ミステリー・サスペンス !

What's Your BEST?



「ユージュアル・サスぺクツ」
監督・クリストファー・マッカリー
出演・ケビン・スペイシーなど
一人の凶悪犯を巡るサイコサスペンス。「カイザー・ソゼ」と言われるのはいったい誰なのか?本当に存在するのか?俺は真相がわかるのに3回見た。本当に考えさせる面白い作品。21世紀最高の作品との声も・・・
95年アカデミー脚本・助演男優賞   
でも、ケビンはどう見ても主演!?



「ザ・ファン」
主演・ロバート・デ・ニーロ
GIANTSの熱烈なファンであるデ・ニーロが、ある黒人選手に異常なまでの執着心をみせストーカーする話。
オープニングから凝っていて、デ・ニーロの恐ろしいまでの熱演を引きたてている。
常に画面に引き付けられ、一気に見ることができる。さいちゃんお気に入りの一本。



「セブン」
監督:デビット・フィンチャー
出演:ブラット・ピット モーガン・フリーマン グウイネス・パルトロー
退職間際のベテラン刑事と新人刑事の前に次々と起こる殺人事件。「7つの大罪」を追って事件が起こる。
これは、人により好き嫌いが激しく分かれる。でも、僕は面白いと思った。特に最後の場面でのブラピの演技と、絶妙なカメラワークがとても印象的だった。やっぱりオープニングで惹きつけることができる作品は面白いことが多い。
ちょっと待ってね!


「L.A.コンフィデンシャル」
出演:ケビン・スペイシー キム・ベイシンガー 
マフィアの大ボス逮捕など、一見何事もうまく行っているように見えていたL.A警察。そこにはもっと大きな影が潜んでいた。L.A警察内での複雑な人間関係、権力、信頼、裏切りを描く。先の読めない展開に、人間味溢れる愛を織り交ぜた、本当に面白い作品。まだ上映してる(‘98.12)っていうから、相当なロングランだね。それもうなずける。これは”本物”だね。



「羊たちの沈黙」
監督:ジョナサン・デミ
出演:ジョディ・フォスター アンソニー・ホプキンス
若い女性を殺害した後、その皮を剥ぐという残忍な連続殺人犯を割り出すため、FBI訓練生クラリスは元天才精神科医の殺人鬼レクター博士を訪ねる。度肝を抜かれる展開・レクターの謎解きに、A・ホプキンスの鬼気迫る演技がそれを惹き立てていて、かなり面白い。91年アカデミー賞5部門獲得した傑作。絶対見るべき
見たい?


「スクリーム」
出演:ネーブ・キャンベル 
ある日突然かかってきた電話から始まる、残忍な殺人劇。町全体を覆う恐怖に、マスコミまで巻き込み、真犯人の究明にかかる。手の込んだ殺人手段と、以外な展開に舌を巻く。あまり期待しないで見たのだが、かなり面白かった。続編「スクリーム2」もでているが、まだ見ていない。主人公の恋人役がなかなかの演技。実は新人らしい。けっこう恐いかも。



「ゲーム」
監督:デビット・フィンチャー
出演:マイケル・ダグラス ショーン・ペン
日常に刺激を求める主人公が、誕生日に手にした一枚の招待券。ここから「ゲーム」が始まった。解りきってると言ったらそれまでかもしれないが、見てみれば以外に意表を突かれる。この脚本は結構面白い。
こんな誕生日プレゼント、一度はもらってみたい?!この脚本「トゥルーマン・ショー」にちょっと似てるね。



「ペット・セメタリー」
原作・脚本:スティーブン・キング
その名の通り「ペットのお墓」を題材にしたホラー。このページ”ホラー”が無いからね。ルインスキー家の裏には、死体を埋葬すると蘇るという墓があった。これ実は、蘇りはするが中身は全くの別人・殺戮鬼になって戻ってくるという墓であった。ある日息子が事故死するが、残された両親の悲しみは計り知れず・・・
死者の復活をテーマにしている。ビデオ屋”エアー”のおばちゃんも言ってたけど、これはホラーというよりはドラマかもしれない。いけないと解っていながら息子を墓に埋めてしまう、親の深い愛を感じた。でも恐いよ。



「バウンド」
監督:ラリー・ウォシャウスキー
主演:ジーナ・ガーション ジェニファー・ティリー
人目会ってお互いを認め合ったレズビアンが2人が、現在の生活から抜け、2人で暮らそうとする。その資金集めに、女ならではの武器を使いマフィアの夫などをはめていく。女性の男以上に力強い生き方に驚く。それは、よくアクションモノにある「女性なのに・・・」という暴力的な強さではなく、現実に近い頭脳的な、精神的な強さであるから面白い。



「シャイニング」
監督:スタンリー・キューブリック
原作:スティーブン・キング
出演:ジャック・ニコルソン
人里離れた山間のホテル。大雪の為下界との連絡が取れなくなる冬の間、小説家のジャック・ニコルソンとその家族はそこの管理を任せられる。しかし、そこは閉鎖空間。過去にも管理人が妻子を殺し、自らも命を絶ったといういわく付きの場所だった。小説家という職業がら、ちょっとした音にもイライラしていたが、次第にそれは加速して行く。精神的におかしくなって行くざまを見事に描いていて恐ろしい。そこからは、恐怖の演出の連続。ジャック・ニコルソンの演技がまた、さすが名優!と、うなっているひまも無いほど恐ろしい。このホラーは脚本から言っても、演出から言っても最高!(に恐い)と思う。ちなみにこの映画、最近リメークされていた。(前編・後編の2つに分けられて)。



「CUBE」
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ウィント ニコール・デボアー
警官・医者・学生など、お互い面識の無い6人の男女が突如として閉じ込められた立方体の空間。同じような空間が何千とある、その大元の立体にはただ一つの出口しかない。複雑な数式で配列された空間の中には、ワナも数多く仕組まれている。誰が、何故、こんなことをしたのか。密閉空間という恐怖、やがて人間は欲を剥き出しにし・・・。人生をあきらめた男の冷静な視線が、これを引きたてる。人間の果てしない欲、その醜さを、複雑な数式で解く立方体空間を通して批判した、異色のサスペンス。視覚的な怖さよりも、心理的な怖さに重点が置かれていて、本当に怖い。




「8mm」
出演:ニコラス・ケイジ ホアキン・フェニックス
ある大金持ちの死。彼の遺産を捜索するうちに、偶然1枚の”8mmテープ”が見つかった。そしてそこには、残虐な殺害シーンが映されていた。私立探偵員のトムは、この真相の究明を頼まれる。真相の究明と共に、次第に露わになる”裏の世界”。そこに居るのは、金の為、欲の為、虫けらのごとく扱われ、誰に知られることもなく消えて行く名も無い子供達。これらを目にしてしまった彼は、最愛の妻子を捨ててまで復讐に燃える。
はっきり言って、”重い”映画だ。内容が重すぎる。見た後、こんなにも気分が悪くなる映画っていうのも久々だ。別に下らない映画だというわけではない。”裏世界”の悲惨さを忠実に伝え考えさせると言う点で、内容的にもかなりしっかりしている。ただ、伝わってくるのは”悲しみ”ばかり。窓も無く、出口も見えない暗いトンネルの中をどんどん入り込んで行った感じ。二日酔いの僕にはかなり堪えた。カップルで見に来てる人達も居たけどね、はっきり言ってやめた方が良いと思うな。ちなみにホアキン・フェニックス、あの”リバー・フェニックス”の弟だとか。