妄想巡礼日記。名古屋編
この妄想日記の主人公は「三岐貴道」。当駅長の3400系いもむし駅長の別名です。
主にお嬢様特急のキャラが登場します。お嬢とは関係ない背景もありますが気にしないでください(笑)
<9/18>
「お誕生日おめでと〜♪」盛大な拍手の音が部屋に響く。
今日は飯山みらいちゃんの誕生日なのである。それならばと、秋子ちゃんが誕生会を企画したのだ。
しかし星奈はまだ判るとしても10月生まれの緑さんの誕生会まで一緒にやっている・・・。
・・・まぁ秋子ちゃんらしいといえばらしいのだが・・・。
ヴェガで共に旅をした18人と料理長を合わせた19人が名古屋の北上邸に集まって誕生会は始まっていった。
パーティーの最中、秋子ちゃんが私のところにやってきた。

秋子「貴道さん。明日はどうされるんです?」貴道「特に予定はしてないけど・・・」

秋子「だったら私と観光しませんか?いいですよねっ?」貴道「あぁ、別に構わないよ」

みらい「私も混ざっていいですか?」秋子「あっ・・みらいさん。いいですよ♪。いっしょにいきましょう」

秋子「じゃぁ、何処に集まります?・・・名古屋港なんてどうですか?」貴道「じゃぁ、名古屋港に10時にしようか。」

みらい「はい。遅れないようにしますね。」貴道「俺も遅れないようにしないとな」

<9/19>
現時刻10:15。
名古屋港には私とみらいちゃんがきていた。そう、秋子ちゃんは遅刻しているのだった。

みらい「遅いですねぇ・・・秋子さん・・・」

貴道「う〜む、どうしたんだろう・・・」

向こうの方から走ってくる女性の影がいた。
秋子ちゃんであった。

秋子「ごめんなさいぃ。寝坊しちゃって遅れちゃいましたぁ。
名古屋って遅刻したらお昼を奢らなきゃいけないんです
よね?なんでも奢りますから許してくださいぃ」

どっからそんな話を聞いてきたのか秋子ちゃんは混乱していた・・・。

みらい「いいですよ。誰も怒ってませんから。見てくださいよ。あの船、変な形ですよね。」

貴道「まさに名古屋と言えば金鯱ってカンジだよね。」秋子「みんなであの前で写真撮りましょう♪」

”しんきんこごう”の前で記念写真をとりしばらく名古屋港を散策した後、地下鉄に乗って東山動埴物園に向かう。
東山動植物園に到着して園内に入って歩いていると・・・

みらい「あれ?あそこにいるのつばさちゃんじゃないですか?」

秋子「あっホントだ。お〜い、つばさちゃ〜〜ん♪」

つばさ「あっ、みらいさんに秋子さん。2人で観光ですか?
・・・あれ?お兄ちゃんもいたんだ。」

貴道「・・”いたんだ”って・・・。ずっといっしょに周ってたんだよ」

つばさ「そうなの?だったら、あたしもいっしょにいっていいでしょ?ねぇ、ねぇ、ねぇ?」

間髪入れず女性陣は了承。つばさが行きたい店があると言い出し、そこに昼を食べに行くことに。

つばさ「あー、おいしかった」秋子・みらい・貴道「・・・・・・」

つばさ「あれ?どうしたの?3人とも」秋子「・・・つばさちゃんは平気なの?あのスパゲティの量・・・」

あの店のあの量はいったい・・・フツーの店の3人前ぐらいはあるぞ・・・いったいつばさの何処にあれだけの量が
入るのやら・・・しかもなんなんだあのメニューは・・・フツーじゃないぞ・・・
再び電車に乗って名古屋に戻る。窓の外の風景をみていると・・・
つばさ「あれ?星奈さんじゃない?ほら。あそこに立ってるの」
つばさが指さした先には人が立っており、それが星奈であることが一目で判った。列車が止まってドアが開くと

つばさ「星奈さぁーーん♪」

星奈「あっ、つばさちゃん。秋子ちゃんにみらいちゃんも」

貴道「・・・俺もいるって・・・」

星奈「ここの駅名って面白いよねぇ〜。なんたって山口だもの。うんうん」

貴道「さっきまでここで立ってたヤツが今来たみたいに言うな!!」

星奈「そうだね。あはっあはは・・・」

つばさ「星奈さん、センス悪い・・・」秋子「つばさちゃん、まさにこれは運命なのよ♪」みらい「・・・・(汗)」

まさにこの状況下では笑って済ますしかなさそうだったので深追いはやめた・・・。
再び列車に乗り、東京に戻るみらいちゃんを送るため、名古屋に向かった。

つばさ「みらいさん、これからまたお仕事ですか?」

みらい「えぇ、こういう息抜きも仕事もどちらも大切ですから」

秋子「さっすが、みらいちゃん♪アイドルの鏡ですね」

男「ん?みらいちゃん?もしかして飯山みらいちゃん?」

みらい「!!」

男「やっぱり、そうなんだ。ちょっとお話でもしましょうよ?ねぇ?」

貴道「・・逃げよう!!」

すかさず、みんなで階段を駆けあがり一目散に走った。人の合間をぬって奥へと。
なんとか振り切れたらしく、みんなでホームへ見送りに行った。

みらい「それでは、みなさん。お元気で。今度会えるのを楽しみにしてますね。」

星奈「みらいちゃんも仕事がんばってね」

つばさ「みらいさん、またね♪さようならー」

みらい「秋子さん。私や星奈さん、そして緑さんのお誕生会
を開いてくれて、とっても嬉しかったです。本当にありがとう
ございました。

星奈「みんなと久しぶりに会えて楽しかったね。秋子ちゃん、私からもありがとう」

秋子「ホントですか?ありがとうございます♪喜んでもらえて」

みらい「それでは、さようなら」みらいちゃんが言ったと同じ時にドアが閉まりゆっくりと新幹線は動き出していった。

みらいちゃんを見送り秋子ちゃんがコンビニに寄りたいとのことでコンビニへ向かう。
秋子ちゃんだけが中に入り、私らは外で待っていた。

つばさ「ねぇ?ねぇ?また誕生会ってやるのかな?」

貴道「やっぱ、やるんじゃないかな?次って誰になるんだ?」

星奈「えっと・・・緑が10/30だから・・・」

つばさ「あれ??秋子さんとけさみさんじゃないの?11月生まれって」

星奈「・・・ってコトは・・・(汗)」

しばらく3人で難しい顔をしながら考え合う。そんな間に秋子ちゃんが戻ってきた。

秋子「あれ?みなさんどうしちゃたんです?なにか思い詰めてるみたいですよぉ?」

星奈「あ、秋子ちゃん?いや、なんでもないよ。さて私ももう帰るね。それじゃぁ」

秋子「じゃぁ、私もこれで」つばさ「バイバーイ、お兄ちゃん♪」貴道「3人とも気をつけて帰るんだぞ」

3人を見送り、私も帰路につく。 結局、大いなる謎を残しながら2日間が終わっていった。


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