ひなげし手帖  → 最新のメモ  → バックナンバーリスト

2008.10.28  古本市が始まりました・・・せいこ 

先週の土曜日に古本市が始まりました。
早速、会場となっている三カ所を、
ひなげしの二人で、ぐるりとひとまわり。
stockで本や紙もの、切手などを眺め、
火星の庭では、ケーキを食べつつ一休み。
ブルーベリーのチーズケーキがとってもおいしかった。
最後は、マゼランへ。
会場ごとに雰囲気が違っているのが、楽しい。
   
火星の庭のわたしたちの本棚はこちら。
ひなげしの看板
看板は、女の子の部屋の窓をイメージ。
シフォンのカーテンにピンクのリボン。
窓の外には雪と星。
  
それから、こちらがおみやげの栞。
おみやげ栞
お好きなものをご自由にお持ち帰りくださいね。
     
本が順調に旅立っているようなので、
少しずつ補充しています。
この古本市は、11月3日まで。
どうぞ、お見逃しなく。

2008.10.22  料理の絵本・・・いづみ 

石井好子と水森亜土の 料理の絵本 ご飯とわたし


基本的な「おいしいご飯の炊き方」や「おむすび」をはじめ
世界各国の珍しいご飯料理も紹介されていて
なかには、ご飯をつかったサラダや甘いデザートといった
興味深いお料理も。


亜土ちゃんのキュートなイラストが、どこかおままごとチックで
お料理しなくても、見てるだけで楽しくて
おいしい気持ちになります。
分かりやすい説明なので、もちろん実用的なお料理本としても
役立ちますよ。


2008.10.21  赤ずきん・・・せいこ 

子どもの頃、何度も読んだ赤ずきん。
あれは、グリムの赤ずきんだったのだろうな。
猟師さんが助けてくれるの。
ペローの赤ずきんを初めて読んだのは、
いつだったのか、憶えていないけれど、
これで終わりなの?って、びっくりした。
  
赤ずきん/シャルル・ペロー原作 サラ・ムーン写真
  
サラ・ムーンの「赤ずきん」は、
森ではなく、石畳の街を彷徨います。
モノクロームの世界に閉じ込められた赤ずきんは、
愛らしいけれど、どこか不安げ。
時計の写真が繰り返し、時間の経過を伝えていて、
どきどきさせられる。
ああ、もうすぐ、もうすぐ、
おおかみに・・・
     
この本には、赤ずきんの栞を。
こちらは、グリムの赤ずきん。のんきな感じ。
  
赤ずきん

2008.10.19  たくさんのお月さま・・・いづみ  


読み返していると、まだ手元に置いておこうかしら。
なんて迷ったりもしますが。
月のきれいな季節、誰かにこの物語を読んでほしいな。


たくさんのお月さま/訳:今江祥智 絵:宇野亜喜良
「お月さまがほしいの。」というレノア姫の願いを叶えようと
王様は従事長や魔法使い、数学者に命令しますが
いくら有能な家来といえ今度ばかりは無理な様子。
さて、レノア姫は月を手に入れることができるのでしょうか・・・


無理難題に翻弄される大人達の滑稽さにくすくす笑ったり
レノア姫の豊かな想像力に影響されて、私もお月さまが欲しくなってしまったり。
木苺入りのパイを食べすぎて病気になってしまったレノア姫。
こんな病気で月をねだれるなんて羨ましい!


長く読み継がれてきた絵本だそうですが、私にとってこの絵本の魅力は
訳者が今江祥智さん、絵が宇野亜喜良さんというところ。
ピンク色と青色がきれい。毎ページに現れる猫ちゃんたちも愉快。
レノア姫みたいに純粋な気持ちで月夜を眺めたら
道化師の奏でるリュートの音がぽろろんと聞こえてきそうです。

2008.10.11  チャックより愛をこめて・・・せいこ 


古本市に参加するために本を整理する日々。
複数冊持っている本をまず、古本市用の箱に入れています。
好きでよく読む本を古本屋で見つけると、
持っているのについつい買ってしまうのです。
そういった、今回、出品する本を古本市までの間、
何冊か紹介したいと思います。
        
チャックより愛をこめて/黒柳徹子
まずは、楽しくて大好きな本から。何度も何度も読みました。
花椿、話の特集、婦人公論に連載していた
黒柳徹子さんのニューヨーク滞在記を集めた一冊。
    
仕事を始めて15年、「明日はどうしなきゃならない」という
生活から「明日、どうしようか」という生活をしてみたい、
と徹子さんは、単身ニューヨークへと出かけて行きます。
一年間の異国での一人暮らし。
演技の学校に通ったり、お芝居を観に行ったり、
アイスクリーム屋に通ったりと、楽しそうな暮らしぶり。
好奇心たっぷりの素直な目で見た1971年のニューヨークを
わたしも見ているような気持ちがします。
とってもチャーミングな徹子さんの写真が
たくさん載っているのも楽しい。
若くてとってもキュート(といっても多分38歳くらい)なのです。
    
ユーモアたっぷりのエッセイなのだけれども、
30代の女性の考えがたくさん詰まっていて、
それもちょうど今のわたしの心に響くのでした。

2008.10.01  ◆お知らせ◆ 古本市に参加します。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Book! Book! Sendai スタートイベント「古本市」
 2008年10月25日(土)〜11月3日(月)
 book cafe 火星の庭書本&cafe magellan(マゼラン)stock(ストック)
 ひなげしは「book cafe 火星の庭」に出店します。ぜひ、足をお運びください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の、わたしたちの古本のテーマは「金曜日に読みたい本」。
お休みの前の日に、ちょっと夜更かししながら、
甘い飲み物と枕元の小さな灯りで読みたい本、
童話や絵本、エッセイなど、
かわいい女の子に読んでもらいたい本を選んでみました。
  
すべての本に、手作りの栞をつけました。
こちらもどうぞ、お楽しみに。
栞