理由もとってつけたようなものという印象です。

  (2)まず資料の研究やいろいろな方の意見を伺い勉強をしたいと思います。そして,議会・委員会等での発言を行いたいと思います。

  (3)自然と人間生活の調和を基本に,利権や政治的に偏ることなく真に科学的に計画されたものであるべきだと思います。

 下沢佳充氏   回答なし

 金子吉晴氏   回答なし


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