辰巳ダム付け替え道路予定地に準絶滅危ぐ種ミゾゴイの生息地

森の都愛鳥会が工事中止を申し入れ

(2001年4月18日掲載)


 森の都愛鳥会(本間勝美会長)は、4月12日、現在工事が進行している辰巳ダム付け替え道路建設予定地周辺に準絶滅危ぐ種のミゾゴイが生息していることを明らかにし、谷本正憲石川県知事にたいし工事中断による生息調査などをもとめる要望書を提出しました。予定地付近での営巣の可能性もあるといいます。

要望書(PDF)

 申し入れに対し、県河川課の山本光利ダム建設室長は、「林道工事をすぐに中断し、生息しているか確認を急ぎたい」と、翌週から調査に入り5月中旬を目処に結果をまとめる意向をしめしました。しかし、生息が確認された場合の工事中止については「ありえない」と発言しました。

ミゾゴイ
 コウノトリ目サギ科。本州、四国、九州、伊豆半島で繁殖し、主にフィリピンで越冬する。国のレッドデータブックで準絶滅危ぐ種に指定されている。


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