駅長初めての夜行バス移動!海岸線をごーれつごー。三陸鉄道編


(この旅行記は多くの方々の協力があって、ミッション遂行できた旅行記です。本当に感謝してます。この場を借り手お礼を申し上げます)

2009年4月27日。念願の鉄道むすめコミックスが発売されました。去年の10月にDSゲームが発売された同時期から
電撃大王にて連載が始まった鉄道むすめのコミカライズです。
しかも描いてる作家さんがあの蒼樹うめセンセの愛弟子であり、アシであり、戦友であるMATSUDA98センセです。
「ひだまりスケッチ」が大好きな駅長が蒼樹うめセンセの戦友のMATSUDA98さんを知らないわけも無く(爆笑)
コミックスの発売を心底心待ちをしてました。



「ついにコミックスも発売されたなぁ。ん?スタンプキャンペーン?」


”この本は、スタンプが押されて、始めて完全版になります”

そう言われたなら「よし。なら完全版にしてみようじゃないの。」って事で、スタンプ設置期間が8月31日まで。約4ヶ月の間に3箇所を巡る事に。

5月は結局動けずで、6月にやっとプランを作成。7月から決行と相成り、やっぱこの3箇所を効率よく廻るのはけっこうタイヘンだなぁと痛感しました(^^;;
「まずは一番のネックである三陸をまずは攻略。銚子と広島は18きっぷで攻略」というプランを立てて、いろいろ試行錯誤の結果、

三陸は7月初旬、広島は7月末、銚子は夏コミへ行った時に寄ってこれでフルコンプできるな。と、まずは三陸をへのプランを組むことに。

まず、三陸の最大のネックはその距離と本数の少なさである(汗)八戸線の接続を誤るだけで一日が棒に振れるくらいの接続の悪さです(苦笑)
どう行くなら三陸鉄道を全線完乗したいのでスタンプが置いてあるのは北リアス線久慈駅なので真っ先に久慈駅を目指す事に。

では今回の最高最大のミッション。
「鉄道むすめスタンプ フルコンプリート」
の旅が始まるのでした。まずは三陸の旅からー。


7月3日。20:50。名古屋・名鉄バスセンター。
以前、中部空港が出来る前は旅行記の冒頭はよくこのバスセンターから始まってました。
しかし!今の時間は21時前。今から空港へ向かっても飛行機なんか飛んでません。なんでここから始まりかと言うと。
実は今回の旅は夜行バスからスタートなんです。これには訳があって、では時間を1ヶ月ほど前に戻って話をすると、

5月末。
「む〜・・・。今の行程で行くとどうしても八戸線の接続が短すぎてスタンプを押してたら間違いなく1本は乗り過ごすことになるなぁ。
でも北リアス線での撮影をしたいしなぁ。堀内駅とかも寄りたいし。」

と時刻表とにらめっこしながら効率よい廻り方を探してて、始発の新幹線でも飛行機でも八戸駅まではすぐにいけるんだけど
その先の久慈へ向かう八戸線の接続がどうしてもうまくいかずにいろいろ悩んでたら、
「あ、そうだ。前に名古屋から仙台まで夜行バスで行った友達いたやん。ちょっと聞いてみよ。」
って事で夜行バスで行けば朝7時ちょいすぎに仙台駅に着け、はやて1号に乗り継げ、うまい具合に八戸線 久慈行きに乗り継げるのが判って、
出来上がった今回の三陸3日間の移動プランが、

夜行バスで名古屋(21:30発)から仙台(翌7:15着)。仙台から新幹線 はやて1号(8:37発)に乗換えて八戸(10:03着)。
八戸線に乗換えて10:16発の久慈行きに乗って久慈に12:04着。次は13:04発宮古行き。これで存分にスタンプも押せる時間も取れます。

こんな訳で今回は仙台行き宮城交通バスで移動開始なのですー。上に載ってるのが今回利用した宮城交通バス(新型エアロクイーン)です。
駅長、初の夜行バスです(笑)約10時間缶詰になりますが時間的には殆ど寝てるだけですよね。定刻通りにバスセンターを出発。
オアシス21を経由して22時にはすぐに消灯(汗)3列独立シートなのと、自分の席がちょうどトイレスペースの前だったおかげで
リクライニングも深く倒すことが出来、そこまで疲れも無く仙台目指してバスは走っていくのでした。


7月4日。朝7時30分。仙台駅。
バスもほぼ定刻通り。渋滞もなく、大幅に遅れる事も無く無事に仙台駅に到着しましたー。
ここから新幹線に乗換えですー。しかし。乗ろうと思ってたはやてがすでに満席だったせいで盛岡から立席乗車券を使って八戸駅を目指す事に。
盛岡からはやて1号に乗り継ぎ、予定通りに10:03八戸駅に到着。すこし小雨がぱらつくけどね(汗)



12:04。久慈に定刻通りに到着。
さっそく三陸鉄道 久慈駅へ向かいます。JRと駅舎が別なので(といっても隣なんだけど)そっちに移動です。



まずはスタンプを押すために窓口へ。
駅の入り口にもこのようにポスターが張ってあります。窓口にはMATSUDA98センセ直筆のありすちゃん色紙が飾ってあります。
前にブログにも紹介されてて、ぜひに実物を見たかったんで眼福ですw
窓口の脇にスタンプ発見!(笑)すぐにでもコミックスに押したいけどでもその前に。
実はこのときにJR東日本のびゅうプラザにて配布されていた「いわて平泉ガイドブック」を持っていくと三鉄非売品限定グッズを先着20名で配布とのことで。
「ん〜。7月1日から開始かぁ。・・・って今回は夜行バスで行くしどう考えてももらいにいけないじゃん!!」って事で無理を承知で東京のT氏に頼んで
パンフレットを送ってもらい、無事に非売品の久慈ありすちゃんマウスパッドを貰う事ができました。・・・先着20名だけど12、3人目だったらしい・・・。

改めて、ありすちゃんスタンプをコミックスに捺印。まずはいっこめ。久慈駅の久慈ありすちゃんをコンプリート(笑)



では今度こそ三陸鉄道北リアス線に乗車。久慈駅13:04発。久慈ありすちゃんのキャラソン・しおさいシュンフォニアにあわせて列車は走り出します(笑)

____「しおさいシュンフォニア」
「鉄道むすめ」キャラクターソング Vol.2 久慈ありす
( 作詞・作曲 ゆうまお  唄 久慈ありす(藤村 歩) )

キュッと整えた制服〜♪身〜だしなみの確認〜♪ド〜キドキほら静まれば〜♪出発します Let’sGo Let’sGo Let’sGo Now!
海の〜パノラマ〜♪ま〜ぶしすぎて〜♪綺麗ね〜♪
会いたいときには乗ってね♪私の列車に乗ってね♪こ・い・を・ 運んだLoveTrain♪
太陽きらめき真っ青♪他にはなんにもいらない♪そ・れ・は・ あなたと一緒だから♪耳に残るしおさい♪ささ〜やく声は♪DaDaDa・だいすき♪ Fu!

久慈駅を出発してまずは堀内駅へ。
ここは4月から販売されてる三陸鉄道のポスターでありすちゃんがホームにたってるシーンがあり、その駅がこの堀内駅。
そして海を間近に望むことのできる駅でもあります。なのでここでちょっと途中下車。海沿いバックに走る車輌の写真を撮りに行きます。
堀内駅。13:31着。ここで宮古方面からやってくる14:15の列車を撮影して14:40の列車に乗り込んで宮古へ向かいます。
この駅は三鉄の有名な撮影地である大沢橋梁の最寄り駅なんですが天気がイマイチなのと駅から割と歩くので(汗)
事前に調べた駅から少しはなれたトコから「海を望めるトコで久慈行きの先頭方向メイン写真を」って事で奥に見える双子岩と一緒に撮影しようと撮ったのが
以前にTOP絵にも使ってた下のこれ。



思った以上に雑草が多く(汗)大沢橋梁にしとけばよかったかとも思うが大沢橋梁はどうやら霧っぽいらしくあまり綺麗に撮影にならないとのこと(汗)
(それ以前に大沢橋梁では宮古行き先頭方向向きの撮影がベストポジションなので久慈行きでは後追いになるので撮影にならないの(苦笑))
ちょうど7月初旬頃から「さんりくトレイン北山崎号」という臨時列車が走ってるのでこれも沿線で撮影。
14:40発の列車で鳥越駅へ。ここで列車を一本見送り。久慈から折り返してくる「さんりくトレイン北山崎号」で一気に宮古へ向かいます。



鳥越駅15:59発「さんりくトレイン北山崎号」に乗車。宮古駅16:44着。
今日は宮古駅で一泊。明日は南リアス線へ出向きます。続く!!


「本日のデカルチャー」

夏季限定なのか団体列車を牽いてたからかは不明だけど車内販売がありました(笑)ちゃんと、さんてつくんグッズ買いましたよ?

久慈駅の「うに弁当」は残念ながら売り切れ・・・。でも宮古で食べたうに丼が激旨でした。(時価故に3500円だったけど(滝汗))

宮古駅にも同じようにMATSUDA98センセの色紙が飾られてるんですが事務室の神棚んトコなので撮影できず・・・。まぁ見れただけ良しですよ。


7月4日。6:15。宮古駅。
今日も今日とて大移動です。まずは山田線の完乗完遂(以前に盛岡-茂市間は乗車済です)のために宮古から茂市を往復して釜石へ。
釜石から釜石線の遠野まで乗車。遠野で七福神巡り。釜石に戻って三陸鉄道南リアス線に乗車。大船渡線を経由して仙台空港。って具合に
海沿いを大きく迂回して仙台空港から飛行機で名古屋へ戻るルートです。



宮古駅発6:35。茂市着6:56。折り返し茂市発7:06。宮古着7:29。花巻行きに乗換えて宮古発7:35。釜石着9:03。遠野駅着10:12。



遠野駅に到着。まずは近くの観光協会で河童がらみの冊子をいっぱい貰って来ます(笑)遠野は河童伝説もあるので有名ですね。
なので駅前も河童がいたり、「河童のクー」のモデルとなったとかならんで駅前にはPOPが並んでます(笑)
で、今回は駅から歩いて20分ほどにある南部神社へ。ここは今年5月に東北岩手七福神が一挙に集められ、ぴかぴかの御神体を見ることができます。
南部神社の御朱印を頂き、「遠野南部七福神」と改められた はっぴぃセブンの面々に願掛けを行います(笑)

七福神の神様たちを崇拝したあとはまた遠野駅に戻って釜石駅へ戻り、三陸鉄道南リアス線に乗車します。
釜石13:45発。盛行き南リアス線はレトロ調気動車の「さんりくしおさい号」で運転されます。



今年で三陸鉄道は開業25周年を向かえ、各列車ではこのようにHMが付けられてます。
では長らくのおまたせをしました。ここで駅長のお馴染みの薀蓄の始まりです(笑)
三陸鉄道は25年前、国鉄の未成線でもあった久慈線、宮古線、盛線を引き継ぐカタチで日本で最初の第三セクター鉄道として開業しました。
三鉄はこの後の国鉄のJR転換の際に赤字路線を引き継ぐカタチで第3セクター化されたパターンではなく、
愛知環状鉄道、伊原鉄道や智頭急行、秋田内陸縦貫鉄道と同じで建設途中路線もを引継ぎ、全線を開業させました。
しかも開業が1984年。国鉄のJR転換が86年なのですよ。
「国鉄時代に第3セクター化」「国鉄とはまったく異なるオリジナル車輌導入」「車内に自動販売機の設置」「ワンマン運転などの合理化」
まさにすべてが初めてづくしで誕生したこの三陸鉄道。
赤字に苦しみながらも沿線の足として健気に頑張る三鉄ですが全線開業させて南北の大事な幹線としての役目を果たしてます。
かつては話題づくりの一環として89年に行われた横浜博覧会で臨港線を利用した会場輸送で活躍した気動車を買い入れたりと、精力的に
輸送改善などを行ってます。ちなみに今、その車輌は遠いタイ国鉄で第3の活躍をしてます。それと駅長は横浜博覧会でその車輌に乗ったこともあります(笑)
この、さんりくしおさい号も団体用として製造され、内装もこのようなシャンデリアが付いてたり、テーブル付の座席となってます(笑)



北リアス線はトンネルは多いけど海沿いを走ったりと沿線に見所は多いのですが、南リアス線の殆どはトンネルです(^^;;)
しかも南リアス線は北リアス線の半分ほどの距離なので1時間もしないうちに盛駅へ到着。
盛駅14:35着。ここから大船渡線に乗換えて一気に一ノ関駅へ出て新幹線で仙台。仙台空港から中部空港へ帰るのでした。
本当に移動ばかりの旅になってしまったけど次の広島電鉄編も銚子電鉄編も似たようなモンになるかも(苦笑)
では次は7月25日の広島電鉄編へと繋がりますー。続く!!


「本日のデカルチャー」

遠野南部七福神の奉られる南部神社の神主さん。自分が「名古屋から来ました」と言うと他のトコならびっくりされるんですが、ここは違いました。
なんと、神主さんの娘さんが名古屋に嫁いでるためにけっこう名古屋へ行くそうです。こっちが驚かされました(笑)

あと東北岩手を走る三陸鉄道には実はラッセルなどの除雪車輌がありません。聞いた話だと沿岸で雪が少ないのと常に潮風が吹くので
殆ど必要ないそうです。山田線や岩泉線にはちゃんとあるのにこれも土地柄特有のものみたいですね。



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