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温泉なるほど話

@かけ湯

かけ湯は、体の汚れを落としてから入浴するマナーと思われがちですが、お湯の
温度や温泉の刺激に体を慣らすための大切な意味もあるのです。手・足など心臓
の遠くから肩に向かって「かけ湯」をしましょう。
これで、入浴中の脳卒中、心臓発作が妨げるのです。
また、温泉は刺激が強いので、いきなり体をタオルとボディソープで洗わず、「かけ
湯」で体の汚れを落とす程度にレましょう。

A頭の上にタオル

タオルを浴槽につけないために頭にタオルをのせている人を見ますね。いかにも温泉
らしい光景です。しかし、これには他にも意味があるのです。
のぼせやすい場合は、頭を冷やすために、冷たい水をしみこませたタオルを頭にの
せるといいですよ。
また、露天風呂は気持ちの良いものですが、冷たい外気と熱いお潟の温度差により
血圧を急上昇させるので、この場合は、熱いお湯をしみこませたタオルを頭にのせ
ます。迷ったら「頭寒足熱」で冷たいタオルがいいですよ。また、「かけ湯」の後に頭
から「かぶり湯」をしてから入浴されることをおすすめします。この「かぶり湯」は、立
ちくらみ防止にもなります。寒い日の露天風呂は特に温度差に注意しなければなり
ませんので、露天風呂に入る前に内風呂で温まるというということも大切です。
のぼせには冷たいタオルを頭に、立ちくらみには熱いタオルを頭に、迷ったら冷たい
タオルと覚えてください。

B体を手で洗う

温泉には、肌の角質をとったり毛穴の汚れをとったりする効果があるものが多いです。
特に、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉、アルカリ性単純泉はこの効果が高いです。
この効果に加え、体をゴシゴシタオルでこするのは逆に肌をいためることになります。
そこで、体はボディソープや石鹸を手で取りそのまま手で体を洗いましょう。
入浴前に体を洗う人がいますが、温泉では「かけ湯」で温泉に体を慣らしつつ汚れを
流す程度にして、まず入
浴してください。角質が落ちやすい状態になり、体を刺激の少ない手で洗う状態をつ
くることができます。
C湯上りに「あがり湯」をしない(「あがり湯」は湯口の新鮮な温泉で)
温泉からあがるときシャワーを浴びる人を見かけますが、これではせっかくの温泉成
分が流されてしまいます。
温泉は、3時間も皮膚からの浸透効果が持続するのです。
どうせ「あがり湯」をするのであれば、温泉湯口から桶で温泉をとり、適温に冷まして
からお使いください。
体を拭くタオルもこのようにして桶にとった温泉につけてから絞ったものを使うといい
でしょう。
体を拭くときは、脱衣場でなく浴室内で拭きましょう。
温泉達人にはバスタオルは不要なのです!
※「酸性泉」など刺激の強い温泉は普通のお湯で「あがり湯」をしてください。

D入浴後用の水や麦茶は、入浴前にも

入浴後に冷たい水や麦茶を飲んでいる光景をよく目にしますね。
単純に喉が渇くから飲んでいる方が多いのでしょうが、これは、入浴による発汗で血
液の粘度が上がり「ドロ
ドロ血」になるのを防ぐ意味もあるのです。
入浴後の水分補給も大切ですが、「ドロドロ血」を防止するために入浴前にも水分を摂りましょう。

E熱い湯は交感神経を刺激し覚醒化、ぬるい湯は副交感神経を刺激しリラックス。

朝は熱いお風呂(42℃以上)、寝る前はぬるいお風呂(40℃未満)がよいです。